まずはしだれ梅で有名な「鈴鹿の森庭園」へ。しだれ梅は江戸時代後期に登場した品種で、なんと200本のしだれ梅がここに集められています。まさに世界最大級のしだれ梅の庭園なのです。
梅まつりのシーズンは例年2月中旬から3月下旬ですが、この期間中は夜間にライトアップも行われます。つまり夜に訪れてもOKというわけです。
そしてしだれ梅にも種類があり、日本最古のしだれ梅の品種である呉羽しだれには「天の龍」「地の龍」など名前がついています。この他にも開運しだれや羽衣の梅など、一味違う名前の梅が園内には点在しており、確かにそれぞれが主役級の主張をしています。
見晴台からは遠く釈迦が岳や御在所岳を望む見事な風景が楽しめます。鈴鹿の森庭園は小さくまとまっており、約30分〜40分で見て廻ることができるサイズですが、奥にみえる休憩所では食事も提供されており、園内でゆっくりすることもできます。
また、出口の前にはお土産屋もあり、ちょっとした道の駅のような感じになっています。なお、入園料は1500円/人となっています。
<鈴鹿の森庭園の基本情報>
住所:三重県鈴鹿市山本町151-2
電話番号:059-371-7777
アクセス:鈴鹿ICから国道306号経由、車で約3分
もうひとつ三重県で(というよりは東海地方で)外せないのがエリア最大級の梅園を誇る「いなべ市農業公園」です。ここの梅林はなんと100種類4000本!
見晴らし台から望む、これすべてが梅という圧倒的ボリューム。
もちろん公園ですので園内は自由に散策できます。こちらの農園でもしだれ梅に力をいれており、まるで藤棚のよう。
いなべ市農業公園は夜間は開いていませんが、市の公園なので梅まつりのシーズン中も入園料はリーズナブルな500円/人。小学生以下無料!ペットも無料!
もちろんしだれ梅以外の梅も見事に咲いています。いなべ市農業公園の梅まつりのシーズンもおおむね鈴鹿の森庭園と同じで、例年2月中旬〜3月中旬にかけて催行されています。
梅まつりのシーズンには飲食コーナーや花苗、花木等販売も園内で行われていますので、ここでも食事をしながらゆっくりすることができます。
なお、いなべ市農業公園は北と南に大きく分かれており、梅まつりが開催されているのは南の梅林公園のほうですので留意してください。
<いなべ市農業公園(梅林公園)の基本情報>
住所:三重県いなべ市藤原町鼎717
電話番号:0594-46-8377
アクセス:大安ICから国道306号経由、車で約30分
いなべ市は岐阜県に隣接しており、少し足を延ばせば岐阜市の梅林公園にもアクセスできます。
この梅林公園はD51型(通称デゴイチ)がど〜んと鎮座し、梅と機関車という不思議な組み合わせが楽しめるのが特徴。
ゴッホが影響を受けたジャポニズム。歌川広重の梅は有名ですが、そんなカットを探すのに適したスタンダードな梅もこの梅林公園の魅力のひとつ。
なお本公園には駐車場がないため、近隣の有料駐車場を使用するか、近くのコンビニを利用する際、店員にひと声かけて許可を得ましょう(無断駐車は厳禁です!)。
<梅林公園(岐阜市)の基本情報>
住所:岐阜県岐阜市梅林南町
電話番号:058-214-2182(岐阜市公園整備課)
アクセス:JR岐阜駅からバスで約10分「梅林公園前」で下車、徒歩約3分
三重県から近い岐阜県安八郡の「安八百梅園」も24時間オープンの町が管理する公園です。こちらも100種類以上1200本をそろえる比較的大規模な公園で、日中には梅まつりも開催されています。
こちらは大きな駐車場が夜間も開放されているため、アクセスに困りません。ぜひ夜桜ならぬ夜梅を楽しんでください。梅園は主に安八町ふれあいセンターの裏手に広がっています。
<安八百梅園の基本情報>
住所:岐阜県安八郡安八町外善光3208
電話番号:0584-64-7113(安八町役場産業振興課)
アクセス:安八スマートICから車で5分
今回紹介した「鈴鹿の森庭園」や「いなべ市農業公園」は東京や名古屋といった都市部に比べるとやや遅咲きのスポットで、早咲きがすでに散った2月下旬から3月初旬ごろに見ごろ迎えることが多いのが特徴です。梅から早咲きの桜のつなぎに最適なタイミングといえるでしょう。
それでは気をつけていってらっしゃいませ〜
2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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