春の風物詩・八幡平アスピーテライン「雪の回廊」は全長27km!

春の風物詩・八幡平アスピーテライン「雪の回廊」は全長27km!

更新日:2020/04/01 17:24

咲田 みつるのプロフィール写真 咲田 みつる 千葉県1周ランナー、鈍足のトレイルランナー
東北が遅い春を迎え、平地でソメイヨシノが見頃を迎えるころ、標高1000〜2000m級の峰々が連なる十和田八幡平国立公園はまだ深い雪の中です。そんな中、例年4月15日には秋田と岩手をつなぐ八幡平アスピーテラインが、満を持して開通!冬季通行止めだった道が除雪後に見せる見事な雪の壁は、全長27kmに及び、春の風物詩になっています。八幡平頂上付近の見返り峠は特に眺望に優れ、眼下に広がる雪景色は絶景です!

見返り峠からの見晴が最高!

見返り峠からの見晴が最高!

写真:咲田 みつる

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雪の回廊について語る前に、まずはドライブルートのロケーションをご紹介します!東北地方を背骨の様に貫く奥羽山脈。その尾根は秋田と岩手の県境にもなっています。2県をつなぐ八幡平アスピーテラインは、十和田八幡平国立公園を横切りながら、全長27kmに渡って続く、東北屈指のドライブルートです。

雪の回廊の一番の見どころは、やはり最も雪深いところ。すなわち最も標高の高い、見返り峠(八幡平山頂レストハウス)付近です。

見返り峠からの見晴が最高!

写真:咲田 みつる

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八幡平山頂レストハウスからの眺めは、岩手側に開けており、岩手山などを望む絶景中の絶景です!車中からも眺めることはできますが、レストハウスには駐車場(有料)が併設されていますので、是非安全なところに停めて、ゆっくりと眺望を楽しんでください。

八幡平の雪の回廊は最大で8m!

八幡平の雪の回廊は最大で8m!

写真:咲田 みつる

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最も雪深いのは、八幡平山頂部(1613m)に近い見返り峠(八幡平山頂レストハウス)付近。雪の壁の高さは、最も高いところで8mにも及びます(気象条件による)。雪の断面も滑らかにならされており、まるでバームクーヘンの断面のよう。

八幡平の雪の回廊は最大で8m!

写真:咲田 みつる

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例年、雪の壁の見頃は5月中旬頃までです(気象条件による)。GW連休中の賑わいは相当なもので、レストハウス付近には多くの観光客が訪れます。

霧氷も美しい

霧氷も美しい

写真:咲田 みつる

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八幡平と言えば、厳冬期のアオモリトドマツの樹氷(アイスモンスター)が有名です。この時期はもうアイスモンスターは見られませんが、気温によっては白い花が咲いたような美しい霧氷を楽しむことができます。

一方で、4〜5月とは言え、山頂部はまだ雪深い状態。防寒具はもちろんですが、スキー場同様に雪の照り返しが強いので、サングラスは必携です。

開通後も夜間の通行止めに注意

開通後も夜間の通行止めに注意

写真:咲田 みつる

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4月15日の開通後も、しばらくは夜間通行止め(17:00〜翌8:30)は継続されています。また、道路状況によっては、日中も通行止めになる場合がありますので、訪問前に必ずビジターセンターや観光協会が発信する道路情報を確認しておきましょう。

また見返り峠から続くもう一つのドライブルート「八幡平樹海ライン」は、例年数日遅れの開通予定です。

<2020年の開通予定>
八幡平アスピーテライン:2020年4月15日(水)10:00〜
八幡平樹海ライン:2020年4月24日(金)10:00〜

開通後も夜間の通行止めに注意

写真:咲田 みつる

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八幡平アスピーテラインには、岩手県側・秋田県側ともにゲートが設けられています(上部画像は秋田県側のふけの湯ゲート)。それぞれ開通前は、車が列をなして待機するという光景が見られます。休日ともなると、開通直後は渋滞し、観光バスとともに、ゆっくり登っていくことになります。時間に余裕をもって訪問しましょう。

八幡平アスピーテラインの基本情報

山頂までのアクセス:松尾八幡平ICから車で40分
道路情報:御在所緑ヶ丘ゲート-見返り峠-ふけの湯ゲート、4月15日開通(〜11月初旬)
ただし、夜間(17:00〜翌8:30)通行止め期間あり
電話番号:0195-78-3500(一社 八幡平市観光協会)

2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/28 訪問

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