写真:amica maica
地図を見る石清水八幡宮は、京都と難波(大阪)を結ぶ交通の要地に鎮座しており、地元の人々からは「やわたのはちまんさん」と呼ばれて親しまれています。創建は859年で、清和天皇の命により平安京の裏鬼門(南西の方角)を守護する神社として男山に建立されたのが始まりとされています。本殿を含む10棟の社殿群は、2016年に国宝に指定されました。
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地図を見る石清水八幡宮の御祭神は、御本殿中央の応神天皇様、西の比刀iひめ)大神様、東の神功皇后様の三座で、「八幡三所大神(八幡大神)様」と総称されています。※御祭神は撮影不可
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地図を見る創建以来、何度か再建が繰り返えされていますが、社殿は1580年に織田信長が修造し、1589年に豊臣秀吉が大廻廊を造営しました。さらに1606年に徳川秀頼が本殿を造営しましたが、現在の社殿は1634年、三代将軍徳川家光が修造したと伝えられるもので、内殿と外殿の前後二棟からなる御本尊は、現存する中で最大、最古の「八幡造り」で、全て国宝に指定されています。
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地図を見る石清水八幡宮にご参拝したら、ぜひオススメしたいのが「昇殿参拝」です(初穂料1,000円)。お払いを受けられる上に、神職の方が社殿の見どころや歴史を説明しながら回ってくださいます。※昇殿参拝は撮影不可
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地図を見る写真のサルの彫刻は、日光東照宮の「眠り猫」の彫刻で知られる左甚五郎作と伝わる「目貫の猿」です。よく見ると右目に釘が打ち付けられていますが、これは甚五郎の彫刻はその精巧さから魂が宿り動き出すという伝説があり、このサルも社殿を抜け出しては里でいたずらを繰り返したため、右目に細い竹釘を刺して逃げ出さないようにしたものだと伝えられています。
そして平成の大修造の際、この釘を抜いていた時期になぜか境内に本物のサルが現れ、元に戻したら現れなくなったのだとか。甚五郎の伝説は今なお続いているわけです。
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地図を見る石清水八幡宮には、約152点にも及ぶ色鮮やかな「桃山風透かし彫り」があり、その中には勇猛に闘う姿が戦国武将たちに愛されたと言われるカマキリをモチーフにしたものなど、ユニークなものもあります。
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地図を見る石清水八幡宮には、信長ゆかりの史跡もあります。写真の灯篭の後ろにある土塀は「信長塀」よ呼ばれるもので、信長が1580年に寄進したものと伝えられています。信長塀は境内にあるため自由に見られますが、昇殿参拝に参加すると、同じく信長が寄進したと伝わる「黄金の雨樋(あまどい)」の一部も見ることができます。
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地図を見る八幡宮の神様のお使いがハトとされていることから、境内ではいたるところにハトのモチーフが隠されています。写真は映えもバッチリの「鳩みくじ」(500円)。その他にも 一ノ鳥居の扁額(へんがく)の「八」の字がハトになっているなど、ぜひ、一つずつ見つけて楽しんでみてください。
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地図を見るそして人気の御朱印にもハトが隠されています。通常の御朱印の八幡の「八」は数字ですが、事前に「ハトの御朱印をお願いします」と伝えると、八の字がハトになった御朱印を作っていただけます。さらに季節ごとにデザインが変わるバージョンがあるなど、遊び心も満点です。
<石清水八幡宮の基本情報>
住所:京都府八幡市八幡高坊30
電話番号:075-981-3001
開園時間:6:00〜18:00
授与所 8:30〜18:00 ※季節により変動あり
昇殿参拝 11:00〜、14:00〜(祭典行事などにより時間の変動あり。1/1〜2/3は休止)
