秋田県の角館(かくのだて)町は、弘前公園(青森県)や北上展勝地(岩手県)とともに、東北を代表する桜の名所です。アクセスも良く、JR角館駅には、新幹線も停車します。お花見スポットのメインとなる武家屋敷通りまでは、駅から徒歩約15分、後述する桧木内川堤(ひのきないがわづつみ)までは約20分です。
武家屋敷通りは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。約400年の歴史があり、町割りは当時とほとんど変わっていないと考えられています。現在でも、住居として使われているお屋敷、文化施設として一般公開されているお屋敷もあります。
提供元:(一社)田沢湖・角館観光協会
https://tazawako-kakunodate.com/角館のシダレザクラは、樹高10mを超えるものも多く、最も高いもので15mほどあります。その枝ぶりは、まるで降りかかるシャワーのよう。開花時には、空を淡いピンク色に染めます。
桜(シダレザクラ)の苗木は、公家の女性がお輿入れの際に持ち込んだもので、300年余の歴史があると考えられています。現在では町全体で約400本となり、国の天然記念物に指定されています。例年の見頃は4月下旬〜5月上旬です。
<武家屋敷通りの基本情報>
住所:秋田県仙北市角館町
アクセス:JR角館駅より徒歩約15分
問い合わせ:0187-54-2700(仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」)
提供元:(一社)田沢湖・角館観光協会
https://tazawako-kakunodate.com/武家屋敷通りから徒歩圏内(約5分)にある桧木内川堤には、ソメイヨシノの桜並木が続きます。昭和9年に現在の上皇陛下のご誕生を記念して植樹された並木で、国指定名勝です。約2kmに渡って、約400本の桜のトンネルが続きます。例年の見頃は4月下旬〜5月上旬です。
<桧木内川堤の基本情報>
住所:秋田県仙北市角館町
アクセス:JR角館駅より徒歩約20分
問い合わせ:0187-54-2700(仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」)
写真:咲田 みつる
地図を見るお花見は、できれば満開が見たいですよね。シダレザクラと比べると、ソメイヨシノの花のピークは数日後です。両方の開花時期のいいとこどりするためにおすすめは、ソメイヨシノのピークに合わせて訪れ、ライトアップを見ることです。
写真:咲田 みつる
地図を見る例年ソメイヨシノがピークを迎える頃、シダレザクラは幾分か退色し、すでに少し青い葉が出ています。上部画像を例にとって説明しますと、奥の方のシダレザクラはまだ見頃ですが、手前の木は退色が激しいです。
写真:咲田 みつる
地図を見るしかし、ライトアップで見事にその美しさが蘇ります。青い葉も、まるでライトアップの演出の一部のように、桜並木がカラフルにドレスアップします。
写真:咲田 みつる
地図を見る桧木内川堤の並木を眺めるためには、川に架かる橋から眺めるのがおすすめです。もちろん、桜並木がトンネルのようになっていますので、中を歩くもよし。足元も照らされています。
写真:咲田 みつる
地図を見る武家屋敷通りは、圧巻の高さを誇るシダレザクラを見上げながら散策するのがおすすめです。昼間の賑わいとは少し違い、閑静な夜桜を楽しむことができます。
ライトアップのカラーバリエーションを求めるなら、伝承館の周辺がおすすめです。武家屋敷通りの中でも、伝承館の周辺は、比較的樹高の低めの桜が多いです。そのため、ライトアップの光がダイレクトに届き、夜桜の表情が多彩に感じられます。
<角館桜まつり・ライトアップの基本情報>
期間:2020年4月20日〜5月5日
武家屋敷通り 17:30〜22:30
桧木内川堤 17:30〜0:00
桜の見頃が確定してから宿泊予約をしようとすると、町内の宿泊施設はすでに予約で満室となっていることが予想されます。しかし周辺の市であればまだ宿に余裕がありますので、是非宿泊して昼と夜、両方の桜を楽しみましょう。
また周辺観光として、田沢湖方面に足を延ばせば、水芭蕉(刺巻湿原ミズバショウ群生地)やカタクリ(かたくり群生の郷)も例年、見頃を迎えています。是非、旅程に余裕を持たせ、花めぐりをお楽しみください。
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/7更新)
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