写真:阿部 吾郎
地図を見る7世紀に開山したという古刹「法楽寺」は、別名「播州犬寺」といいます。仁王門から251段の階段が続く風景はなかなか見事です。
写真:阿部 吾郎
地図を見るこのお寺には、白と黒一対の犬の像が祀られています。お寺の縁起として、次のような話が伝わっています。「大化年間に、蘇我入鹿が山背大兄王を討伐する戦があり、その戦に参加した男の妻が留守中に下僕と不義の仲となり、下僕は戦から戻った男を殺そうとしました。このとき、男が飼っていた犬の一匹が下僕の弓矢を奪い、もう一匹が下僕ののど元に噛みつき下僕を絶命させました。この2匹の犬の死後、男は千手観音を祀り伽藍を立てました。」
この他、県指定文化財の本堂や、町指定文化財の鐘楼などのみどころがあります。
<法楽寺の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町中村1048
電話番号:0790-32-0164
アクセス:JR播但線寺前駅から車で12分
写真:阿部 吾郎
地図を見るもうひとつユニークなお寺をご紹介します。「徹心寺」というお寺ですが、写真をご覧になって、何がユニークかお分かりになりますか?お寺は、普通瓦葺きなのですが、このお寺は見事な入母屋の茅葺屋根です。
徹心寺は寛文5(1665)年に、福本藩主池田政直によって創建されました。山門にも茅葺屋根が使われています。
<徹心寺の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町福本402
電話番号:0790-32-0161
アクセス:JR播但線寺前駅から車で7分・徒歩40分
写真:阿部 吾郎
地図を見る神河町には、名水と呼ばれるおいしい水が湧き出る場所が数多くあります。「千ケ峰南山名水」では、殺菌した名水を屋内型自動販売機で購入できるようになっており、多くの町民が利用しています。しかも、20リットル150円という安さで、売店でカードを購入して利用します。容器を用意する必要がありますが、誰でも利用可能。容器が無い場合、購入することもできます(20リットル1070円)。無料で試飲もできます。
写真:阿部 吾郎
地図を見る「千ケ峰南山名水」には売店が併設されており、ここの名物「名水わらび餅(300円)」も売られています。わらび餅自体には、ほとんど味はありませんが、名水を使っているだけあってすっきりしており、のど越しも良く、きな粉を振りかけておいしくいただけます。
<千ケ峰南山名水の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町大畑23-1
電話番号:0790-31-5508
アクセス:JR播但線寺前駅から車で25分
写真:阿部 吾郎
地図を見るもう一つ自動販売機で買える神水が「グリーンエコー笠形」の敷地内にある「笠形神水」。こちらはコイン式で、20リットル100円です。売店がありませんので、容器はあらかじめ用意して行く必要があります。
<笠形神水の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町根宇野1019-13
電話番号:0790-32-1307
アクセス:JR播但線寺前駅から車で15分
写真:阿部 吾郎
地図を見る「銀の馬車道」正式名「生野鉱山寮馬車道」は、明治6年から9年にかけてフランス人技師レオン・シスレーの指導のもと建設された産業道路で、生野から飾磨港まで全長49kmあります。生野、明延、神子畑、中瀬といった鉱山から出る鉱物や鉱山で必要な物資などを運搬するために整備されました。
神河町の吉富畑川原には、マカダム式舗装(石や土を固めて道路を造る当時の技術)によって作られた銀の馬車道の一部が現存しています。現在、馬車のオブジェが置かれ「現存する銀の馬車道」として整備されています。
写真:阿部 吾郎
地図を見る現存する銀の馬車道を見学するには、すぐ近くにある「道の駅銀の馬車道神河」をベースにするのがおすすめです。ここから、現存する銀の馬車道へは歩いて3分程ですし、駐車スペースはもちろんトイレ、売店もあります。現存する銀の馬車道は、車ではアクセスできない場所にありますので、タクシーで行かれる場合も、道の駅で下ろしてもらうのがベスト。
道の駅銀の馬車道神河には、大黒茶屋という食堂があります。ここのおすすめメニューは、大きな穴子の天ぷらを馬車道に見立てた「銀の馬車道定食(980円)」。コロッケや唐揚げもついてボリューム満点です。
<道の駅銀の馬車道神河の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町吉富88-10
電話番号:0790-32-2837
アクセス:JR播但線寺前駅から車で10分
写真:阿部 吾郎
地図を見る銀の馬車道に関して詳しく知りたい方は「銀の馬車道交流館」を訪れてみてください。もともと信用金庫だった重厚な建物で、内部には銀の馬車道に関する資料などが展示されています。
<銀の馬車道交流館の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町中村78
電話番号:0790-32-0737
アクセス:JR播但線寺前駅から車で10分
写真:阿部 吾郎
地図を見る神河町には、神話や伝説にまつわる巨石が3つあります。神河町を守る「塞ノ神(茶木原の大岩)」は、多可町方面から神河町に入ってくる、県道8号線と町内を走る県道367号線の合流地点にあります。塞ノ神とは、あの世とこの世の間を塞いでいる神様で、まさに神河町の入口を守っている存在。広さ8畳ほど、高さ17m50pもある巨石は、神河町のシンボルの1つと言えるでしょう。
<塞ノ神の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町岩屋381
アクセス:JR播但線寺前駅から車で15分
写真:阿部 吾郎
地図を見る作畑地区にある、三段重ねの大岩は「重箱石」と呼ばれています。誰にも知られたくない秘密を封じる石として信仰されてきました。
<重箱石の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町作畑3-1
アクセス:JR播但線寺前駅から車で25分
写真:阿部 吾郎
地図を見る日吉神社にある「堲(はに)の大岩」は、大汝命(おおなむちのみこと)と少比古尼命(すくなひこなのみこと)の我慢比べの伝説にまつわる巨石です。
神河町にある神話と伝説の巨石は、この町の歴史の深さを物語っています。
<日吉神社の基本情報>
住所:兵庫県神崎郡神河町比延245
アクセス:JR播但線寺前駅から徒歩12分
写真:阿部 吾郎
地図を見るJR播但線の新野駅付近には、日本の原風景とも言える田園風景が広がっています。田園風景の中を播但線の赤い電車が走る風景はとてもフォトジェニックです。
写真:阿部 吾郎
地図を見る新野では、江戸時代から用水路の水を田んぼに汲み上げるため水車が使われていました。一時水車の数は3基まで減っていましたが、田園風景を復活させる取り組みで、今では11基まで増えました。なお、水車が設置される期間は例年4月中旬から12月上旬まで。水車が設置されていない期間は、新野の駅前に展示されています。
写真:阿部 吾郎
地図を見る新野の田んぼの水路では、5月から6月ごろ梅花藻が見られます。
新野の田園風景、水車、梅花藻は、いずれもJR播但線新野駅周辺で見られます。
5つのキーワードを元に神河町の観光スポットをご紹介しましたが、神河町の魅力はこれだけではありません。スキー場もある峰山高原リゾート、スイス風のホテル「モンテローザ」、様々なタイプのコテージがある「グリーンエコー笠形」など、宿泊施設も充実しています。
グリーンエコー笠形のレストランでは、「ニッポン全国鍋グランプリ2019」で金の鍋賞を獲得した「柚子とろろすき焼き」が食べられます。モンテローザではチーズフォンデュが楽しめます。その他、市内には、お蕎麦、インド料理、タイ料理、ピザなど多彩な食事処があります。
様々な魅力にあふれた神河町は、偉大なる田舎町です。是非、一度出かけてみてください。
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/14更新)
- 広告 -