※現在、昇殿参拝は当面の間休止。再開時期については石清水八幡宮公式ホームぺージを確認いただくか直接お電話でお問い合わせください。
長岡京市の中で「隠れた映えスポット」として注目を集めているのが「柳谷観音楊谷寺」です。806年に開創された古刹で、天皇家や公家からも厚い信仰を受け、現在でも眼病平癒の祈願所がある「目の観音様」として、祈願に訪れる人が絶えません。
神社には参拝前に身を清めるための「手水(ちょうず)舎」がありますが、柳谷観音楊谷寺では、手水の上に季節の草花を浮かべる「花手水」が名物となっています。数年前の住職交代を機に、歴史と四季を感じられる聖地にしたい、不安な現代にご利益と共に五感を通じて心に平安を、との思いから始めました。
また花手水という名称は、本来野外で手を清める際に草花で代用した行為を言いますが、柳谷観音楊谷寺では自然に花を浮かべた手水舎・手水鉢そのものを指すようになり、これが全国的に広がっています。
6月上旬〜7月上旬の「あじさいまつり」の時期に合わせて登場する、水面にあじさいの花を並べた花手水の人気は高く、近年ではSNSを賑わせる存在となっています。
そして柳谷観音楊谷寺は、御朱印女子にも見逃せないスポットです。通常の御朱印だけではなく、毎月1日のみ授与されるものや、17日の縁日限定のもの、縁結びの効果があるものなど種類が豊富です。さらに毎月17日にオリジナル押し花朱印つくり体験も実施しています。※要事前申込
<柳谷観音楊谷寺の基本情報>
住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話番号:075-956-0017(受付時間9:00〜16:00)
※詳細は各SNSをご覧ください。
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地図を見る勝龍寺城は、光秀の娘・細川ガラシャと細川忠興が婚礼を挙げ、新婚時代を過ごした城です。そして本能寺の変の直後、光秀が羽柴秀吉との戦いに備えて入城したものの、山崎合戦で秀吉に敗れてこの城に帰城、ここから光秀の本来の拠点である近江国坂本城へ逃走する途中で、農民による落武者狩りにあい亡くなります。
写真:amica maica
地図を見る勝竜寺城公園では、現在御朱印ならぬ「御城印」を販売しています。勝龍寺城の名前の由来となった勝龍寺の住職・國定道晃師筆の通常版に加え、勝龍寺城城主である細川藤孝(幽斎)の書状から書き起こした書状版の2種類があり、市内3か所の観光案内所にて販売しています。
<勝竜寺城公園の基本情報>
住所:京都府長岡京市勝竜寺13-1
電話番号:075-955-9515(長岡京市役所商工観光課)
開園時間:9:00〜17:00(4〜10月は〜18:00)
※4/6(月)〜5/6(水)まで勝竜寺城公園の管理棟のみ閉鎖しております。
<御城印販売の基本情報>
電話番号:075-951-4500(長岡京市観光協会)
※現在、勝竜寺城公園および観光館内所での御城印の販売は中止しています。
写真:amica maica
地図を見る勝竜城公園を訪ねたら、ショートブレークに立ち寄りたいオススメのカフェが「cafe coba(カフェコバ)」です。
メニューの中でも「手作りパンメニュー」が好評で、「月替りの手作りパン」(写真は「バターと卵たっぷりのブリオッシュの2種類組み合わせ」)は、このボリュームで700円という値段も嬉しいポイントです。もちろんスイーツも充実で「フレッシュフルーツタルト」(500円)はお店の看板メニューで、数量限定なのでお早めに!
<cafe cobaの基本情報>
住所:京都府長岡京市勝竜寺ニノ坪15天王山フラワーハイツ1F
電話番号:090-3993-0863
営業時間:11:30〜17:00(l.o.16:00)
休業日:水曜日と最終木曜日
大河ドラマ「麒麟がくる」で、光秀最後の戦いとなった山崎合戦の古戦場がある長岡京市は、歴史を感じさせる古刹が市内各所にあります。京都駅からのアクセスも便利なので、ぜひ散策を楽しんでみてください。
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:乙訓・八幡広域観光連絡協議会
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