知られざる楽園、沖永良部島へ!奄美の隠れ名島で叶える5つのコト

知られざる楽園、沖永良部島へ!奄美の隠れ名島で叶える5つのコト

更新日:2020/10/19 16:27

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
世界遺産を目指して注目を集める、鹿児島の奄美群島エリア。その中で圧倒的知名度を誇るのは奄美大島ですが、隠れた名島として人気なのが、沖永良部島です。
緑深い亜熱帯の森を散策し、150ヶ所以上もあるエラブブルーのビーチでリラックス…。むき出しの大自然を楽しめるだけでなく、オトナ女子に響く癒し系スポットも増加中です。今回は島の魅力と共に、ディープな観光&グルメ情報をご紹介しましょう。

真夏でもビーチ貸し切り!の夢を叶える

真夏でもビーチ貸し切り!の夢を叶える

写真:安藤 美紀

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年間平均気温は22度。冬でも暖かくやわらかな空気が流れる沖永良部島(おきのえらぶじま)には、なんと150を超えるビーチが点在。喧騒を離れて一息つきたいとき、海がキラキラと輝く光景は、心をほぐす最高のオアシスになります。

数え切れないほどビーチはありますが、まずは島を代表する下記2つの海水浴場をチェックしておきましょう。
・潮が安定しているSUP向きの「ワンジョビーチ」
・トロピカルフィッシュと泳げる「ヤコモビーチ」

真夏でもビーチ貸し切り!の夢を叶える

写真:安藤 美紀

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もっとディープに沖永良部島を楽しみたいなら、それぞれ個性が違う穴場のビーチを巡ってみるのもオススメ。ただし、小ぢんまりした隠れビーチは本当に隠れていて、観光客が自力でたどり着くのは難しい…。

そんなときは、ビーチピクニックツアーに参加すれば大丈夫。このツアーに参加すると、スタッフが地元の人しか知らない穴場まで連れていってくれます。嬉しいことに、真夏でもビーチまるごと“貸し切り状態”にできますよ。

<ビーチピクニックツアーの基本情報>
料金:1人3800円(島のおやつ&お茶付)
時間:基本プランは約3時間
電話番号:0997-84-3540(おきのえらぶ島観光協会)

真夏でもビーチ貸し切り!の夢を叶える

写真:安藤 美紀

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沖永良部島は隆起サンゴ礁の島なので、ハブが1匹もいません。ビーチサンダルのままでも、安心して森の中に入っていけます。

写真のトトロが出てきそうな場所は、隠れ家ビーチ・トゥモロ浜入口。ウェディング用のフォトスポットとしても人気で、木の下に立った瞬間から、全身浄化されているような不思議な感覚になります。心がクタクタになったとき、ここに来ると島のパワーを浴びて元気になれるはず。

日本一かわいいガジュマルの木に会いに行く

日本一かわいいガジュマルの木に会いに行く

写真:安藤 美紀

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そして、沖永良部島の国頭(くにがみ)小学校校庭にある意外なスポットがこちら。

日本銘木百選に認定された、日本一大きくて美しい形のガジュマルです。遠くから見ると、「巨大な盆栽みたい!」そんな錯覚を抱いてしまうほど、見事にまんまる。肩肘張らないゆる〜い雰囲気に癒されます。

日本一かわいいガジュマルの木に会いに行く

写真:安藤 美紀

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この木は、第1期生の卒業生が卒業記念に植えました。つまり、樹齢=小学校の創立年数。巨大なガジュマルは、人間と自然が共存してきた歴史そのものです。

日本一かわいいガジュマルの木に会いに行く

写真:安藤 美紀

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一般的なガジュマルは、栄養がある場所や日光を求めて気根(細い木の根っこ)が動くため、形がぐじゃぐじゃになってしまいます。

しかし沖永良部島では、この木を小学校のシンボルツリーにしたいと、形がくずれないように添え木を当てたり、虫がついたら消毒をしたり、地域の人みんなで大切に育ててきました。

夏場の暑い日には、ガジュマルが日陰代わり。子どもたちが楽しそうに涼む、微笑ましい光景に出会えますよ。

<日本一のガジュマルの木の基本情報>
場所:国頭小学校内
住所:鹿児島県大島郡和泊町国頭2904
※いつでも見学は自由。学校関係者がいる場合は、一言お声がけください。

ダイナミックなフーチャに酔いしれる

ダイナミックなフーチャに酔いしれる

写真:安藤 美紀

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ビーチ天国の沖永良部島。しかし島の北側に行ってみると、奇岩が切り立つワイルドな光景が数多く見られます。

ダイナミックなフーチャに酔いしれる

写真:安藤 美紀

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沖永良部の地層は、サンゴが生成する柔らかな石灰岩でできています。この石灰岩に強風や荒波がぶつかり浸食することで、穴がどんどん開いていきます。それが、天然の潮吹き洞窟・フーチャ。

風が強いときには、穴の中から「ザッパ〜ン!!」と海水が吹き上がることもあり、超ダイナミック。どこか東映映画のロゴっぽくて、おもしろい!

