“新かごしま百景”第一位!龍馬のお気に入りの名瀑「犬飼滝」

“新かごしま百景”第一位!龍馬のお気に入りの名瀑「犬飼滝」

更新日:2020/04/13 13:38

伊都 をかしのプロフィール写真 伊都 をかし 旅ライター
鹿児島県霧島市にある「犬飼滝」は、あの有名な幕末の志士、坂本龍馬が絶賛した名瀑なんですよ。柱状節理の岩壁を垂直に流れ落ちる豪快な滝で、「新かごしま百景」の第1位の栄冠を獲得しています。

道路脇にある滝見台から手軽に眺めることもできますが、滝の近くまで行ける遊歩道が整備されていますので、時間のある方はぜひ間近で迫力を感じてください!森林浴も楽しめますよ。

手軽に滝を眺められる「滝見台」

手軽に滝を眺められる「滝見台」

写真:伊都 をかし

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「犬飼滝」は柱状節理の岩壁を垂直に流れ落ちる、高さ36メートル、幅22メートルの直瀑です。古くから荘厳な滝として知られ、江戸時代に編纂された名所を記した文書・「三国名勝図会」でも紹介されていますし、新婚旅行で立ち寄った坂本龍馬が「この世の外かと思われほどのめずらしき所なり」と絶賛しており、ものすごく気に入って10日間も滞在したとお姉さんに手紙を書いています。「新かごしま百景」で第1位に選ばれた栄冠は伊達ではありません。昔も今も変わらずにずっと人びとに愛されている滝なんですね。

手軽に滝を眺められる「滝見台」

写真:伊都 をかし

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「犬飼滝」へのアクセスは、鹿児島空港から車で約25分。道路脇に駐車場と滝見台が設けられていて、手軽に滝を眺めることができるので、歩くのがあまり得意でない方でも安心です。

滝見台から眺める犬飼滝は木立越しになります。豪快に流れ落ちる水の音は聞こえますが、残念ながら滝壺は見えません。

森林浴も楽しめる「遊歩道」

森林浴も楽しめる「遊歩道」

写真:伊都 をかし

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滝見台から眺めるだけでは物足りない、滝つぼも見てみたいという方もご心配なく。実は滝の近くまで行ける遊歩道があるんです。気づかないで、滝見台からの眺めだけで帰る方もいらっしゃるみたいですので、ここは声を大にしてお知らせしたいと思います。

滝の近くまで行ってみたい方は滝見台から右方向に少し歩いてください。遊歩道の入り口があります。看板が2つもありますので、絶対に見過ごすことはありません。

森林浴も楽しめる「遊歩道」

写真:伊都 をかし

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入り口から滝の近くの「滝つぼ展望台」まで300メートルで、写真を撮りながらゆっくり歩いても10分くらいでたどり着きます。遊歩道はしっかりと整備されていますが、けっこう急な坂道を下っていきますので、サンダルやヒールよりも歩きやすい靴がお勧めです。

森林浴も楽しめる「遊歩道」

写真:伊都 をかし

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鳥のさえずりと滝が流れ落ちる音を聞きながら、森の中を歩いて行くのは、とても心が癒やされますよ。坂道を降りきると丁字路に出ますので、左方向に進んでください。5分くらい歩くと、木々の間からチラチラと滝が見えてきます。わくわくしますね!

渓谷からも眺めてみよう

渓谷からも眺めてみよう

写真:伊都 をかし

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「犬飼滝 100M」の看板が見えたら、すぐその先の手すりに切れ目があって川に降りていけますので、ちょっと寄り道してみましょう。

渓谷からも眺めてみよう

写真:伊都 をかし

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苔むした岩越しに眺める滝もなかなか風情がありますよ。

「滝つぼ展望台」から眺める

「滝つぼ展望台」から眺める

写真:伊都 をかし

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さあ、お待ちかねの「滝つぼ展望台」です。滝のすぐ近くに設けられていて間近に眺めることができます。上の滝見台からは見えなかった滝つぼもここからはじっくりと眺めることができますよ。滝つぼの水の色がコバルトブルーでそれはそれはきれいで、いつまでも眺めていたくなります。

垂直に流れ落ちる真っ白な滝とコバルトブルーの滝つぼの水のコントラストは本当に感動的です。坂本龍馬も恋女房のおりょうさんといっしょにうっとりと眺めたのでしょうね。ミストをたっぷりと浴びながら深呼吸して、心も体もリフレッシュしてくださいね。

犬飼滝の基本情報

住所:鹿児島県霧島市牧園町下中津川
電話番号:0995-45-5111(霧島市観光課)
アクセス:
九州自動車道・溝辺鹿児島空港ICから車で約25分
JR日豊本線・国分駅から車で約20分
JR日豊本線・霧島温泉駅から車で約20分

2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/03/14 訪問

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