写真:Mayumi Kawai
地図を見る古代エジプトが歴史上もっとも繁栄した新王国時代(紀元前1570年頃〜紀元前1070年頃)。その王都テーベが存在したのがエジプト南部に位置する現ルクソール(Luxor)です。そして、ルクソールを縦断するナイル川西岸に広がる岩山には、世界でもっとも有名なファラオ(王)・ツタンカーメンを含む新王国時代を築いた歴代王墓の岩窟墓群「王家の谷」が存在します。
また王家の谷周辺には古代エジプト唯一の女性ファラオ・ハトシェプスト女王を祀った「ハトシェプスト女王葬祭殿」、歴代ファラオの妻を祀った「王妃の谷」、カルナック神殿やルクソール神殿など、歴史を彩る重要な遺跡群が点在し、それらを上空から朝日とともに一望できる気球ツアーが今ルクソールでは大人気なのです。
今回はその感動の絶景気球ツアーをご紹介します。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る夜明け前の早朝5時前後(季節による)、まずはルクソール市内にあるホテルからツアー会社のワゴン車でピックアップされ、ナイル河畔のボート乗り場へ送迎されます。到着後、すぐにその場で振り分けられたボートに乗り込みます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る船上には紅茶とお菓子が用意され、軽食を楽しみながら簡単なツアーガイダンスと気球のキャプテンやクルーの紹介が行われます。ちなみに、ツアー会社によっては専属カメラマンが同行し、写真動画撮影のサービスが受けられます(有料)。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る15分ほどするとナイル川西岸に到着。そこからワゴン車に乗り換え、20分ほど離れた気球乗り場へ移動します。気球乗り場の空き地には12機の巨大な気球が横たわり、着々と準備が進行する中、10〜15分ほどその場で待機します。
ちなみに、安全上の理由から気球には一眼レフなどの大きいカメラの持込が原則禁止となっています。スマートフォンやコンパクトカメラ、Go ProなどのアクションカメラはOK。ただし、ツアー会社によって対応が異なりますので乗る前にぜひ一度確認してみてください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るいよいよテイクオフです。バスケット(人や計器類を乗せるかご)はバランスが偏らないよう適切に人員が振り分けられ、おおむね大人4名×4区画、中央にキャプテンとクルーの2名が乗船し、総勢20名で気球に乗って空中散歩がスタートします。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る次々に上昇する色とりどりのバルーン、夜明けとともに視界が明るくなり、絵になる光景が浮かび上がります。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る眼下に広がる絶景パノラマビューと王家の谷、ルクソール遺跡群!3000年の悠久の歴史が姿をあらわします。気球の上昇とともにテンションもうなぎ上りです。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る夜明けとともに朝日に染まりゆく王家の谷。その背後には果てしなく続く荒涼とした峡谷が広がり、まるでグランドキャニオンを彷彿とさせます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るそして左手(西側)には王家の谷が、右手(東側)には朝焼けに染まる悠久のナイル川とルクソール市内、ただただ息を呑む感動の絶景が目の前に広がります。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る気球の高度は上空1,000フィート(約305m)にまで達し、朝日が昇り切るまでしばし空中散歩に酔いしれます。遊覧時間はおよそ35〜45分。ロマンチックなこの光景をしっかり目に焼き付けてください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るツアー終了後はツアー会社より気球飛行証明書が手渡されます。いい記念になりますね。また希望者には、専属カメラマンによる撮影動画(USBメモリやDVDに焼いたもの)も購入申込みが可能です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る最後にフライト整備にあたったスタッフたちへの感謝のチップを所定のBOXに投入し、気球の前で全員で記念撮影をしてツアー終了。待機していたワゴンバスに乗り込み、来たときと同じ要領でフェリーで東岸へ渡り、各々の宿泊するホテルまで送迎してくれます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るツアー会社にもよりますが、料金は大人一人60〜80ドル前後が目安。世界各地で気球ツアーは体験できますが、それに比べても破格の値段といえるでしょう。地上から眺める遺跡群もすばらしいですが、上空から眺める王家の谷は筆舌に尽くしがたい感動です。ぜひエジプトを訪れた際には、ルクソールまで足を延ばして、気球ツアーで忘れられない体験をしてみてくださいね。
住所:Valley of the Kings, West Bank, Luxor
営業時間:9:00〜17:00
入場料:大人1人240LE(エジプシャンポンド、約1700円)
※王家の谷は原則写真動画撮影禁止。ただし、一部の王墓については追加料金300LE(約2,100円)で写真撮影可。なお、スマートフォン撮影は許可不要で無料
※ルクソールの遺跡群はタクシーで回ることも可能ですが、一般的には日帰りツアー(送迎・ランチ付、英語ガイド付き、各入場券別途)に参加した方がお得
※気球ツアーは宿泊先のツアーデスクなどで申込が便利。空きがあれば直前日でも申込可能
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/6更新)
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