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写真:安藤 美紀
地図を見る海外の大使館が密集し、都内屈指のグルメタウンとして名を馳せる、麻布十番。華やかなイメージのこの町ですが、実は再開発が進みマンションが林立しています。
そんな麻布十番の一角で、圧倒的オーラを放つのが「東京さぬき倶楽部」。ツタが絡む門は、時を重ねた重厚感がたっぷり。異世界オーラ全開です。
もともとここは、香川県が所有する東京事務所及び宿泊所として建てられました。1972年には、建築家・大江宏さんの手によってデザインされ、誰でも利用できる宿泊施設としてオープン。今でも半世紀以上前の建築や家具はそのまま残され、これぞ昭和のモダン建築!という空間が味わえます。
写真:安藤 美紀
地図を見る門をくぐると、左手に白い蔵が佇んでいます。この建物は、白金にあった真珠王こと、MIKIMOTO(ミキモト)の創業者・御木本幸吉さんが使っていた蔵を移築したもの。現在は、倉庫代わりに使われています。
背後に見える近代的な「タワーマンション」と古い「蔵」の対比が、斬新ですよね!
写真:安藤 美紀
地図を見る蔵を眺めるときは、窓の格子にも注目してみましょう。丸い模様が連なり、エモかわいい隠し味に!レトロ建築ファンのハートに刺さります。
写真:安藤 美紀
地図を見る「東京さぬき倶楽部」の運営は民間企業が行っていますが、所有権は今でも香川県。そのため、館内には香川の要素が散りばめられています。
ユニークな仕掛けの一つが、フロントカウンターに置かれた、香川県高松市産の庵治石(あじいし)。この石には「サヌカイト」という金属片が入っていて、ベル代わりに鳴らすと、金管楽器のような高音が響きます。
写真:安藤 美紀
地図を見るラウンジは「香川らしさ」をセンスよく詰め込んだ、唯一無二の空間です。
壁面の陶板タイルは、大江宏さんが瀬戸内海をイメージして作ったオリジナル。光に反射すると、ディープブルーのタイルが色っぽく艶めき、1つ1つ焼きムラの違いで表情が異なります。
ちなみに、奥にあるグランドピアノは、香川県出身の第68・69代 内閣総理大臣、大平正芳さんが寄贈したもの。格式があって、重厚な雰囲気によく合います。
写真:安藤 美紀
地図を見るそして、ラウンジのクッションチェアとテーブルは、すべて香川県に記念館がある家具デザイナー、ジョージ・ナカシマさんの作品です。複製は他でも見られますが、国内で本物のジョージさんの作品に触れられるのは、国立近代美術館とここだけ。
ワンランク上の座り心地は、さすがの一言!名作チェアに座って、のんびり一休み…。贅沢なリラックスタイムだと思いませんか?
写真:安藤 美紀
地図を見る大江宏さんは、建物だけにとどまらず、インテリアから照明の位置まで、完璧に計算しつくされた空間に仕上げました。
特にフロントの吹き抜け空間は、レトロ建築ファン必見のスポット。階段の手すりは、お城のような雰囲気。そして、モダンなデザインの照明はクールでカッコいい!
ただ豪華なだけじゃない、近未来感にワクワク。館内を歩いているだけで、旅気分を高めてくれます。
写真:安藤 美紀
地図を見るホテル2F「レストラン花季月」の装飾も、レトロフューチャー!無数のアクリルパネルが、びっしり天井を覆っています。
宇宙船に乗ったら、こんな感じかも?自分が東京に、いや地球にいることすら忘れ、宇宙へ来たような気持ちになります。
写真:安藤 美紀
地図を見る客室は全80室。女子ひとり旅の方は、7Fの女性専用フロアがオススメです。
洋室の場合、珍しいベッドサイドラジオもあり、エモさ全開!うまくチューニングできれば、短波放送が受信できるかもしれません。古さは否めませんが、アナログ感満載でリラックスできますよ。
ファイナルの特別価格として、素泊まり(お部屋お任せタイプの場合)大人1名3,000円〜(税込)。女性専用ルームでも素泊まりで大人1名4,500円〜(税込)。いずれにしても、気軽に連泊できるリーズナブルな価格です。
写真:安藤 美紀
地図を見る2F〜9Fまでの客室はリーズナブルな分、共同のバス・トイレを使用しますが、地下1Fに大浴場があるので安心です。
1日の終わりに、広〜いお風呂でリラックス。旅の疲れをしっかり癒やせますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見るやっぱり部屋にバス・トイレは必須!という方は、10〜12Fをチョイスしましょう。
最上階12Fの和室(8畳)は、最大4名まで利用可能。旅館を思わせる趣があり、東京のど真ん中にいることを忘れてしまいそうな快適空間です。
写真:安藤 美紀
地図を見る「東京さぬき倶楽部」は、朝食も特別です。朝は、洋食・和食・うどん定食の3種類から選べますが、初めての方はうどん定食がイチオシ!
ゲストに本場の味を楽しんでもらいたいという思いで、香川県の麺工場から、毎日、さぬきうどんの麺と出汁を直送しているとか。
カツオとイリコが香る上品な出汁、モッチモチの麺、どれをとっても満足度の高さはトップクラス!
写真:安藤 美紀
地図を見る朝ごはんでお腹がいっぱいになったら、テラスへ出てみましょう。椅子に座ってリラックスすれば、周囲の草花から季節の移ろいを感じます。
花の美しさに見惚れたり、風が運んできた自然の匂いに心を動かされたり。小さな発見が嬉しくなるような「プチハッピー」を感じられますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見るテラスの先には、戸建ての別館(飲食店・宴会場)が2つあり、庭続きで行き来できます。
お庭の一部に作られた竹林は、柔らかな緑に包まれたおすすめの癒やしスポット。コンクリートジャングル東京にも、こんなに美しい場所があったのか…と思わずはっとします。
「東京さぬき倶楽部」は、いろんな表情を持つホテル。角を曲がるたびに驚きと発見があるはずです。
行ってみたいけど、泊まるのまでは難しい…という方は、1Fのラウンジや2Fのレストランを利用するのもオススメ。特にラウンジは、写真家や映像クリエイター、陶芸家など多くの芸術家を支え、創造力の源となる場所として愛されてきました。たとえ建物はなくなってしまっても、この建物だけが持っていた独特の美意識や感性、心地よい時間は、きっとあなたの中で生き続けていくことでしょう!
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2022/6/25更新)
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