提供元:堀切かつしか菖蒲まつり運営協議会
地図を見る堀切菖蒲園では毎年5月下旬から6月にかけて約200種6000株の花菖蒲が次から次へと咲き、菖蒲祭りが開催されます。開催期間は2014年6月1日〜25日。特に6月13日〜14日は園内がライトアップされ、子供たちが描いた12基の灯籠がお目見えしてお祭りムードも最高潮に達します。他にも毎日曜日にはパレードやさまざまなイベントが企画されていますので、そちらもお楽しみに!
京成本線の堀切菖蒲園駅から徒歩10分ほど。
菖蒲祭りは堀切菖蒲園と都立水元公園の2会場で開催されます。
開園時間など詳しくはMEMOの「葛飾区観光サイト かつしかまるごとガイド 葛飾菖蒲まつり」でご確認ください。
提供元:堀切かつしか菖蒲まつり運営協議会
地図を見るところで菖蒲(ショウブ)と花菖蒲は別のもの!ということをご存知でしょうか。端午の節句でお風呂に入れるのは菖蒲で、上の写真のような花が咲くのは花菖蒲。葉のかたちがそっくりなので花菖蒲と呼ぶようになったそうです。菖蒲の花は全く違う形です。
「いづれ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)…」という美人を讃える言葉もありますよね。そうなんです。花菖蒲、アヤメ、カキツバタの花はそっくりなんですね。でも一目で見分ける方法があります。花の中心部分を見てください。シュッと尖った黄色い模様があるのが花菖蒲で、白い模様があるのがカキツバタ、網目状の模様があるのがアヤメです。実物を見比べるとすぐにわかりますよ。
アヤメは「菖蒲」と書きますが菖蒲(ショウブ)とは別の物です。
提供元:葛飾区役所
地図を見る花菖蒲は江戸時代に多くの品種が生まれました。
堀切は湿潤な土地柄のおかげもあり菖蒲園が多数ありましたが、現在残っているのがこの堀切菖蒲園です。安藤広重の「江戸百景」にも描かれ、堀切の江戸系花菖蒲が人々に愛されていたことがよくわかります。江戸へ切り花を出荷するための生産地でもありました。
中でも江戸時代後期の旗本・松平菖翁が作ったといわれる「宇宙(オオゾラ)」は八重咲きの珍しい品種で、現在でも全国から愛好家が堀切を訪れます。
花菖蒲は大変手間のかかる植物でもあります。花の季節が終わる6月下旬から7月には「株分け」という作業を行います。花径を切り、株を掘り起し、耕耘したあとで植えつけるという根気のいる作業です。花菖蒲は菖蒲田というところで育成されるのですが、菖蒲田ごとに3年に一度行っています。冬には枯れている菖蒲の切除、また年間をとおして菖蒲田の水やりも神経を使う仕事です。梅雨時に鮮やかな花を見られるのは、ずっと手入れをしてくれる人たちのおかげですね。
上の写真は牡丹の藁囲い(ワラガコイ)。堀切菖蒲園には花菖蒲の他にも四季折々の花々があり、このような冬支度も見られます。
江戸の花菖蒲を満喫できる堀切菖蒲園、いかがでしたでしょうか。
堀切菖蒲園のお隣、荒川土手には通称第二菖蒲園と呼ばれている菖蒲田があり、実はここはスカイツリーと荒川をバックに花菖蒲を撮影できる穴場スポット。ちょっと寄り道してみてはいかがでしょう。
また、堀切菖蒲園の池では亀や鴨に逢えることも!
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(2025/2/19更新)
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