タイ・プーケットのパワースポット「ワット・シャロン寺院」

タイ・プーケットのパワースポット「ワット・シャロン寺院」

更新日:2020/03/30 17:26

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
タイの観光地、プーケット島。この人気ビーチリゾートに、多くのタイ人から信仰を集めるパワースポットがあります。プーケット最大で、最強のパワースポットとして知られる仏教寺院「ワット・シャロン寺院(Wat Chalong)」。おしゃれで可愛い仏舎利塔は、外国人旅行者にも人気の観光名所です。“奇跡を起こした高僧”の像が祀られる、シャロン寺院。その見どころや、参拝方法などについてご紹介します。

インスタ映え抜群の寺院

インスタ映え抜群の寺院

写真:沢木 慎太郎

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タイで人気のビーチリゾート、プーケット島。この島で、タイ人から最も信仰を集めている仏教寺院が「ワット・シャロン(Wat Chalong)」。正式名所は「ワット・チャイタララーム(Wat Chaiyathararam)」で、19世紀の初めに建てられました。

日本語では「シャロン寺院」や「チャロン寺院」とも表記。シャロンとは、“祝福”の意味があります。ビッグブッダも近くにあり、プーケット観光でおすすめのスポットのひとつです。

インスタ映え抜群の寺院

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シャロン寺院の場所は、プーケットタウンから南西へ約8キロメートル。パトンやカロン、カタビーチからタクシーで約30分。行き方のポイントとしては、帰りの足を確保すること。タクシーやトゥクトゥクをチャーターしておくことをおすすめします。

シャロン寺院には、本堂や礼拝堂などの建物がありますが、おすすめの寺院が写真の「仏舎利塔」。王冠をイメージさせるような、おしゃれで可愛い寺院です。

インスタ映え抜群の寺院

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「仏舎利塔」の高さは約60メートル。豪華絢爛な金色の装飾は、インスタ映え抜群。女子旅にも人気のフォトジェニックな寺院です。尖塔は白で、低層階はややピンクがかった色。塔の3階には、ブッダの遺骨(仏舎利)が納められています。日本で言えば、五重塔や三重塔のようなもの。

入場料金は無料、服装にはご注意

入場料金は無料、服装にはご注意

写真:沢木 慎太郎

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仏舎利塔は3階までのぼることができるので、ぜひ参拝してみましょう。入場料金は無料。仏舎利塔に入るには靴や帽子を脱ぎます。タイの寺院はどこでも同じですが、聖域に入る時は服装にも気を付けましょう。タンクトップやホットパンツ、短パンなど、肌の露出を控えた服装で参拝するのがマナーです。

入場料金は無料、服装にはご注意

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仏舎利塔の1階では、仏像がずらりと並んでいます。タイの寺院では、曜日ごとの守護仏があり、たとえば日曜日に生まれた人は、日曜日の守護仏に参拝します。曜日にも色(日曜は赤、月曜日は黄色など)があって、その人のラッキーカラーになっています。

入場料金は無料、服装にはご注意

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1階〜2階には、ブッダの生誕から入滅までのストーリーが色彩豊かに描かれ、瞑想できる場所もあります。柱や壁には小さな仏像が丁寧に彫られ、独自の仏教美術を見ることができます。

シャロン寺院からの眺めは最高

シャロン寺院からの眺めは最高

写真:沢木 慎太郎

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こちらが、最上階の3階に納められた仏舎利。球体のガラスに納められ、さらにガラスの壁で守られています。3階からの眺めは良く、爽やかな風が吹き抜けます。眼下に広がる緑も目が休まります。

シャロン寺院からの眺めは最高

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3階にはベランダがあり、緑に埋もれるシャロン寺院を眺めることができます。正面に見える建物が本堂。その背後には、プーケットの山並み。この山の向こう側にパトンやカロン、カタビーチがあります。山頂には、白亜のビッグブッダの姿も見ることができ、プーケットの大自然が感じられます。

本堂の参拝もおすすめ

本堂の参拝もおすすめ

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シャロン寺院を訪れたなら、本堂も参拝されてはいかがでしょうか?本堂には、奇跡を起こした高僧の像が祀られ、多くのタイ人が参拝しています。地元のタイ人から絶大な信仰を集める、プーケットで最強のパワースポット。参拝者は、高僧の像に花や線香をささげ、高僧の像に金箔を張り付けています。

本堂の参拝もおすすめ

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写真が、地元のタイ人から絶大な信仰を集める高僧の像。かつてプーケットは錫(スズ)の採掘地としてにぎわっていましたが、19世紀に中華系移民の労働者が大暴動を起こし、大混乱に陥りました。この時、大暴動を奇跡的にしずめた僧侶「ルアン・ポー・チャム」と「ルアン・ポー・チュアン」、その弟子の「アン・ポー・グルアム」の3僧の像が祀られています。

本堂の参拝もおすすめ

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僧侶が亡くなった後も、“不思議な魔力を持つ僧侶”と崇(あが)められ、健康や商売、学業、運気・運勢アップや良縁・恋愛成就など、何でも奇跡的に叶うパワースポットとして多くのタイ人から信仰されています。

お参りの作法は、「ロウソク」「線香」「蓮の花」「金箔」がセットになった“参拝セット”があり、ロウソク→線香の順番で火を灯し、蓮の花をささげ、最後に僧侶の像に、願いごとを祈りながら金箔を貼ります。自分の身体の良くない場所に金箔を貼ると、その部位が良くなるそう。

おみくじなど、共通の文化も

おみくじなど、共通の文化も

写真:沢木 慎太郎

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シャロン寺院では、おみくじを引くことができ、恋愛運や仕事運などの運勢を占うこともできます。日本のおみくじのように、目を閉じて祈りを込めて、おみくじを引きます。

くじには番号があり、所定の場所に行って、「おみくじ箋(おみくじ紙)」を授与していただけます。タイの寺院は、落ち着いたたたずまいの日本の寺院とは異なります。しかし、タイ人には、日本人と同じような精神文化や精霊信仰が見られ、親しみが感じられます。

女子旅や家族旅、一人旅でも人気のプーケット。アジアを代表するビーチリゾートで、プーケットならではの仏教寺院を参拝されてはいかがでしょうか?

なお、プーケットでのおすすめスポットやホテルなどについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方か関連MEMOに張り付けたリンクからのぞいてみて下さい。

ワット・シャロン(Wat Chalong)の基本情報

住所:6 Chao Fah Tawan Tok Rd, Chalong, Mueang Phuket
電話番号:+66-76-381-226
営業時間:7:00〜17:00(敷地内は24時間自由)
定休日:無休
入場料金:無料
服装:肌の露出を控えた服装で参拝しましょう

2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/03/21 訪問

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