写真:万葉 りえ
地図を見る人気の沖縄美ら海水族館やナゴパイナップルパーク、そして写真でご覧いただいている今帰仁(なきじん)城跡などいくつもの見どころがある本部半島。その半島からも、また沖縄本島最北端の辺戸岬へのルートからも行きやすい場所にあるのが、長寿の里としても知られる大宜味(おおぎみ)村です。
大宜味村でシークヮーサーが沢山生産されているのは、ここ特有の自然の賜物。ビタミンやミネラルが豊富なうえに、ガンを抑制する働きをもつ成分も。そこへテレビで新しい健康効果も紹介されて、ますます脚光をあびることになりました。
写真:万葉 りえ
地図を見る沖縄の幹線道路58号線から東に入ってすぐという、わかりやすい場所にある「大宜味シークヮーサーパーク」。入り口には、このオリジナルキャラクター「しぃーのすけ」も待っています。
写真:万葉 りえ
地図を見る入り口近くに置かれているのがこちらの「シークヮーサーの木」です。蛇口をひねれば出てくるのは、そう、シークヮーサージュース。沖縄ではペットボトルや飲食店などで様々なシークヮーサージュースが飲めますが、まずは独自製法で搾汁したこちらの味を試してみましょう。
写真:万葉 りえ
地図を見る日本のミカンの原種は二つといわれており、シークヮーサーはそのうちの貴重な一種と考えられています。沖縄を中心に原生しているのですが、生産量の半分以上が石灰岩の森がある大宜味産。ですから大宜味村は「シークヮーサーの里」ともいえる村なのです。
写真:万葉 りえ
地図を見る農家の方が収穫したシークヮーサーの果実は鮮度を保つために収穫から24時間以内に搾汁され、その後濾過などを経て瓶詰されていきます。こちらではその工程をガラス越しに見学しながらスタッフの方が説明してくれます。
写真:万葉 りえ
地図を見るシークヮーサーの収穫は9月から12月にかけて。初めは濃い緑だった実が次第に黄色味を帯びて、果汁も甘みが増えていきます。その収穫時期による飲み比べができるのもここならでは。写真でも時期による搾汁の色の違いが見てとれますよね。
さて、ビタミンB、C、カロチン、各種ミネラルなどが多いヘルシーな果物シークヮーサーですが、テレビ番組「たけしの家庭の医学」で注目されたのは「ノビレチン」という成分でした。
シークヮーサーには6種類のフラボノイドが大量に含まれており、その中でもガン抑制効果があるというノビレチンはミカンなどと比較してもとび抜けた含有量。さらに番組でガン以外の健康効果も紹介され大反響になりました。
写真:万葉 りえ
地図を見るそれが、今後さらに高齢化が進んでいく日本の大きな問題、認知症への効果です。放送後しばらくは注文の電話が鳴りやまない状態だったそう。
ご紹介したようにシークヮーサーは果肉だけでも他の柑橘類よりノビレチンが多いのですが、注目は果皮の部分。果皮はさらに果肉の何十倍もノビレチンを含んでいて、「大宜味シークヮーサーパーク」は皮ごとまる搾りの独自製法を行っているのです。
そのノビレチンが多いのは実がまだ青い9月頃収穫のもの。長寿の村とも言われている大宜味村では、以前から地元の人が収穫初期のシークヮーサーを皮ごと搾って冷凍保存などして利用してきたそう。科学で証明される前からなんて、すごいですよね。
そして、こちらでは収穫時期で分けて搾汁が詰められ販売されています。ここに並んでいるのは“初搾り”のビン。こんなシークヮーサー搾汁、他にはないのでは!
写真:万葉 りえ
地図を見る写真はシュークリームですが、ここではシークヮーサー搾汁入りの石釜焼きピザ、蕎麦、ロールケーキ、焼き菓子なども味わえます。食事が偏る旅先。見学後に健康成分を美味しく補充しておきましょう。
お酒で割ったり、料理に入れたりといろいろ使えるシークヮーサー。続けて使いたい場合はネットでも注文できます。またここで販売されているジャムなどの加工製品にもノビレチンはしっかり含まれていますよ。
抗アレルギー作用がある「へスぺリジン」は毛細血管の流れを良くして冷え性にも良いとか。また悪玉コレステロールや血圧、血糖値の改善も期待できるとあって、村では「緑の宝石」とも評するシークヮーサー。
旅の予定に「大宜味シークヮーサーパーク」も加えておきましょう。
住所:沖縄県国頭郡大宜味村津波1424-1
電話番号:0980-50-5850
営業時間:10:00〜18:00
アクセス:沖縄自動車道許田インターから車で30分
美ら海水族館から車で30分
古宇利島から車で10分
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/12更新)
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