小粒の観光スポットがたくさん!歴史あるドイツ・ハノーファーの旧市街

小粒の観光スポットがたくさん!歴史あるドイツ・ハノーファーの旧市街

更新日:2020/03/07 16:38

アシュ 飯田のプロフィール写真 アシュ 飯田 SFC修行僧、陸マイラー
ドイツ中央部に位置し、国内の交通の要衝となっているハノーファー。残念なことに日本人にとって、ドイツの観光地としての認知度はあまりありません。しかし、木組みの可愛らしい家が連なる旧市街の街並み、オペラ座や市庁舎など、一つ一つに派手さはないものの小粒の美しい観光スポットが豊富です。今回は知られざるハノーファーの魅力をお伝えします。

街のランドマーク「新市庁舎」

街のランドマーク「新市庁舎」

写真:アシュ 飯田

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100年以上の歴史をもつハノーファーの新市庁舎は街のランドマーク的な存在で、宮殿のような見た目もあり、観光客も多く訪れる観光スポットとなっています。毎年春には、新市庁舎前の広場でコンサートが開かれるなど、行政だけでなくイベントでも利用される施設としても知られています。

街のランドマーク「新市庁舎」

写真:アシュ 飯田

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新市庁舎は市民以外の一般の方にも開放されており、誰でも中に入ることができます。日本の庁舎のような雰囲気を想像して中に入ると、想像を全く裏切る様子に驚くかもしれません。

石造りの床や柱や天井、荘厳にも思える階段はまるで博物館か神殿のよう。市庁舎ということを忘れ、細かい装飾などに目を奪われてじっくりと見入ってしまうのではないでしょうか。

街のランドマーク「新市庁舎」

写真:アシュ 飯田

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ホールにはおよそ100年前のハノーファーの街を表したジオラマと、現代の発展したハノーファーのジオラマが展示してあり、どれほど街が発展したのかを時をこえて見ることができます。

また、市庁舎のドーム部分は展望台となっており、エレベーターで昇ることが可能。森と湖、オレンジ色の屋根が連なる街並みなどハノーファーの街を俯瞰して見られるので、ぜひ訪れて見てください。

<新市庁舎の基本情報>
住所:Trammplatz 2, 30159 Hannover
電話番号:+49-511-1680
アクセス:ハノーファー中央駅から徒歩約15分

ノスタルジックな雰囲気溢れる旧市街

ノスタルジックな雰囲気溢れる旧市街

写真:アシュ 飯田

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第二次世界大戦時に大きな被害を受け、当時の街は大部分が破壊されてしまいました。しかし、市民の情熱もあり、残った建物や資材を移築するなどして、今日の旧市街の美しい街が再建されました。

中でもレンガ造りのマルクト教会は、ハノーファー最古の教会でとても歴史あるもの。今でも街の中心部でどっしりとその存在感を示しています。

<マルクト教会の基本情報>
住所:Hanns-Lilje-Platz 2, 30159 Hannover
電話番号:+49-511-364370
アクセス:ハノーファー中央駅から徒歩約5分

ノスタルジックな雰囲気溢れる旧市街

写真:アシュ 飯田

また、ドイツといえば可愛らしい伝統的な木組みの家が有名ですよね。ハノーファーにも旧市街の中に木組みの家が残っており、フォトスポットなっているこの場所は観光客もたくさん訪れます。
石畳がまた素敵で、一昔前のドイツにタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな雰囲気を感じられます。

ノスタルジックな雰囲気溢れる旧市街

写真:アシュ 飯田

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1347年に創建されたエギディエン教会。第二次世界大戦時の爆撃により天井部分が破壊され、その悲惨さを後世に伝えるために、今も崩れたままの状態で残されています。

広島と姉妹都市であるハノーファー。エギディエン教会では8月6日の追悼行事で、広島市から寄贈された鐘を鳴らすのだそうです。ちなみに鐘には日本語が刻まれているので、すぐにそれと分かりますよ。
日本ともゆかりの深いエギディエン教会、ぜひ足を運んでみてください。

<エギディエン教会の基本情報>
住所:Aegidienkirchhof 1, 30159 Hannover
電話番号:+49-511-364370
アクセス:ハノーファー中央駅から徒歩約10分

住みやすさもある旧市街の近代的・文化的な一面

住みやすさもある旧市街の近代的・文化的な一面

写真:アシュ 飯田

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ハノーファーの中心は、Sバーンと呼ばれるドイツ国鉄の駅であるハノーファー中央駅。この駅を中心に大通りが伸び、ショップやモールなど多くのお店が連なって、人々の往来で活気のあるエリアとなっています。

ハノーファー中央駅舎の雰囲気や駅舎前の石畳は昔ながらのドイツの風景。しかし、駅舎の中はお店がたくさん並んでいるなど、現代に対応している部分もあり、日本も見習うべき街づくりがされているのが伺えます。

住みやすさもある旧市街の近代的・文化的な一面

写真:アシュ 飯田

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ドイツはベートーベンやバッハ、ブラームスなど数多くの音楽家を輩出した国。大きな都市には、オーケストラやオペラを開催する会場が必ずあります。ハノーファーにも中央駅からほど近い場所に立派なオペラ座があり、国際バイオリンコンクールが開かれるなど、世界的な文化の発信地にもなっています。

<オペラハウスの基本情報>
住所:Opernpl. 1, 30159 Hannover
電話番号:+49-511-99991111
アクセス:ハノーファー中央駅から徒歩約5分

住みやすさもある旧市街の近代的・文化的な一面

写真:アシュ 飯田

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人々の往来の中心となっているハノーファー中央駅には、「Ernst-August-Galerie」という約150ものお店が入るショッピングモールが隣接しています。スーパーや衣料品、電化製品や化粧品など、日用必需品を取り揃えているお店が多く、常に賑わい混雑しているモールとなっています。

ハノーファーに暮らす人々の日常生活の一端を垣間見ることができるので、地元の生活に興味があれば観光の合間に訪れてみてはいかがでしょうか。

<Ernst-August-Galerieの基本情報>
住所:Ernst-August-Platz 2 Zieladresse Navi für Parkhaus Einfahrt:, Herschelstraße 5, 30159 Hannover
電話番号:+49-511-169968
アクセス:ハノーファー中央駅から徒歩約1分

知られざる観光スポットが埋もれている街

日本ではあまり知られていないハノーファーですが、歴史的な建物が多く意外に観光スポットが多い街だと思っていただけたのではないでしょうか。
旧市街はほどよくコンパクトで、紹介したすべてのスポットは中央駅から歩いての散策が可能です。

この記事を通して、ハノーファーの良さを感じていただけたら、ぜひ旅程に入れてみてください。

2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/10/16−2019/10/17 訪問

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