ロンドン「キューガーデン」歴史と伝統を誇る由緒ある植物園

ロンドン「キューガーデン」歴史と伝統を誇る由緒ある植物園

更新日:2020/05/10 16:46

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア
ロンドン郊外にある「キューガーデン」は、5万種類以上にも及ぶ植物の展示と研究を行う由緒ある王立植物園。広大な敷地内では、美しく咲き誇る花々はもちろん、ヴィクトリア朝に建てられた温室をはじめ、歴史的価値のある建造物も多く見られます。世界遺産にも登録されている広大な敷地内を散策しながら、珍しい熱帯植物や季節の花々を観察し、その色や香りを心ゆくまで楽しみましょう。

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キューのシンボル「パームハウス」で楽しむ熱帯植物

キューのシンボル「パームハウス」で楽しむ熱帯植物

写真:Lady Masala

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「キューガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)」は、多様な植物や菌類を所有する世界最大の規模を誇る植物園として知られています。18世紀にカペル卿ヘンリーが作った熱帯植物園が元になっており、その後、英国王室に関わる人々によって拡張された由緒ある庭園です。現在は王立植物園として一般に公開されるほか、シードバンクや研究機関としての役割も果たしています。

キューのシンボル「パームハウス」で楽しむ熱帯植物

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キューガーデンを訪れたなら、そのシンボルとも言える「パームハウス(Palm House)」を見ない手はありません。ヴィクトリア朝に建てられた温室内には、その名の通り椰子の木をはじめとする熱帯雨林の植物が集められています。時折降り注ぐ生暖かいミストや肌に張り付くようにねっとりと暑い温室内はジャングルさながら。

建てられた当時は、高さが33メートルもある煙突を備えた石炭式ボイラーで温められていたというパームハウス。1950年代に電化されたため、不要となった煙突は正面入り口近くに展示されるようになりました。第二級指定建造物にも指定されている「シャフト オブ グレート パームストーブ(Shaft of the Great Palm-Stove)」もぜひ見ておきましょう。

キューのシンボル「パームハウス」で楽しむ熱帯植物

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キューガーデン内には、パームハウス以外にも数多くの温室があります。そのひとつ「ウォーターリリー ハウス(Waterlily House)」には、さまざまな種類のスイレンが咲き誇り、甘い香りが漂います。池を囲むようにディスプレーされるのは、暖かい環境を好む植物で、食用や実用的価値のあるものがほとんど。ひょうたんもそのひとつで、秋には緑やオレンジの実をつけ温室内がいっそう賑わいます。

イギリスで最も小さな王宮「キュー宮殿」

イギリスで最も小さな王宮「キュー宮殿」

写真:Lady Masala

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広大な敷地内には、17世紀に建てられた「キュー宮殿(Kew Palace)」があります。ここは、かつてジョージ3世とその家族が住んでいたというイギリスにある王宮の中では、最も小さな宮殿。公式行事などは行われなかったため、格式ばったところがない家庭的な雰囲気のお屋敷です。晩年、王は精神疾患に悩まされ、療養の目的で滞在していたといいます。

イギリスで最も小さな王宮「キュー宮殿」

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時間が許せば、ぜひとも宮殿内も見学しましょう。最小の宮殿と言えども、王族が住んでいただけに、きらびやかな調度品の数々が目を引きます。音楽やゲームを楽しむ華やかな部屋に続く、ジョージ3世の妻シャーロット女王の寝室は、すっきりとした黄色が印象的なシンプルな空間。食堂にある家具の重厚なたたずまいには、アンティークファンでなくても思わず見とれてしまうでしょう。

イギリスで最も小さな王宮「キュー宮殿」

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宮殿には、ふたつの庭があります。ハーブガーデンでは、主に薬として用いられていた薬草、キッチンガーデンには、食用の野菜や果物が栽培されています。見た目に美しいだけでなく、ハーブや花の香りにはリラックス効果が感じられます。花に集うミツバチの愛らしい姿も相まって、思わず深呼吸。庭の花々に映える絵葉書のように美しい宮殿と、甘い香りを楽しんでください。

ありとあらゆる種類の植物の宝庫「キューガーデン」

ありとあらゆる種類の植物の宝庫「キューガーデン」

写真:Lady Masala

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広大な敷地内では、さまざまなテーマでの展示が行われています。そのひとつ「ロックガーデン」では、世界各国の山岳地帯の風景が再現されており、現地で採集された種子から育てられた大変珍しい高山植物が見られます。イギリスの気候には適さない植物も多いことから、植物研究の見地からも注目されています。

1882年に造設されたというロックガーデンは、その歴史と広さにおいても世界一。アルプスとピレネー山脈をはじめ、中央アジアの草原、ヒマラヤの渓流、北アメリカの高山や湿原、パタゴニア、地中海、オーストラリア、ニュージーランドの山頂など、ここに来るだけで世界各国の秘境に咲く珍種を目にすることができるのです。

ありとあらゆる種類の植物の宝庫「キューガーデン」

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キュー宮殿からパームハウスへと続く道を左右対称に彩る「グレート ブロード ウォーク ボーダー(Great Broad Walk Borders)」は、イギリス国内では最長の全長320メートルを超える花壇。虹のようにカラフルな花の道は、季節とともにその装いを新たにします。

6月から9月に見ごろを迎えるブロードウォークは、1840年代にウィリアム・ネスフィールドによって、当時新設されたパームハウスを引き立てるために造られました。野草から園芸品種に至るまで、多種多様な植物が見られる花壇には、3万本もの花々が彩りを添え、人々の目を楽しませてくれます。

ありとあらゆる種類の植物の宝庫「キューガーデン」

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さまざまな植物に出会えるキューガーデン。その敷地面積は132ヘクタール、なんと、東京ドームの約28倍の規模を誇るのです。広大なうえに見どころもたくさんあることから、植物に興味がある人には開園と同時に訪れることをおすすめします。また、冬季には「ウォーターリリー ハウス」や「キュー宮殿」など、一部の施設が閉鎖されます。花が咲き始める春から夏にかけてが最もよい季節といえるでしょう。

世界各国から採集してきたという珍種はもちろん、遊歩道の脇にひっそりと咲く季節の野草まで、丹精込めて手入れされた草木や花々を愛でながら散策したいキューガーデン。施設内にはレストランやカフェも充実しています。お天気がよければサンドイッチを買ってベンチや芝生でピクニックをするのもよいでしょう。草木や花に囲まれながら、日ごろの忙しい日々を忘れて、キューガーデンでゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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キューガーデンの基本情報

住所:Kew, Richmond, London, TW9 3AE
電話番号:+44-20-8332-5655 
営業時間:10:00-15:30/20:00
※季節や曜日によって閉館時間が変わります。詳細は、公式ホームページでご確認ください。
※12月24・25日休館
アクセス:地下鉄ディストリクト線(District Line)・ロンドンオーバーグラウンド(London Overground)キューガーデン駅(Kew Gardens)より徒歩5分

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/15 訪問

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