台湾の人々にとっても旧正月の楽しみの一つの台湾ランタンフェスティバル。2001年から各都市が交代で担当し、一年に一度行われています。
2021年は、台湾北西部に位置する都市「新竹市」で2月26日〜3月7日まで開催されます。初の会場となる新竹市でも二つのメインランタンエリアと六大ランタンエリアが設置され、その範囲は台湾鉄道新竹駅、護城河、新竹グリーントレイルをはじめ、東大道、新竹公園などにまで及び、広大な範囲です。ランタンフェスティバルの入場は無料なので、行かれる方は、ゆっくり時間をとって、じっくり鑑賞してくださいね!
2020年、台中で行われたランタンフェスティバルは、メイン会場の「后里花博会場(約35ヘクタール)」、サブ会場の「文心森林公園(約8.8ヘクタール)」と広大な会場で行われました。写真はメイン会場の美しいゲートです。
自然の中に置かれた動物たちのランタンを見ていると、絵本の世界に入り込んだかのようで、本当にそこにいるかのような不思議な錯覚に陥ります。自然の中を歩きながら、一つ一つじっくり鑑賞してください!
写真は2020年のメインランタン。「森生守護-光の樹」という名前で、大きな木に台湾固有種のミミジロチメドリが止まっているランタンです。この木の幹やつぼみ、葉などの数にも意味があり、台湾が豊かになるようになどという意味が込められています。メインランタンは、毎年必ず設置されます。定時に音楽が流れ、色が変わる点灯ショーなどもあるので、ぜひ見てくださいね!
また、毎年メインランタンと共に置かれるサブランタンも見逃せません。2020年のサブランタンの一つは「爵士好鼠喜迎親(ジャズ音楽とともに親族を迎えるネズミたち」。子年にちなみ、ネズミの嫁入りを結婚パーティ風にアレンジして、音楽が鳴り響くという、現代的なデザインがかわいいランタンです。
もう一つのサブランタン「百鳥和鳴慶吉祥」は、鮮やかな色でひときわ目を引く「ミカドキジ」のランタン。池の水面に映るように配置されていて、芸術性の高さが感じられます。
2021年のメインランタンは、観光局が錦華公園に設置するランタン「乗風逐光」と新竹市が史跡「東門城」のロータリーを屋外円形劇場として設置するランタンの二つ。写真は観光局のランタンの模型です。
風の強い町として知られ「風城」とも言われる新竹。伝統工芸として名高い新竹の竹108本を機械装置と組み合わせ、風の流れを表現するランタンです。
「乗風逐光(風に乗り、光を追う)」という名前からも分かるように「風」と「光」がテーマです。
また、新竹にはハイテク産業発展の基地として有名な「新竹サイエンスパーク」があることからも、ハイテクノロジーの未来感あふれる新竹市のメインランタン「未来風Hsinchu Style」も登場する予定です。
国際友好ランタンエリアでは、日本の友好都市を紹介したランタンもあります。日本各地の名所や名物などがランタンで紹介されていて、見ていてとても楽しいエリアです。
毎年設置される「ランタンコンテストエリア」は、親子の部、中学の部などに分けて展示されているランタンです。中学、高校の部は、とても学生が作ったとは思えない精巧な作りなのでチェックしてみてください。
このほか、毎年干支にちなんだランタンは、必ず置かれるので必見です!写真は2020年の子年にちなんだネズミのランタン。一番上にはタピオカミルクティー、ネズミが持っているのは台湾フライドチキンなど、台湾グルメとネズミのかわいいランタンです。
ランタンを鑑賞するだけでなく、定時に行われるステージパフォーマンスや屋台でのグルメなども楽しんでください!
屋台が出ているエリアは時間によっては混雑することがあります。席もあまりないので、持ち歩きできるものを購入するのがおススメ。食べ物を入れる小さな保冷バッグやドリンクを入れる布のドリンクホルダーなどがあると、持ち運びに便利です。
台湾旧正月の一大イベント「台湾ランタンフェスティバル」。2021年は新竹でランタンフェスティバル。史跡も会場となっているので、時間をとってゆっくりまわってみてくださいね。
会場までは主要な駅からシャトルバスが出ていますが、時間によってはかなり並ばなければならないことがあるので、シャトルバスを利用する場合は、時間に余裕を持って出かけましょう。
開催期間:2021年2月26日〜2021年3月7日
開催場所:新竹市内(台湾鉄道新竹駅、護城河、新竹グリーントレイル、東大道、隆恩シュウ(土へんに川)、新竹公園等)
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/12更新)
- 広告 -