むつ下北名物料理は老舗「楠こう」うに釜めしで舌鼓!

むつ下北名物料理は老舗「楠こう」うに釜めしで舌鼓!

更新日:2020/06/07 11:00

Etsuko Ciaoのプロフィール写真 Etsuko Ciao 郷土料理お伝え旅ライター
三方が海に囲まれた自然豊かな下北半島は、春から秋にかけて緑の木々と海を身近に感じる大地が魅力です。新鮮な魚介類がお手頃価格でいただけるのも地元ならではのメリット。むつ市の「楠こう」は下北半島の郷土の味を楽しめると評判の老舗和食専門店です。個室で寛ぎながら海の幸をゆっくりと召し上がってくださいね。

むつ下北地域で40年の老舗割烹

むつ下北地域で40年の老舗割烹

写真:Etsuko Ciao

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むつ市の田名部神社から徒歩1分の「楠こう」は、地域の人々に愛され続けている老舗割烹です。豊富なメニュー展開で寿司、しゃぶしゃぶ、天ぷら、丼ぶりの他、うに釜めしやみそ貝焼等の名物料理で幅広い和食メニューを提供しています。

むつ下北地域で40年の老舗割烹

写真:Etsuko Ciao

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通常メニューに加え、日替わりランチも提供しています。ビジネスマンの方々が毎日来店されても楽しんでもらえるよう、その日により、ちらし寿司、三味とんかつ定食、ミニ鮭いくら丼などを通常メニューと重ならないように提供するお客様視点での工夫がなされています。

「楠こう」の菊水紋は、鎌倉時代末期の武将「楠木正成」が頭に浮かびますが、お店との関連は特にありません。とはいえ、そこはさすが老舗!落ち着いた風格は菊水紋の優雅さのようです。

むつ下北地域で40年の老舗割烹

写真:Etsuko Ciao

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1階は一般のお客様向けに個室12部屋と4人掛けテーブル席が設置されています。2階は50−60人収容可能なステージ付きの大広間、20人用が1部屋、10人用が3部屋あります。謝恩会や忘年会、法事、食事会に利用されています。

客席個室はお座敷or掘りごたつの2種

客席個室はお座敷or掘りごたつの2種

写真:Etsuko Ciao

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創業以来、楠こうでは客席の多くを壁で完全に仕切られた個室で対応しています。1階の個室は6人用が10室、10人用と12人用が各1室ずつあります。小さなお子様連れのご家族、または友人同士で来店の際は、周囲を気にすることなく会話を楽しみながら食事ができます。

客席個室はお座敷or掘りごたつの2種

写真:Etsuko Ciao

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個室はお座敷と掘りごたつの2種類がありますので、ご希望あれば入店時に案内係の方にお伝え下さい。

店内のBGMは風情ある琴の音色が流れ、普段慌ただしく過ごしている方もホッと安らぐ時間です。部屋の照明はぬくもりを感じさせる優しいオレンジ色。食事中はゆったりと心地よい時間を過ごすことができます。

客席個室はお座敷or掘りごたつの2種

写真:Etsuko Ciao

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個室以外を希望の方は、のれんで仕切ったテーブル席の利用が可能です。

観光客・地元客に大人気!名物「うに釜めし」

観光客・地元客に大人気!名物「うに釜めし」

写真:Etsuko Ciao

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楠こうの豊富なメニューの中で最も人気が高いのは「釜めし」です。むつ市内では楠こうと言えば「釜めし」と言われるほどの一品。釜めしは3種類、うに、カニ、ほたてがあります。

写真の釜めしは、味噌汁と香物が付いて1,000円(税抜)。地元ならではのとてもお得なお値段です。注文してから出来上がりまで30分程かかりますので、ご了承ください。

他に、総菜6種類と茶わん蒸し付きの「釜めし華御膳」1,950円(税抜)があります。こちらもうに、カニ、ほたての3種類から釜めしが選べます。

観光客・地元客に大人気!名物「うに釜めし」

写真:Etsuko Ciao

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釜めしは、炊き込みご飯の一種と言われています。その特徴は炊いたご飯を一人用の釜のままで提供されること。釜からご飯茶碗に盛り付けていただきます。一番人気は「うに釜めし」で、観光客と地元客のどちらからも好評を得ています。

観光客・地元客に大人気!名物「うに釜めし」

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うに釜めしは、ご飯と一緒に炊き込んだうにと、トッピングで盛り付けた生うにの両方を味わうことができます。地元、下北半島で採れた生うにはなめらかで、自然な甘さを感じます。

下北半島名物「みそ貝焼」ははずせない!

