山がカラフルに花化粧!茨城「笠間つつじ公園」はGWが見頃

山がカラフルに花化粧!茨城「笠間つつじ公園」はGWが見頃

更新日:2020/03/30 17:11

やた 香歩里のプロフィール写真 やた 香歩里 鈍足の旅人、地域の魅力発掘人、花火鑑賞士
茨城県笠間市の「笠間つつじ公園」は小高い山の上にあり、ゴールデンウィークの頃には色とりどりのツツジが山の斜面をカラフルに彩ります。赤・白、ピンクをちりばめたドレスをまとったような眺めは、心躍るような華やかさ。麓から歩けば、ツツジを鑑賞しながらのウォーキングも楽しめます。

また少し足を延ばせば、日本三大稲荷の1つ、笠間稲荷も徒歩圏内。こちらでは美しい花が咲く藤の古木を見ることもできます。

小山の斜面を鮮やかに彩るツツジ

小山の斜面を鮮やかに彩るツツジ

写真:やた 香歩里

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「笠間つつじ公園」は市内を一望できる小高い山の上にあります。4月下旬〜5月中旬にかけて、約25品種・8500株のツツジが山の斜面をカラフルに染め上げます。赤やピンクのツツジが色鮮やかで、満開の頃には山全体を花で飾ったよう。

小山の斜面を鮮やかに彩るツツジ

写真:やた 香歩里

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つつじ公園への入り口はいくつかありますが、時間があるならふもとの正福寺から登るのがおすすめです。登りの階段から、きれいな花が出迎えてくれます。

小山の斜面を鮮やかに彩るツツジ

写真:やた 香歩里

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山頂までの道は、みごとなツツジロードになっています。真っ赤なものやピンク、白などさまざなツツジが出迎えてくれます。種類により少しづつ開花の時期もずれるので、長い期間楽しめるのもツツジの魅力。

展望台から一望するツツジと笠間の街

展望台から一望するツツジと笠間の街

写真:やた 香歩里

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山といっても高さは約143m、道もなだらかでよく整備されているので、それほど大変ではありません。正福寺の参道から山頂まで30分程度で登ることができます。ツツジを楽しみながら、お散歩気分でゆっくり歩いていきましょう。

展望台から一望するツツジと笠間の街

写真:やた 香歩里

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山頂は広々とした芝生の広場になっています。風も吹き抜けるのでとても爽やか。ツツジの開花期間には「つつじまつり」が開催されますが、山頂の広場でイベントが行われることもあります。

右手奥にある建物は展望台。2階建てで、下には売店もあります。人気はソフトクリームですが、ツツジの頃にはちょうど気温も高くなってきて冷たいものが美味しいので、お勧めですよ。

展望台から一望するツツジと笠間の街

写真:やた 香歩里

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展望台からは、ツツジの斜面を見下ろせます。遠くに笠間の市街地も見えて、とても爽快な眺め! 夕暮れ時になるとツツジが西日に照らされ、夜には夜景を見ることもできます。展望台横に建っている大きな像は、身代わり観音。

鮮やかなツツジはエネルギーをもらえそう

鮮やかなツツジはエネルギーをもらえそう

写真:やた 香歩里

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山頂周辺一帯がツツジ園になっていて、ツツジの間には散策路が整備されているので、お散歩を楽しめます。花の中に埋もれるように建っている東屋もかわいいですね。もちろん、東屋まで下りていくこともできます。

鮮やかなツツジはエネルギーをもらえそう

写真:やた 香歩里

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緑に包まれた中に、カラフルなツツジが鮮やかに咲いて、癒しというよりはエネルギーをもらえるような眺めです。

鮮やかなツツジはエネルギーをもらえそう

写真:やた 香歩里

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山頂には「座頭市」の碑もあります。「座頭市」といえば、初代は故・勝新太郎さんが演じた、盲目の侠客。近年では北野武さん、そして香取慎吾さんも演じました。この主人公・市の出生の地がこの笠間であることはご存じでしょうか? 笠間でロケが行われたこともあり、「座頭市」ファンにとっては、笠間は聖地でもあるのです。

また、園内には笠間に関連する歌の歌碑も建っています。散策しながらいろいろとご覧になってください。笠間の歴史や文化を垣間見ることができます。

笠間稲荷の藤も同時期に見ごろに

笠間稲荷の藤も同時期に見ごろに

写真:やた 香歩里

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美しいツツジを堪能した後は、笠間稲荷まで足を延ばしてみませんか? 山頂から正福寺の入り口まで下りて、さらに15分ほど歩くと、笠間稲荷まで行くことができます。

日本三大稲荷の1つにも数えられる笠間稲荷は、飛鳥時代の白雉2年(651年)創建と伝わる由緒ある神社。殖産興業の神様として、古くから多くの人々の厚い信仰を集めてきました。

笠間稲荷の藤も同時期に見ごろに

写真:やた 香歩里

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こちらには、とても立派な2本の藤の大木があります。いずれも樹齢は400年に及びます。手前の木は長い花房を垂らす大藤。優しい紫色で、長く滴るような花はレースのように霞んで見えて、なんともたおやかで美しい姿です。

笠間稲荷の藤も同時期に見ごろに

写真:やた 香歩里

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奥にある八重藤は珍しい種類で、県の天然記念物にも指定されています。花房は短めで、花がぎゅっと凝縮していて色も濃いので、葡萄の実のようにも見えます。

笠間稲荷の藤の見ごろは、例年おおむね4月下旬から5月上旬、ちょうどゴールデンウィークの頃です。ツツジは比較的見ごろが長いので、ツツジも藤も両方楽しみたいのなら、藤の開花状況に合わせて訪問するのがおすすめです。

なお、2020年は、桜の開花が早かったように、他の花も例年より開花が早くなる可能性があるので、開花情報にご注意ください。

笠間つつじ公園の基本情報

住所:茨城県笠間市笠間616-7
電話番号:0296-72-9222
アクセス:
〔車〕北関東自動車道 友部ICから約15分
〔バス〕JR友部駅より笠間観光周遊バスにて約15分、日動美術館バス停下車、徒歩約10分

<笠間つつじまつり>
2020年4月18日(土)〜5月10日(日)
※花の開花状況により1週間程度延長する場合があります。
入場料:大人(高校生以上)500円 
※中学生以下および障がい者手帳をご提示の方は無料。

2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/05−2019/05/05 訪問

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