まずは民家の裏手にある「郡上鍾乳洞」からご紹介。観覧券も500円/人とリーズナブルで、お菓子やお茶が無料で用意されているアットホームな雰囲気の入り口から入っていきます。
この洞窟の特徴は清流の流れる中を頭を低くしながら進む冒険感にあります。中はちょうど良い光度で、過度なライトアップでないのが良いですね。なお、鍾乳洞といっても壁面を覆う鍾乳華が中心で、いわゆる鍾乳石を見るための洞窟ではありません。
しかし、狭く幻想的な洞内は冒険心をかきたてるのに十分です。しかも春先には、大量のモンスターならぬコウモリ(冬眠中です)を超間近に見ることができる特典!?がついてきます。
普段は洞窟の奥におり、なかなか見ることのできないコウモリですが冬眠中のみ洞内歩道のうえに現れるのです。なお接写してもまったくの無反応。体の大きい人は彼らにぶつからないように注意して進んでください。
なお全行程20分くらいの規模です。
<郡上鍾乳洞の基本情報>
住所:岐阜県郡上市八幡町入間1180
電話番号:0575-68-2101
アクセス:郡上八幡ICより国道256経由、車で約25分
次にご紹介するのは山の中に上下に入り組んだ世にも珍しい立体迷路型の鍾乳洞である美山鍾乳洞です。ナウマンゾウやヘラジカの化石が発見された2億5千年前の世界が山中に広がります。
この鍾乳洞は深さ80mという縦に長いのが特徴。そのため鍾乳石の合間を縫って存在する階段を上へ上へと登る形で進んでいきます。今回紹介する鍾乳洞の中では唯一体力を要する鍾乳洞です。歩きやすい靴推奨です。
しかし、登り切った先にはご褒美が用意されています。頂上に近い位置に出口があり、御岳山を望む最高の展望スポットになっているのです。「恋人の聖地」に選定されており、カップルできたならぜひ鐘をならしておきたいところ。全行程40分ほど、料金は900円/人となっています。
<美山鍾乳洞の基本情報>
住所:岐阜県郡上市八幡町美山421
電話番号:0575-68-2321
アクセス:郡上八幡ICより国道256経由、車で約25分
ここ「大滝鍾乳洞」は入り口までなんと木製のケーブルカー(インクライン)で向かいます。この体験がすでに新しい!?
大滝鍾乳洞は今までの鍾乳洞以上に天井が高く、迫力満点。名前の由来の大滝も高い天井から流れる水を指しての名前です。
現時点の調査ですでに1kmを超えていますがさらに上部に通路が発見されており、延長が期待できるため、今なお拡大の可能性を秘めた大型鍾乳洞ですね。
ちなみ小技も冴えており、成長中の鍾乳石を間近にみることもできます。これらの成長中の鍾乳石の中には光を通すものや、赤色の珍しいものもあり、学術的にも大変貴重な、生きた地学の博物館と言えそうです。
料金は1000円/人、全行程40分ほどです。
<大滝鍾乳洞の基本情報>
住所:岐阜県郡上市八幡町安久田2298
電話番号:0575-67-1331
アクセス:郡上八幡ICより国道256経由、車で約15分
基本的に鍾乳洞は冬期は閉鎖されており、例年3月中旬ころからのオープンとなっています。また郡上鍾乳洞に関しては土日や夏休み期間のみの営業なので留意してください。
アクセスに関しては、公共交通機関はありませんので車両が必要です。各鍾乳洞は全て国道256沿いに点在しているうえ、郡上八幡市内からも近いので(一番遠い郡上鍾乳洞でも車で20分程度)、全てはしごしても半日あれば余裕で郡上八幡市内に戻ることができます。
ぜひ市内から足を延ばして冒険の旅に出て見てください。それでは気をつけていってらっしゃいませ〜。
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/17更新)
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