「あらし、どいなかのはげでごめん」四国珍地名をめぐる旅

「あらし、どいなかのはげでごめん」四国珍地名をめぐる旅

更新日:2020/02/26 21:23

風祭 哲哉のプロフィール写真 風祭 哲哉 B級スポットライター、物語ツーリズムライター、青春18きっぷ伝道師
「嵐」、「土居仲」の「半家」で「後免」。
こう書いてもよくわからないでしょうが、これを平仮名書きにすると「あらし、どいなかのはげでごめん」。四国にあるいわゆる「珍地名」をつなげるとこんな文章ができあがってしまうのです。

四国、特に愛媛県と高知県の県境周辺には、なぜかこうした珍地名が多いのです。そこで今回はそんな珍地名をめぐりながら、周辺の観光スポットも楽しめるコースをご案内します。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されましたが、2020年6月18日(予定)までは一部都道県との間の移動の自粛が求められています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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まずは聖地「嵐」

まずは聖地「嵐」

写真:風祭 哲哉

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まずはバス停「嵐」。
けっして珍地名ではありませんが、このバス停を目当てに、はるばる遠くから聖地巡礼に訪れるファンがいる理由は、もう説明の必要ありませんよね。

「嵐」のバス停があるのは、愛媛県宇和島市津島町「嵐」地区。そのため「嵐」の名前はバス停だけでなく、郵便局やコンビニ、町の住所掲示板などで見られ、それを探してくまなくカメラに収めるファンもいるそうです。

ちなみに写真は「嵐のマツ」としてファンの間で有名な松の木です。

まずは聖地「嵐」

写真:風祭 哲哉

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「嵐」のバス停は高知県と愛媛県を結ぶ国道56号沿い、宇和島バスセンターからバスで40分ほどの場所にあります。

宇和海の小さな湾に面した人口200人ほどの美しい集落ですが、アイドルグループ「嵐」の活動休止のニュースのあとは、この小さな集落を訪れるファンの数も増えてきたようです。

まずは聖地「嵐」

写真:風祭 哲哉

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この嵐地区の中でも特に人気なのが「嵐」郵便局。
嵐郵便局で販売しているポストカードを購入して、友達や自分にメッセージを送ることを「嵐からの手紙」と言い、ファンの多くがここを訪れています。

また、嵐のバス停がある宇和島バスでは、かつて管内のユニークなバス停をストラップにして販売し、この「嵐」のストラップもあったのですが、2020年2月現在すでに完売し、追加の発売予定はないということで、幻の記念グッズとなってしまいました。

「土居仲」は本当にド田舎なのか?

「土居仲」は本当にド田舎なのか?

写真:風祭 哲哉

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愛媛が誇る珍地名の2つ目は「ド田舎」、もとい「土居仲」。
住所は「愛媛県宇和島市三間町土居中」。宇和島市内と松野町を結ぶ宇和島バス路線にバス停がありますが、JR予土線の務田(むでん)駅からも徒歩20分程度で来ることができます。

「土居仲」は本当にド田舎なのか?

写真:風祭 哲哉

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こちらがバス停のある土居仲の集落の中心部。信号機も人の姿もなく、確かにかなりローカルな感じではありますが、今や日本のどこにでもある風景で「ド田舎」とは言い過ぎですよね。

「土居仲」は本当にド田舎なのか?

写真:風祭 哲哉

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もちろん地名の由来はド田舎ではありません。かつてこの地を治めていた戦国武将・土居清良(きよよし/せいりょう)に由来しているのです。

清良は知将であるとともに、農業に力を入れ、地域の発展に尽くした武将だったともいわれています。土居仲バス停の近くには今も「清良神社」があり、この地の人々は今も清良を尊崇しています。

JR予土線の名物珍名駅「半家(はげ)」

JR予土線の名物珍名駅「半家(はげ)」

写真:風祭 哲哉

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愛媛県の宇和島駅と高知県の窪川駅を結ぶJR予土線。
四万十川の清流に沿って走る車窓が美しいことで有名なローカル線ですが、その名物珍名駅となっているのが「はげ(半家)」。

北海道のJR留萌線にかつて「増毛(ましけ)駅」があったころは、悩める男性は「半家発増毛行き」の修行をすることができましたが、残念ながら増毛駅が廃止されてしまったため、現在は「はげ」だけが残る虚しい状況が続いています。

JR予土線の名物珍名駅「半家(はげ)」

写真:風祭 哲哉

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半家駅があるのは「高知県四万十市西土佐半家」。こちらも住所そのものが「半家」なんですね。
JR予土線の宇和島と窪川の中間あたりにある、単線ホームが1本あるだけの静かな無人駅ですが、近くには最後の清流と呼ばれる四万十川が流れる風光明媚な場所でもあります。

JR予土線の名物珍名駅「半家(はげ)」

写真:風祭 哲哉

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半家駅から20分ほど歩くと、四万十川にかかる沈下橋のひとつ、中半家沈下橋へと行くことができます。

駅を出て国道沿いをしばらく歩くと「半家大橋」が分岐しますが、この橋の上からぜひ沈下橋を眺めてみてください。奥土佐の山々に源を発し、まだ幾分勢いのある四万十の流れに耐える、のっぺりとした無骨な橋の姿は、きっと心にしみるはずです。

もちろん橋の袂まで降りていくこともできます。ぜひ四万十の風を頬で感じながら、子どもたちがここから川に飛び込んだり、虫取り網を振りまわしたりしている姿を想像してみてください。

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いろいろ言って「ごめん」

いろいろ言って「ごめん」

写真:風祭 哲哉

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「ド田舎」だの「はげ」だの言って「ごめん」と謝るのは、JR土讃線の「後免駅」。
ここは高知市から10キロほどの南国市にありますが、合併前の町名は「後免」だったところ。とさでん交通の路面電車や土佐くろしお鉄道の「ごめん・なはり線」には「後免町(ごめんまち)」駅もあります。

いろいろ言って「ごめん」

写真:風祭 哲哉

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後免駅は土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線の起点駅でもあります。
沿線は太平洋の雄大な車窓が楽しめるほか、安芸の古い町並みや終点の奈半利から行ける「モネの庭 マルモッタン」など観光スポットも豊富ですので足をのばしてみるのもいいかもしれません。

ちなみにここにも途中に「和食(わじき)駅」というユニークな駅名がありますので、それもお忘れなく。

四国西部は公共交通機関で行ける珍地名の宝庫

ご覧のように愛媛・高知の西部にはちょっと珍しい地名がたくさんありますが、なによりそれが駅名やバス停そのものなので、すべて公共交通機関で行けるというところがポイントです。

ぜひ一度、そんな珍名をめぐるユルめの旅をしてみるのはいかがですか?普通は絶対行かないようなところだからこその、新しい発見があるかもしれませんよ。

2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/18−2018/12/30 訪問

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