山梨「NIPPONIA小菅 源流の村」築150年古民家のクールなリノベホテル

山梨「NIPPONIA小菅 源流の村」築150年古民家のクールなリノベホテル

更新日:2020/04/03 12:05

U KOARAのプロフィール写真 U KOARA ぬい撮りトラベラー
小菅村は、山梨と東京の県境にある人口約700人の村。古民家再生プロジェクトにより、築150年以上の大きな古民家が、2019年夏にモダンなホテルに生まれ変わりました。その名も「NIPPONIA小菅 源流の村」。
モダンでありながら歴史を感じるラウンジや客室、腕利きシェフの地産地消懐石料理、ホテル各所にちりばめられたこだわりの家具やアートをご紹介します。

人口700人の村を1つのホテルに見立てた「NIPPONIA小菅」

人口700人の村を1つのホテルに見立てた「NIPPONIA小菅」

写真:U KOARA

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都心から車や電車で約2時間。東京に近い山梨県小菅村は標高700mほどの山中に位置します。NIPPONIA小菅は、元々村の校長先生でかつては養蚕農家だった細川邸を再生しました。

村を1つのホテルに見立てたホテルは、スタッフ全員が村人。村人のガイドによる“小菅さんぽ”を毎日開催。また、無料の電動アシスト付自転車でサイクリングも楽しめます。

築150年以上の合掌造りの古民家の玄関では、屋根の部分に付けられていたという懸魚(げぎょ)がアート作品のように宿泊客を迎えます。

人口700人の村を1つのホテルに見立てた「NIPPONIA小菅」

写真:U KOARA

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チェックインはクールなラウンジで。アメリカミッドセンチュリーデザインの照明や、ヴィンテージ家具が不思議と和室に馴染んでいます。レコードのアナログな音が心地よく、一気に非日常へトリップ。

チェックイン時のおもてなしは、山梨の“まるわ茶園”の緑茶と、村のお母さんたちが作る“ちゃーちゃんまんじゅう”。ほっこりした気持ちになります。

人口700人の村を1つのホテルに見立てた「NIPPONIA小菅」

写真:U KOARA

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ラウンジ上のロフトは、ハンモックが並ぶリラックスエリア。照明やオブジェとして利用されている糸巻からは、養蚕を営んでいた歴史を感じられます。
違和感なく飾られるアート作品は、剥製を模したアンティークの金属の鹿。NIPPONIA小菅の空間デザインを手がけたのは、蔦屋書店の空間ディレクションを担当した“SKETCH”、なるほど、オシャレなわけです。

80平米のスイートルーム・OHYA1

80平米のスイートルーム・OHYA1

写真:U KOARA

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NIPPONIA小菅の客室は4つ。その中でも一番広い客室がスイートルームのOHYA1。80平米あり最大4名まで宿泊可能です。“OHYA”とは細川邸の屋号が“山大”で、村人からは“大屋(おおや)”と呼ばれていたことに由来します。

扉を開けると目の前にリビング、その奥にはベッドルーム。少し暗めの照明と自然光のバランスがよく、落ち着いた空間を作りだします。これは、大人が心ときめく客室。

80平米のスイートルーム・OHYA1

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ロフトのベッドルームは静寂、狭さ、暗さが隠れ家のよう。NIPPONIA小菅のコンセプトは「炭と熱」。黒とオレンジのインテリアやアートが印象的です。
ベッドは、ホテルマネージャーの谷口さんが寝心地にこだわり、辿り着いたシモンズ社のもの。睡眠環境は完璧です。

80平米のスイートルーム・OHYA1

写真:U KOARA

ガーデンビュースイートであるOHYA1の特等席は、日本庭園が眺められる縁側。先代が庭師に注文し、甲府の石を使った美しい庭です。
池の水音を聞きながら、朝や昼は静かにカフェスペースとして、18時から21時半までの軽食ルームサービスを利用すれば、プライベートバーに早変わり。ずっと座って話していたくなるような場所です。

部屋の家具やインテリア、アート作品にもこだわりがあり、それぞれのストーリーを追っていくのも楽しみの一つになりそう。

NIPPONIA小菅の設備とアメニティ

NIPPONIA小菅の設備とアメニティ

写真:U KOARA

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縁側で楽しみたいのは、小菅村にブルワリーを構える「FAR YEAST」のクラフトビール。冷蔵庫の中で冷えているビールはフリー(1本)。ホテルのレストランでも飲めるほか、ホテルから徒歩7分の道の駅でも購入可能です。