ダイナミックなフーチャに酔いしれる

写真:安藤 美紀

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フーチャは国立公園に指定された場所にあるため、柵などの人工物がひとつもありません。ここは何もないザ・崖!ですが、その分、むき出しの自然を満喫できます。

また、フーチャ周辺は、ウミガメが好きなおいしい海藻の宝庫。絶壁から海を見下ろせば、ウミガメがポコっと頭を出したり、首をもたげてゆらゆらする姿が見られるかも。

<フーチャの基本情報>
場所:鹿児島県大島郡和泊町国頭

海老好きの夢。安くておいしい伊勢海老でお腹を満たす

海老好きの夢。安くておいしい伊勢海老でお腹を満たす

写真:安藤 美紀

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日本人は海老が大好き。なかでも、高級な伊勢海老は最高のご馳走ですよね!

沖永良部島周辺は伊勢海老が広く生息し、古くから素潜りで伊勢海老漁が行われてきました。その伊勢海老を味わうなら、「えび料理 西郷食堂」がおすすめ。お店の生簀には、店主が海に潜ってとった伊勢海老がわんさか!他にも、アサヒガニやウツボ、夜光貝もいて、目でも楽しめます。

海老好きの夢。安くておいしい伊勢海老でお腹を満たす

写真:安藤 美紀

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初めての人はぜひ、「海老汁膳」を。ぷりぷりの伊勢海老が半身入った海老汁、日替わりのお刺身、手作りの揚げ出し豆腐、小鉢、ごはんがついて2200円とリーズナブル。

海老好きの夢。安くておいしい伊勢海老でお腹を満たす

写真:安藤 美紀

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海老汁に顔を寄せてみると、ふわっと立ち上る、海の香りにうっとり。海老のミソが出汁に溶け出し、濃厚な旨味が五臓六腑に染み渡ります。

<西郷食堂の基本情報>
住所:鹿児島県大島郡和泊町大字伊延1170
電話:0997-92-1103
定休日:日曜

カフェでイマドキの沖永良部を楽しむ

カフェでイマドキの沖永良部を楽しむ

写真:安藤 美紀

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SNS映えのカフェに行きたい方は、「タラソおきのえらぶ」の向かいにある「えらぶきっちんTERU」を訪れてみてください。

こちらは、太平洋を間近に望む絶景カフェ。テイクアウト・メニューもたくさんです。晴れた日には、サンゴの上にドリンクを置いて写真を撮ってみて。南国感がたっぷりの1枚になりますよ。

<えらぶきっちんTERUの基本情報>
住所:鹿児島県大島郡和泊町和泊147-6
電話:080-8381-8690
定休日:水曜

カフェでイマドキの沖永良部を楽しむ

写真:安藤 美紀

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そのほか、島素材を使ったスムージー屋さん「Re:born(リボーン)」は、その日の体調に合わせたオリジナルスムージーを作ってくれる、女子旅にぴったりなお店。

お肌の調子がイマイチ、喉が痛い…などなど、気になることがあれば、優しい女性店主へ相談してみてください。旅先の体調管理に一役買ってくれるはず!

カフェでイマドキの沖永良部を楽しむ

写真:安藤 美紀

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さらに手作り豆腐を使った、台湾スイーツのタピオカ入り豆花は、素朴でいくらでも食べられそうな美味しさです。

お店の奥では、よもぎを蒸して蒸気を下半身にあてる、よもぎ蒸し体験も可能。ここは女性の美を応援してくれる、隠れた名スポットです。

<Re:bornの基本情報>
住所:鹿児島県大島郡知名町瀬利覚476
電話:090-9571-1410
定休日:水曜・日曜

抜港(ばっこう)率が低い沖永良部島でヒーリング旅を

離島へのアクセスで、費用が抑えられるフェリーは人気の交通手段の一つ。しかし気をつけたいのは、天候の影響を受けて、欠航や抜港(船会社の判断で寄港がとりやめになること)になること。

実は、沖永良部島には「伊延港」と「和泊港」という2つの港があり、奄美群島の中でも抜港率が低くなっています。どこか離島で癒されたい!という方は、安心な船旅ができる沖永良部島へ。波間にたゆたう海、マイナスイオンあふれる緑に包まれて、ヒーリング効果たっぷりの離島旅ができますよ。

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:鹿児島県

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/01/20−2020/01/21 訪問

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