写真:Lady Masala
地図を見る最近ではコーヒー党も増えてきているとは言いますが、イギリス人は紅茶が大好き。忙しい朝や会社でのティーブレイクには、ティーバッグが欠かせません。スーパーに行くとさまざまな種類の紅茶があることに驚かされるでしょう。
家庭や職場に常備されているティーバッグは、大容量で廉価なものがほとんど。PG TipsやTetley、Typhooなどが一般的です。どれを支持するかは個人によりますが、自分好みのブランドがあるという人が多いはず。
普段使いの紅茶には「ヨークシャーティー(Yorkshire Tea)」がおすすめです。ヨークシャーを拠点に1886年から続く老舗ブランドが自信をもってブレンドする紅茶は、濃くいれても苦みが少なくまろやか。ミルクを入れていただきましょう。ディカフェやフレーバーティー、リーフティーもあるので、何種類かまとめて買ってみるのもよいでしょう。
写真:Lady Masala
地図を見るロイヤル ワラント(王室御用達)のリストにも加えられているイギリスの高級スーパー「ウェイトローズ」では、エリザベス女王の長男、ウェールズ公がプロデュースする「ダッチー オリジナル(Duchy Originals)」の商品が購入できます。彼自身が経営するオーガニック農園をはじめ、厳選された生産地から届けられる質の高い製品は、ウェイトローズの定番で、人気商品のひとつ。
ダッチー オリジナルがウェイトローズのためだけに提供する「ウェイトローズ ダッチー アールグレイ ティーバッグ(Waitrose Duchy Earl Grey tea bags)」は、上品な味と香りのアールグレイ。濃くいれても苦みが少なく、さわやかでフルーティーなベルガモットの香りが特徴です。ほのかに香るジャスミンが東洋的で、今までになかったテイスト。たくさんのアールグレイを試したけれども、お気に入りにはまだ出会えていないとか、スモーキーなアールグレイが苦手という方にはぜひとも試していただきたい紅茶です。
写真:Lady Masala
地図を見るロイヤル ワラントの栄誉を賜る日本でも有名なトワイニング。イギリスには、本国ならではのブレンドティーやハーブティーがあるところが見逃せません。また、パッケージが日本の物とは微妙に異なるところもお土産としてのポイントが高いといえるでしょう。
特におすすめしたいのは「レディ グレイ(Lady Grey)」。アールグレイにレモンとオレンジピールをブレンドした柑橘系のさわやかさが際立つ上品な紅茶です。リーフとティーバッグの両方の取り扱いがありますが、リーフティーには、矢車菊の花びらが入っています。花びらはブレンドしている最中に偶然まぎれ込んだのだとか。評判がよかったので定番となりました。スーパーで買えるのに、贅沢な気分を味わえる紅茶です。
味へのこだわりとともに、とことんまで自然環境や生産者に配慮した製品づくりを目指す「クリッパー(Clipper)」は、1984年に創業の比較的新しい紅茶のブランドです。
1994年には、イギリスで最初にフェアトレードの紅茶を扱う会社として注目を集め、現在ではフェアトレード紅茶の世界最大のバイヤーにまで成長しました。また、2018年には世界で初めて生分解性で無漂白のティーバッグに切り替えた、紅茶界にエシカルな思想をもたらす草分け的存在のクリッパー。
生産から梱包まで、より環境に配慮する方法を常に模索しているクリッパーの紅茶は、その味にも定評があります。フルーティーな香りが口いっぱいに広がる「オーガニック アールグレイ(Organic Earl Grey)」は、濃くいれても苦味が出ないさわやかで飲みやすい紅茶。クリッパーには、イングリッシュブレックファストやアッサムをはじめとする定番の紅茶の他に、ハーブティーや緑茶、ココアやコーヒーの扱いもあります。
写真:Lady Masala
地図を見る最後にご紹介するのは、「チックタック ルイボスティー(Tick Tock Rooibos Tea)」です。ノンカフェインで、紅茶の代用品としても人気のイギリスのスーパーには必ずある定番商品。
ルイボスティーは、南アフリカのセダルバーグ山脈でしか生息しない灌木の葉を乾燥させたお茶。クセがなく、砂糖やミルク、レモンやミントなどを加えてもおいしくいただけます。ティータイムにはもちろん、和洋を問わず食事とも相性がよいのも魅力です。
レトロなパッケージがかわいらしいチックタックのルイボスティーは、レモンジンジャーやアールグレイ、バニラなどのフレーバーティーの種類も充実。オーガニックの物も人気です。2015年と2019年には、商工会議所が推奨する「グレートテイスト(Great Taste)」に選ばれている味には定評のあるお茶です。
今回ご紹介した紅茶とルイボスティーを手に入れるには、王室御用達の高級スーパー「ウェイトローズ」に行きましょう。他にもたくさんの種類の紅茶やハーブティーがそろっているので、気に入ったものがあれば手に取ってみてください。店舗は比較的どこにでもありますが、旅行者にはセントラルにあるメリルボーン(Marylebone)支店が便利です。旅行中に一度は訪れて、リーズナブルで気の利いたお土産を見つけてくださいね。
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/19更新)
- 広告 -