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南イタリア・プーリア州中部の「アルタムーラ」は、小麦畑に囲まれた牧羊が盛んな街。美食家の間では”パンの街”として知られ、良質の小麦で作る巨大パンの産地として有名です。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るこの街のパンは、”アルタムーラのパンD.O.P”と呼ばれるブランドパン。2003年にイタリアで初めて、EU(欧州連合)から特産品を保護する認証マークを授かりました。
形は2種類ありますが、現地でしか食べられない”アルト”(高いの意味)は大きな唇の形で、大きさは最大5キロと巨大!鼻を近づけると、小麦の芳醇な香りに思わずニッコリ。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るアルタムーラ駅から旧市街へ向かう途中にある「ディ・ジェズ」は、1838年創業の老舗のパン屋。街の人が普段使いに通う地元の名店です。
ここで、温かい焼きたてパンを頬張りましょう。お土産用にもうひとつ買うことを忘れずに。お店が混雑する11時より前に行けば、パンの製造工程も丁寧に説明してくれます。
<ディ・ジェズの基本情報>
住所:Via Pimentel Eleonora Fonseca 17,70022 Altamura
電話番号:+39-080-314-1213
営業時間:6時30分〜13時30分/16時〜21時
定休日:日曜
アクセス:旧市街の入口バーリ門から徒歩3分
いよいよ、旧市街のなかへ。
バーリ門からすぐの「エッチェレンツェ」は、この地方の名産品を扱う食材店。郷土料理に欠かせない豆類ではレアな黒ヒヨコ豆、パスタでは“カプンティ”と呼ばれるショートパスタがこの街の品。お土産探しのヒントにしてください。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るここでは買い物だけでなく、ご当地ワインのテイスティングもできちゃいます。
ワイン3種類の飲み比べは、9ユーロから。広い試飲ルームがあるので団体での利用も可能。この街とつながりが深いワイナリー「ラルケティポ」のオーガニックワインは秀逸です。
<エッチェレンツェの基本情報>
住所:Via L.Laudati 2,70022 Altamura
電話番号:+39-080-809-6221
営業時間:9時30分〜13時30分/16時〜22時
定休日:水曜午後
アクセス:バーリ門から徒歩1分
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るワインテイスティングの後は、観光の目玉である大聖堂へ。
途中、大聖堂横の女神像にご注目!フランス革命終焉の1799年、フランス人がナポリ王国(ブルボン家)を略奪するためイタリアにやってきます。アルタムーラは街を挙げて革命軍を支援しましたが、国王軍に惨敗。この女神像はその戦いの慰霊碑です。
フランス革命の爪痕がなんとプーリアまで。驚きの事実ですね。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るアルタムーラに来たら、フェデリーコ2世が建てた大聖堂を見逃すわけにはいきません。
旧市街の中心に1232年に建造され、見どころのひとつが正面ファザードの繊細な彫刻。キリストの生涯が彫られ、「最後の晩餐」や「受胎告知」の有名なシーンも。二頭のライオンには魔よけの意味があります。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る現在の内装は、19世紀にリフォームされたもの。天井には金箔、左右に並ぶ礼拝堂には色大理石がふんだんに使われ、まさに贅沢の極み。
中央の祭壇画は、レオナルド・カステッラーノの「聖女マリアの昇天」(1546年製)。寄木細工が見事な内陣席と司教の椅子は、ニコラ・ボナフェーデによる作品(1543年製)です。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る必ず見て欲しいのが、一番手前の礼拝堂にある色石製のプレゼーペ。プレゼーペは、キリストが誕生した瞬間を再現したクリスマスの風物詩。ここでは、16世紀のアルタムーラの生活が垣間見える羊や羊飼いの姿が印象的です。
3ユーロで、2階の宝物館を見学できます。上から眺める教会内部&街の景色も圧巻。不定期ですが、ボランティアによる見学ツアーも開催されます。
<大聖堂の基本情報>
住所:Corso Federico II Di Svevia Piazza Duomo,70022 Altamura
電話番号:+39-080-311-7032
営業時間:8時〜13時/17時〜20時
定休日:なし
アクセス:バーリ門から徒歩5分
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る南イタリアのランチタイムは、通常13時から。ここで、お昼の前に甘いおやつとコーヒーでちょっと休憩です。歩き疲れた足を休めましょう。
大聖堂から、細い路地を進むと現れる「パスティッチェリア・モナステロ・ディ・サンタ・キアラ」。17世紀から修道院に伝わるお菓子が味わえるカフェです。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るお店の向かいには、店名の由来になった「サンタ・キアラ修道院」があり、そこで代々受け継がれた歴史ある味を復興させました。
店内では、地元産のアーモンドで作ったお菓子を中心に、36種類の甘〜い誘惑が人々を魅了します。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るお店の人気No.1は、“ラファイオーロ”(写真手前)。スポンジケーキでアーモンドペーストを包み、表面をカカオ入りとなしの2種類の糖衣で仕上げたもの。上品な甘さがスッと体に馴染みます。
一緒に、この街発祥の郷土菓子”修道女のオッパイ(伊語でテッテ・デッレ・モナケ)”(写真奥)もどうぞ。
<パスティッチェリア・モナステロ・ディ・サンタ・キアラの基本情報>
住所:Via Santa Chiara 7,70022 Altamura
電話番号:+39-080-316-0511
営業時間:8時30分〜14時30分/15時30分〜24時
定休日:火曜
アクセス:大聖堂から徒歩3分
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る食べ歩きを楽しみながらの街歩きも終盤、待ちに待った!ランチの時間です。
地元の人が足繁く通う、マンマの味が気軽に堪能できる「ペイン・アッスット」へ。ここは、1963年創業の家族経営のシンプルな食堂。2019年にリニューアルされ、エレガントな店内に変身したばかりです。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るメニューは、パスタもメインディッシュもひと皿5ユーロと庶民派価格。料理に飾り気はありませんが、素朴で正直な味で勝負です。
街のパスタ“カプンティ”に馬肉を煮込んだトマトソースをかけた一品(写真)は、地元の人が日曜日に食べる定番料理。後味がピリっとする唐辛子のアクセントが堪りません。
その他、耳たぶの形をした”オレッキエッテ”もこの州ならではのパスタ、美味しくないわけがありませんよね。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るメインは、野菜のたまご焼き(写真)が軽くてオススメです。
まだまだ胃袋に自身がある人は、牧羊が盛んなこの街ならではの羊料理“ペコラ・アッラ・リッツォーラ”を。土鍋で8時間煮込んだアルタムーラマンマの味を代表する逸品です。
<ペイン・アッスットの基本情報>
住所:Corso Umberto I, 56,70022 Altamura
電話番号:+39-080-311-8313
営業時間:12時45分〜15時/21時〜24時(土曜の夜20時30分〜26時)
定休日:日曜
アクセス:大聖堂から徒歩10分
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る食いしん坊な旅人を魅了するアルタムーラ。この街を訪れる日は、ホテルでの朝食を抜いて焼きたてパンを朝食に。幸せな気分で散策をスタートできます。
“街の概要と名産品”、“おすすめのパン屋4選”を紹介した別の記事は、ページ下の関連MEMOからご覧ください。
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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