世界遺産富士山の構成資産、日本の滝百選「白糸の滝」〜富士宮市〜

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世界遺産富士山の構成資産、日本の滝百選「白糸の滝」〜富士宮市〜

世界遺産富士山の構成資産、日本の滝百選「白糸の滝」〜富士宮市〜

更新日:2014/05/30 18:28

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆専門ナビゲーター

2013年6月に世界遺産になった富士山。富士山とともに世界遺産となった構成資産の一つ「白糸の滝」は、国の天然記念物に指定された名勝地。日本の滝百選にもなっている「白糸の滝」の魅力や、ここを訪れたら、絶対に見ておきたいスポットをご紹介します。

曽我兄弟の伝承が残る滝

曽我兄弟の伝承が残る滝

写真:sachie

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「白糸の滝」バス停前の駐車場から、白糸の滝へと続く遊歩道を進むと、左側に「ごーっ」と言う轟音とともに、豪快に流れ落ちる滝が現れます。この滝は、白糸の滝ではなく「音止の滝」と言う名前で、白糸の滝とともに、国指定の天然記念物。こちらも、日本の滝百選になっている名瀑で、落差は約25m。

名前の由来は、曽我兄弟が滝のそばで密談していると、滝の音が凄まじく、お互いの声がよく聞き取れなかったそうです。2人は音が静まるように念じたところ、密談の間だけ滝の音が「ぴたり」と止んだと云う伝承から。面白いことに、この近くには、曽我兄弟が仇を討った「工藤祐経の墓」や、仇討の際に曽我兄弟が身を潜めたという「隠れ岩」など、曽我兄弟にまつわる場所が今も残っています。

スリル満点!

スリル満点!

写真:sachie

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こちらは、音止の滝の真上からの眺め。
緩やかな川の流れから一転して、断崖から吸い込まれるように流れ落ちる滝。爆音とともに、かなり高さがあってスリル満点! ここを訪れたら絶対に見ておきたい見所で、滝の流れ落ちる瞬間を真上から見られる場所は、めったにありません。

この眺めは「ゆついわむら神社」と言う神社の境内から見られます。遊歩道入口の売店の並びにある「嚴磐叢神社」と刻まれた大きな石碑を左に曲がって、突き当りを右へ進むと到着します。
とても危険ですので、滝を見学する際は、柵の内側でご覧下さい。

優雅で美しい眺め

優雅で美しい眺め

写真:sachie

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白く柔らかな眺めが美しい「白糸の滝」。先程の音止の滝とは対照的で、水の流れが絹の白糸のように見えることから名付けられました。幅150m・高さ20mの湾曲した絶壁から幾筋にも流れる滝はしなやかで美しく、よく見ると岩の境目から水が湧出していて、全国的にも珍しい湧水からなる滝。

幻想的な雰囲気の中、飛沫が陽の光に当ると七色の虹が見える美しい光景が広がります。
滝の平均水温は11度。ミスト状になった飛沫は、夏は特に涼しく感じられ、気持ちが良いですよ。

滝つぼ近くに架けられた「滝見橋」から、このような眺めが見られます。滝全体をバックに記念写真を撮るのにお勧めのスポットです。滝見橋は、遊歩道から階段を数十段降りた所にあって、ここを訪れる時は、歩きやすい靴が良いでしょう。

名残りです

名残りです

写真:sachie

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戦国末期から江戸時代にかけて、富士講を開いた「長谷川角行」がこの滝で修行した言われています。富士溝の信者も、ここを巡礼して修業の場としました。この石碑は、富士講の中興の祖、食行身禄(じきぎょうみろく)の百回忌の時に信者が建てたもの。

石碑は、滝つぼ近くの左側にあります。このことは、富士山世界遺産の上で重要な要素で、構成資産として見逃せないスポット!

おわりに

駐車場から白糸の滝へと続く遊歩道は、スロープになっていますが、滝つぼ近くまで行くことはできません。途中、高台に突き出た展望台「車椅子用展望台」があるので、そちらから滝全体を見渡すことができます。

駐車場に併設された案内所には、富士山について知ることが出来る巨大タッチパネルや、休憩所があります。建物はガラス張りになっているので、天気の良い日は、富士山を望むことができますよ。

白糸の滝は、秋は紅葉がとても美しいです。その昔、源頼朝は富士の巻狩りの際に、白糸の滝に立ち寄ったそうです。古来から見られてきた見事な眺めを、実際に訪れて愛でてみませんか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/28 訪問

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