写真:江田 由衣
地図を見るブルネイは、東南アジアのボルネオ島北部に位置する国です。ボルネオ島はその地位的特徴から熱帯雨林が発達している島となっており、島内には多くの動植物が生息しています。
また、ボルネオ島はブルネイ・マレーシア・インドネシアと全部で3つの国が存在する珍しい島でもありますが、中でもブルネイは街の中心部からマングローブまでの距離が近いことで有名です。例えばマレーシアでは、コタキナバルから船着場に行くまでにかかる時間は、車で約2時間。しかしブルネイでは、船着場まで徒歩約10分で行くことができるのです。
写真:江田 由衣
地図を見るブルネイのマングローブではかなり高い確率でボルネオ島固有種であるテングザルを見られることも特徴の一つ。さらには、ワニや珍しい鳥類、オオトカゲなど、自然の中で生き生きと過ごす様々な動物に出会える場所であることも特徴的です。
特に早朝や夕方などは1日の中で比較的涼しく、多くの動物が姿を見せてくれる時間帯となっています。できればこの時間帯を狙って、マングローブに出かけるのがおすすめです。
写真:江田 由衣
地図を見るバンダールの船着場からマングローブを目指すと、まず見えてくるのが金色のドームを持つモスクです。このモスクは正式名称「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」と言い、ブルネイを象徴する巨大モスクとなっています。川から見ると一層、その輝きを放つ存在感に見入ってしまうことでしょう。
このモスクが小さくなるに従って、川の両岸に茂るマングローブが濃くなっていくのがわかります。
写真:江田 由衣
地図を見るだんだんと街の喧騒から離れ、辺りが静かになってくると様々な動物が出てくるようになります。
中でも存在感抜群なのは、ワニ。岸辺で日向ぼっこをしていたり、川の中で目だけを出して泳ぐ姿は圧巻です。運が良ければワニの親子がいることも。岸辺や岸の近くを注意深く見てみましょう。
写真:江田 由衣
地図を見るボルネオ島には、多くのオオイグアナも生息しています。ブルネイのマングローブでも、運が良ければ岸辺や木の上にゆっくりした動きで休んでいるオオイグアナを見ることができます。
写真:江田 由衣
地図を見るマングローブでゆっくりと川を下っている最中に、木の上でカサカサと音がしたら、猿がいる可能性が高いです。ブルネイのマングローブでよく見られるのは、尻尾が長いことが特徴的なオナガザル。
器用に木の上を渡り歩き、木の実や昆虫を探す姿が見られます。
写真:江田 由衣
地図を見るそしてブルネイのマングローブでは、運が良ければテングザルに出会えます。テングザルはボルネオ島の固有種で、テングのような大きな鼻が特徴です。今では生息数が1万5000頭ほどとなり、絶滅危惧種に指定されています。
テングザルが見られるポイントはいくつかあるので、根気よく探してみてくださいね。特に早朝や夕方など、1日の中で気温が低い時間帯に現れることが多いです。
アクセス:バンダール船着場から船で約20分
※マングローブに向かうには、バンダール船着場にいる水上ボートをチャーターするか、バンダール市内にあるツアー会社でツアーに参加するなどの方法があります。
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索