海のイメージが強い沖縄の離島ですが、その中で今回紹介する「久米島」は、島全体が豊かな土壌に恵まれていることも特徴。そのため新鮮な魚介類が水揚げされるのは勿論のこと、様々な農作物の栽培も盛んにおこなわれています。島全体で自給自足できてしまうのではないか?というほど実にバリエーション豊か。
そんな恵まれた食材事情を背景に、島中で久米島独自の絶品グルメに出会うことができます。名産の車海老と島野菜を組み合わせたピザや、コスパ抜群の刺身の盛り合わせ、海ブドウや養殖モズクなど、どれもここでしか味わえないものばかり。まさに「食」は久米島旅の醍醐味と言えるでしょう!
写真:土庄 雄平
地図を見るしかしながら特にハイシーズンの夏季、多くの観光客が島へ訪れると、島の食事処はフルキャパになることもしばしば。結果的に、島の味覚を食べることを諦めて、コンビニ等で食事を済ませてしまう観光客が後を絶たないという現状がありました。
そんな現状に対し、少しでも久米島の味覚を味わうことなく帰ってしまう観光客を減らしたいと考え、2019年11月に真栄平夫妻がオープンさせたお店が今回紹介する隠れ家レストラン「K’sGarden」。1日2組限定で、島の食材のみで作られた絶品郷土料理を頂くことができます。
写真:土庄 雄平
地図を見るポイントは料理だけではありません!オーナーの真栄平夫妻とゲストが一緒に楽しむスタイルであり、ゲストが久米島でのひとときを満喫できるよう趣向が凝らされています。まさに"旅人おもてなし"を信条とした唯一無二のお店と言えるでしょう!
写真:土庄 雄平
地図を見る「K’sGarden」のコースの順序は、3部構成になっているのが定番!オーナー夫妻が協力し合って、おもてなしをしてくれるのが特徴です。それでは、その手順を詳細にご説明していきたいと思います。
(1)ご主人が釣ってきた魚を丸焼き→丸かじり
まず、釣り名人でもあるオーナー夫妻のご主人が海で釣ってきた魚を、屋外の釜で丸焼きに!香ばしい匂いが辺りに立ち込め、食欲を刺激してくれます。そして、焼き上がれば素手でガブリ!塩加減が丁度よいホクホクの魚と一緒に、ビールを一気に流し込めば、最高です。
写真:土庄 雄平
地図を見る(2)奥さんの手料理を4〜5種類を堪能!
ご主人との会話を楽しみながら、待つこと30分弱。奥さん特製の絶品島料理が次々と提供されます。メニューは季節にもよりますが、ナーベラ(へちま)や島豆腐、長命草やクレソンなど、基本的に自家製野菜や地元食材を使用。味付けも素材の味を活かした絶妙な塩梅。
調理の腕も勿論ですが、何より「お腹いっぱい島の味覚を食べて欲しい」というおもてなしの心が伝わってくるのが嬉しいですね!
写真:土庄 雄平
地図を見る(3)〆にご飯と絶品魚汁
そして〆には素朴な炊き込みご飯と、魚汁が振舞われます。この魚汁が絶品!ご主人が釣ってきたシチューという魚を唐揚げにして、味噌汁の中へ投入しているのです。フワッとした衣の中にジューシーな身、それが赤味噌と相まって思わず溜息が出る美味しさ!
写真:土庄 雄平
地図を見るこれまで料理にフォーカスして「K’s Garden」を紹介してきましたが、魅力は他にも!まずポイントとなるのは、屋外に芝生の客席が設けられているという点です。実はここは、アーシング(靴やソックスを脱いで素足で大地とつながる健康法)が体験できるレストラン。芝生の上で、素足で食事を食べるスタイルを取っています。
久米島は湿気が少なく、夜は一年を通じて快適。芝生のふわふわした肌触りが心地良く、ひんやりとして気持ち良い。心身ともにアーシングのリラックス効果を体験できることでしょう!
写真:土庄 雄平
地図を見るまた周囲にはバラのガーデンが整えられ、ゆったりと流れる音楽、そして見上げれば満天の星空。屋外の素晴らしさを活かし切った最高の席となっています。オーナー夫妻と語らいながら、美味しい島料理とお酒を頂く。久米島のこの場所だからこそ味わえる素晴らしいひとときを過ごすことができますよ。
写真:土庄 雄平
地図を見る素朴な魅力が根付く沖縄離島「久米島」。食もその魅力の一つですが、よりディープな久米島を楽しみたいなら、今回紹介した「K’s Garden」がオススメです。なぜなら、四季折々の島の味覚は勿論のこと、頭上に広がる満天の星空やアーシングで感じる島のパワーなど島の自然を全身で満喫でき、レストランのオーナー夫妻と一期一会の団欒を楽しめるから。
一度訪れれば、きっと久米島旅が濃いものになること間違いなし!ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
住所:沖縄県島尻郡久米島町字島尻169‐54
営業時間:18:00〜
電話番号:098-896-7010(久米島町観光協会)
アクセス:久米島港から車で20分、久米島空港から車で30分
※備考
要予約。詳しくは久米島町観光協会へお問い合わせください。
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:久米島町観光協会
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(2024/10/13更新)
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