下北半島名物「みそ貝焼」ははずせない!

写真:Etsuko Ciao

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楠こうでは、下北半島の郷土料理「みそ貝焼」をいただくことができます。「みそ貝焼」は、大判のホタテの貝を鍋に見立てて、出汁と味噌、具材を煮て卵を溶いていただきます。家庭でも食べられている料理で、各家庭により具材は若干異なります。小口ねぎ、イカやホタテ、海藻などが用いられています。

楠こうのみそ味貝焼の具材は魚介類が豊富!ホタテ、エビ、イカ、蒸しうに、鮭、岩のり、野菜類はしいたけ、舞茸、ネギ、白菜が入っています。更に冬場はまつも(海藻)も加わりバラエティに富んでいます。

みそ貝焼定食は1,200円(税抜)で、単品は700円(税抜)で提供されています。

下北半島名物「みそ貝焼」ははずせない!

写真:Etsuko Ciao

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みそ貝焼の起源がいつから始まったのか定かではないのですが、江戸時代の漁師達がホタテの貝殻を鍋のようにして、魚の切身や稗、粟を入れ出汁に味噌を溶いて食べていたという説があります。後に高価だった卵も手に入りやすくなり、卵も加えて食べるようになったのが主流になり、現在のみそ貝焼となったとの云われがあります。

ちなみに下北半島では「みそ貝焼」と言われていますが、同じ青森県の青森市等の津軽方面では「貝焼みそ」と言われ、呼び名が違います。貝は同じく大判のホタテの貝殻を使用します。

下北半島名物「みそ貝焼」ははずせない!

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みそ貝焼は、鍋の具材に火が半分通ったところで裏返し、溶き卵を加えて混ぜ合わせます。写真は溶き卵を入れた直後です。混ぜ合わせてスクランブルエッグのようになったところで完成です。食べ方は、白いご飯の上に具をのせていただきます。みそと卵の素朴な味わいが魅力な料理です。

コスパ抜群ランチ「昼御膳」でちょっとずつ色々!

コスパ抜群ランチ「昼御膳」でちょっとずつ色々!

写真:Etsuko Ciao

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お昼の人気メニュー「昼御膳」は、ちょっとずつ色々食べたい欲張りさんにおすすめです。天ぷら、お刺身、茶わん蒸し、ご飯、味噌汁に香物がついて、さらにお蕎麦かうどんが選べます。これで980円(税抜)というお値段はお得すぎ!

コスパ抜群ランチ「昼御膳」でちょっとずつ色々!

写真:Etsuko Ciao

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揚げたてサクサクの天ぷらは熱いうちお早めに、そしてなめらかな舌触りの茶わん蒸しはゆっくり召し上がって下さいね。

郷土の味わいをより堪能したい方には、海の幸が充実した下北づくし御膳(3,000円税抜)、むつ湾づくし御膳(2,000円税抜)等がおすすめです。

平日のランチタイムは地元ビジネスマンの方々が来店する12時過ぎから混雑します。混雑を避けたい場合は開店直後の11半過ぎ、または13時以降の来店がいいでしょう。

和風料理 楠こうの基本情報

住所:青森県むつ市田名部町2—5
電話番号:0175−22−7377
営業時間:11:30−14:30(ラストオーダー14:00)、17:00−21:00(ラストオーダー20:30)
定休日:水曜日 祝日の場合は前後に振替
駐車場:30台まで可

2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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