冷蔵庫には多摩川の源流水が冷えています。ティーセットの小菅産オーガニックハーブティや甲府の“岩田屋珈琲”を源流水で淹れるのもオススメ。谷口さんによれば、この辺りは水道水でも美味しいとのこと。

NIPPONIA小菅の設備とアメニティ

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バスルームにはヒノキと十和田石を使った湯船。村の温泉施設“小菅の湯”の入浴が含まれているプランもありますが、温泉の運営状況によっては閉まっていることもあり、ハーブのバスシュガーがサービスされます。

シャンプー類は、松山油脂“LEAF&BOTANICS”シリーズ。柑橘系の香りに癒されます。環境に配慮し、置かれているアメニティは最小限ですが、クレンジングや化粧水のトライアルキットも用意されているのは嬉しいポイント。

NIPPONIA小菅の設備とアメニティ

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お風呂上りは、ホテルオリジナルのルームウェアでリラックス。部屋にはテレビや時計がなく、時間を忘れることができます。
WiFi環境は良く、静かにPC作業をしたい方にもおすすめ。でも、こんな場所に来たら、情報は全てシャットダウンしてデジタルデトックスするのが一番かもしれません。

「24sekki」で味わう小菅村の旬

「24sekki」で味わう小菅村の旬

写真:U KOARA

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NIPPONIA小菅に宿泊するなら夕食付がおすすめ。日本料理店出身・鈴木啓泰シェフの腕によりをかけた源流懐石料理を体験しましょう。
レストラン名の「24sekki」とは四季を更に6つに分けた24節気のこと。小菅産(または山梨産)の旬の食材を使った美しい料理が次々にサーブされます。

春のメニューは、盛り付けも美しい“小菅産川魚と原木椎茸のさんが焼き 白菜のポタージュ”。春のストレスやアレルギーを改善すると言われている椎茸は川魚のすり身と一緒に味わいます。

「24sekki」で味わう小菅村の旬

写真:U KOARA

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前菜は野蒜、村のいたるところに自生しているふきのとう、大月市「笹一酒造」の甘酒につけたフルーツのようにさっぱりとしたうどなど、山の恵みがたっぷり。

甲斐サーモン、昆布締めにした山女魚、岩名など川魚の刺身は自家製の醤油をつけて。

「24sekki」で味わう小菅村の旬

写真:U KOARA

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そして、土鍋で登場する“甲斐サーモンと平茸の炊き込みご飯”。実はこれがメインというくらい“ごちそう感”があります。

蓋を開ければ平茸が香ばしく、しゃもじで混ぜればおこげが見え、出汁の上品な旨み、隠し味のバターの風味、これは、お代わりせずにはいられない。余ってしまった場合は、おにぎりにしてお夜食にどうぞ。

食材に一番合う調理法をよく知っているシェフが作る料理は、沢山食べても不思議と翌朝にはお腹が空いているのです。

こちらのレストランは、元々使用人と馬の部屋でした。こんな立派なレストランになるなんて、誰も想像できなかったでしょう。

※メニューは仕入れ状況により毎日少しずつ変わります。
※現在は宿泊者のみ利用可能

村のお母さんが作る朝ご飯をイメージした朝食

村のお母さんが作る朝ご飯をイメージした朝食

写真:U KOARA

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NIPPONIA小菅の朝食は、村のお母さんが作る朝ご飯をイメージした和食。こんにゃくや漬物、焼いた甲斐サーモン、きゃらぶきなど、素朴で懐かしい朝ご飯です。

村のお母さんが作る朝ご飯をイメージした朝食

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メインは鈴木シェフが作る出来立てあつあつの出汁巻き卵。美しい卵焼きはふわふわで上品な味わいです。

村のお母さんが作る朝ご飯をイメージした朝食

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朝食はそれぞれの客室まで届けられるので、寝坊をしても大丈夫。友人やパートナーと水入らずの朝食タイムが過ごせます。

OHYA1のダイニングセットはオランダ工業デザインメーカー“ガルファニタス”のもの。機能的モダンデザイン家具での食事も大事なわくわくポイントです。

NIPPONIA小菅で村の良さを知る

NIPPONIAがなければ、わざわざ訪れることがないかもしれない小さな村。このホテルを通じて、小菅村の食材の味を知り、気に入れば道の駅で買う。古民家の歴史に触れ、少し村を知ることにNIPPONIAが目指す本来の意味があるのでしょう。
チェックアウトの時間に「もう帰るのか...。」なんて、名残り惜しい気持ちになる、心からリラックスできるホテルです。

※中学生以上から宿泊可能
※JR中央線大月駅から送迎車あり

2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/02/25−2020/02/26 訪問

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