昭和にタイムスリップ!広島 呉「音戸旧道なつかし通り」を歩く

昭和にタイムスリップ!広島 呉「音戸旧道なつかし通り」を歩く

更新日:2020/03/17 11:10

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
広島県呉市音戸(おんど)町には、昭和のノスタルジーを感じさせる街並みが2ケ所残されています。ひとつは音戸の瀬戸に架かる音戸大橋の螺旋(らせん)状の高架橋から北側の「音戸銀座街」。そしてもうひとつが、音戸大橋の高架橋から南側に延びる「音戸旧道なつかし通り」です。音戸旧道なつかし通りで、古き良き時代の街並みの散策を楽しんでみませんか?

「音戸旧道なつかし通り」の散策は音戸大橋の高架橋の下から

「音戸旧道なつかし通り」の散策は音戸大橋の高架橋の下から

写真:モノホシ ダン

音戸大橋は、音戸の瀬戸を跨いで、広島県呉市の本土と対岸の倉橋島の呉市音戸町を結ぶ道路橋です。架橋にあたり、音戸町側に用地が少なかったため、螺旋状の高架橋を作って音戸大橋へとつなげています。

高架橋の下は、駐車場(2時間まで無料)になっていますので、車利用の方はここに駐車するといいでしょう。

「音戸旧道なつかし通り」の散策は音戸大橋の高架橋の下から

写真:モノホシ ダン

音戸大橋の高架橋の下には、駐車場のほかに「音戸銀座街」への近道である“かくれ地下道”が通っています。「音戸旧道なつかし通り」の散策に続いて、音戸銀座街も歩いてみたいと思う方は、こちらを利用すると便利です。

<音戸大橋駐車場の基本情報>
住所:広島県呉市音戸町引地1-1
アクセス:JR呉駅から広電バスで約30分「清盛塚」バス停下車すぐ 車利用の場合は、音戸大橋駐車場利用

音戸旧道のシンボル「丸型ポストと城谷本店」

音戸旧道のシンボル「丸型ポストと城谷本店」

写真:モノホシ ダン

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音戸大橋駐車場から「音戸旧道なつかし通り」へ入っていくと、とらや旅館前の通りの頭上に音戸大橋が見えます。ここは誰もがカメラを向ける有名撮影スポットになっています。

音戸大橋は、1961年(昭和36年)12月に完成し、呉市街地から倉橋島へのアクセスが飛躍的に向上しました。

音戸旧道のシンボル「丸型ポストと城谷本店」

写真:モノホシ ダン

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さらに「とらや旅館」前の通りは、「元祖石畳小路」と呼ばれ、築約100年の年代モノの石畳が続いています。

音戸旧道のシンボル「丸型ポストと城谷本店」

写真:モノホシ ダン

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音戸旧道のシンボルといえるのが、「丸型ポストと城谷本店」です。音戸旧道なつかし通りには、今では珍しい丸型赤ポストが2つも残っていて、いずれも現役です。

そして「城谷本店」は、元アイドル歌手の城みちる(本名 城谷晃太郎)さんの生家でもあります。城みちるさんは、1973年(昭和48年)『イルカに乗った少年』で歌手デビューし、童顔で細身のルックス、歌唱力で、一躍トップアイドルになり、翌年の日本レコード大賞では、新人賞を獲得しました。

城谷家は、江戸時代には、両替商を営んでいて、明治になってから造り酒屋と郵便局・電報局を経て、城さんの父親の代には電器店を開いていました。

音戸旧道なつかし通りのウオッチングを楽しもう

音戸旧道なつかし通りのウオッチングを楽しもう

写真:モノホシ ダン

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音戸は、かつて潮待ちの港として大変に栄え、昭和初期には銀行が3軒も建つほどでした。写真のピンクの洋館は、元呉銀行音戸支店です。重厚な造りが往時の賑わいを偲ばせます。

音戸旧道なつかし通りのウオッチングを楽しもう

写真:モノホシ ダン

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2011年(平成23年)に廃業した「桜湯」の入口には、格調高い行灯が残されています。ジブリの名作『千と千尋の神隠し』に出てきそうな行灯としても人気です。

音戸旧道なつかし通りのウオッチングを楽しもう

写真:モノホシ ダン

ほかに旧道ウオッチングとしては、「木製電柱とソデ看板」が。懐かしい木製電柱は今でも現役で、レトロなソデ看板もいくつか見ることができます。

音戸は古くは「隠渡」と表記した

音戸は古くは「隠渡」と表記した

写真:モノホシ ダン

音戸は、古くは「隠渡」と表記しました。これは、音戸の瀬戸を干潮時に歩いて渡ることができたことから隠渡と呼ぶようになったという説や、かつて多く住んでいた平家の落人が隠れるように渡ったことからという説もあります。現在もその文字は、北隠渡・南隠渡という大字として残されています。

音戸は古くは「隠渡」と表記した

写真:モノホシ ダン

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音戸旧道なつかし通りは、「あいさつ道路」とも呼ばれ、大人も、子供も、みんな笑顔であいさつしましょう、との看板がかかっています。そのためか、たとえ観光客であっても地元の方から温かい挨拶の言葉をかけられることもあります。中には、熱心に解説してくださる方もいて、おもてなしの心を感じることができます。写真は、正覚寺前にある2つ目の丸型ポストです。

音戸は古くは「隠渡」と表記した

写真:モノホシ ダン

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音戸町のある倉橋島に唯一残る銭湯だったのが北隠渡の「地蔵湯」です。風情ある街の銭湯でしたが、2018年(平成30年)に廃業されました。

明治時代創業の音戸の地酒「榎酒造」

明治時代創業の音戸の地酒「榎酒造」

写真:モノホシ ダン

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音戸の地酒として有名なのが、1899年(明治32年)創業の「榎酒造」です。

明治時代創業の音戸の地酒「榎酒造」

写真:モノホシ ダン

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榎酒造の看板酒が「華鳩」です。ほかにサブに「清盛」という銘柄もあります。お店の前の自販機では、新酒のワンカップを買うこともできます。

明治時代創業の音戸の地酒「榎酒造」

写真:モノホシ ダン

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榎酒造の蔵の横を通るゆるやかな坂は、「華鳩坂」と呼ばれ、坂の上からは音戸の瀬戸を望むことができます。音戸旧道なつかし通りを歩いて、古き良き昭和の街並みの散策を楽しんでください。

<榎酒造の基本情報>
住所:広島県呉市音戸町南隠渡2-1-15
電話番号:0823-52-1234
定休日:日曜日
アクセス:JR呉駅から広電バスで約30分「音戸桟橋」バス停下車徒歩約5分 車利用の場合は、音戸大橋駐車場利用

音戸大橋の観光と合わせて訪れるのもいい

いかがでしたか。「音戸旧道なつかし通り」は、懐かしい昭和が残るウラ通りです。また音戸大橋の架かる音戸の瀬戸には、約300年の歴史がある音戸渡船が運航しています。この機会に、平清盛が開いたという伝説が伝わる音戸の瀬戸や音戸大橋の観光とともに訪れてみてはいかがでしょうか。

2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/03/06 訪問

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