写真:麻生 のりこ
地図を見るトキワマンサクの花をご存じでしょうか。この花は、2月から3月にかけて開花するマンサクと名前が似ていますが、花の色も付き方も異なるまったくの別種。開花時期も4月中旬から下旬にかけて、暖かくなってから咲き出します。
今回紹介する湖西市神座(かんざ)地区は、自生する80本程度のトキワマンサクを見ることができるため、花の愛好家の間では人気のスポットです。
写真:麻生 のりこ
地図を見るこのトキワマンサクですが、日本国内の群生地はわずか3ヶ所! 伊勢神宮の神宮林と熊本県の小岱山(しょうたいさん)、および湖西市神座地区なんですよ。その中でも神座地区の群生地は国内最大にして最北限! 愛好家に人気が高いのも頷けますね。
写真:麻生 のりこ
地図を見る花の色は黄色いマンサクに対し、トキワマンサクは白〜ごく薄いクリーム色。花弁はどちらも細長い形状です。冬でも葉を落とさないため「常盤満作(万作)」と名付けられました。
こんもりと茂った株に咲く淡いクリーム色の花弁は、遠目からだと新芽のよう。
写真:麻生 のりこ
地図を見る1本1本はあまり太くはありませんが、5〜7本くらいが固まって生えています。それが数メートルおきに点在し、このように見事な群生地を作っています。
株元には小川が流れているので、近づくことはできません。そのため、枝の下に入り見上げて見入る方の姿も。晴れた日には陽の光を受けた花や葉が透けて見え、なんとも美しい雰囲気に。
写真:麻生 のりこ
地図を見る群生地の周辺は園芸品種のトキワマンサクが垣根を作っています。よりじっくりと花を鑑賞したい方は、こちらの花をどうぞ。
園芸品種にはこの他、赤〜濃いピンクの花をつけるゲンペイトキワマンサクや、葉が紅色をした品種などが。神座地区では、民家の庭先に植えられた園芸品種のトキワマンサクを見ることもできます。
写真:麻生 のりこ
地図を見る群生地の駐車場は静岡県道334号線沿いにあります。目印は水色の看板で駐車台数は15台程度。駐車場にもトキワマンサクが植えられているので、こちらで花を観察してから群生地へ向かってみてはいかが?
群生地へは写真手前に写っている横断歩道を渡ります。
写真:麻生 のりこ
地図を見る民家の間を通り抜け小川を渡ったら左折しましょう。そのまま小川沿いにまっすぐ歩けば、いつのまにかトキワマンサクの群生地へ。駐車場から約500メートル、歩いて6分程度で到着です。
群生地までの間は田んぼや畑、そして小川の向こう側には段々みかん畑があり、のどかな風景が広がります。
写真:麻生 のりこ
地図を見る湖西市神座地区のトキワマンサク群生地は国内最大級にして最北限。散歩気分で気軽に見ることができるトキワマンサクの花を、この春、愛でてみませんか?
住所:静岡県湖西市神座地区(神座集落センター近く)
電話番号:053-576-1140(平日・湖西市教育委員会)
アクセス:
天竜浜名湖鉄道「大森駅」下車後、トキワマンサク群生地まで徒歩約20分(約2キロ)
東名高速道路「三ヶ日」I.Cより約15キロ / 「豊川」I.Cより約22キロ
駐車場:あり(無料・約15台)
トイレ:トキワマンサク群生地付近に水洗式あり
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/18更新)
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