写真:安藤 美紀
地図を見る年間平均気温は22度。冬でも暖かくやわらかな空気が流れる沖永良部島(おきのえらぶじま)には、なんと150を超えるビーチが点在。喧騒を離れて一息つきたいとき、海がキラキラと輝く光景は、心をほぐす最高のオアシスになります。
数え切れないほどビーチはありますが、まずは島を代表する下記2つの海水浴場をチェックしておきましょう。
・潮が安定しているSUP向きの「ワンジョビーチ」
・トロピカルフィッシュと泳げる「ヤコモビーチ」
写真:安藤 美紀
地図を見るもっとディープに沖永良部島を楽しみたいなら、それぞれ個性が違う穴場のビーチを巡ってみるのもオススメ。ただし、小ぢんまりした隠れビーチは本当に隠れていて、観光客が自力でたどり着くのは難しい…。
そんなときは、ビーチピクニックツアーに参加すれば大丈夫。このツアーに参加すると、スタッフが地元の人しか知らない穴場まで連れていってくれます。嬉しいことに、真夏でもビーチまるごと“貸し切り状態”にできますよ。
<ビーチピクニックツアーの基本情報>
料金:1人3800円(島のおやつ&お茶付)
時間:基本プランは約3時間
電話番号:0997-84-3540(おきのえらぶ島観光協会)
写真:安藤 美紀
地図を見る沖永良部島は隆起サンゴ礁の島なので、ハブが1匹もいません。ビーチサンダルのままでも、安心して森の中に入っていけます。
写真のトトロが出てきそうな場所は、隠れ家ビーチ・トゥモロ浜入口。ウェディング用のフォトスポットとしても人気で、木の下に立った瞬間から、全身浄化されているような不思議な感覚になります。心がクタクタになったとき、ここに来ると島のパワーを浴びて元気になれるはず。
写真:安藤 美紀
地図を見るそして、沖永良部島の国頭(くにがみ)小学校校庭にある意外なスポットがこちら。
日本銘木百選に認定された、日本一大きくて美しい形のガジュマルです。遠くから見ると、「巨大な盆栽みたい!」そんな錯覚を抱いてしまうほど、見事にまんまる。肩肘張らないゆる〜い雰囲気に癒されます。
写真:安藤 美紀
地図を見るこの木は、第1期生の卒業生が卒業記念に植えました。つまり、樹齢=小学校の創立年数。巨大なガジュマルは、人間と自然が共存してきた歴史そのものです。
写真:安藤 美紀
地図を見る一般的なガジュマルは、栄養がある場所や日光を求めて気根(細い木の根っこ)が動くため、形がぐじゃぐじゃになってしまいます。
しかし沖永良部島では、この木を小学校のシンボルツリーにしたいと、形がくずれないように添え木を当てたり、虫がついたら消毒をしたり、地域の人みんなで大切に育ててきました。
夏場の暑い日には、ガジュマルが日陰代わり。子どもたちが楽しそうに涼む、微笑ましい光景に出会えますよ。
<日本一のガジュマルの木の基本情報>
場所:国頭小学校内
住所:鹿児島県大島郡和泊町国頭2904
※いつでも見学は自由。学校関係者がいる場合は、一言お声がけください。
写真:安藤 美紀
地図を見るビーチ天国の沖永良部島。しかし島の北側に行ってみると、奇岩が切り立つワイルドな光景が数多く見られます。
写真:安藤 美紀
地図を見る沖永良部の地層は、サンゴが生成する柔らかな石灰岩でできています。この石灰岩に強風や荒波がぶつかり浸食することで、穴がどんどん開いていきます。それが、天然の潮吹き洞窟・フーチャ。
風が強いときには、穴の中から「ザッパ〜ン!!」と海水が吹き上がることもあり、超ダイナミック。どこか東映映画のロゴっぽくて、おもしろい!
写真:安藤 美紀
地図を見るフーチャは国立公園に指定された場所にあるため、柵などの人工物がひとつもありません。ここは何もないザ・崖!ですが、その分、むき出しの自然を満喫できます。
また、フーチャ周辺は、ウミガメが好きなおいしい海藻の宝庫。絶壁から海を見下ろせば、ウミガメがポコっと頭を出したり、首をもたげてゆらゆらする姿が見られるかも。
<フーチャの基本情報>
場所:鹿児島県大島郡和泊町国頭
写真:安藤 美紀
地図を見る日本人は海老が大好き。なかでも、高級な伊勢海老は最高のご馳走ですよね!
沖永良部島周辺は伊勢海老が広く生息し、古くから素潜りで伊勢海老漁が行われてきました。その伊勢海老を味わうなら、「えび料理 西郷食堂」がおすすめ。お店の生簀には、店主が海に潜ってとった伊勢海老がわんさか!他にも、アサヒガニやウツボ、夜光貝もいて、目でも楽しめます。
写真:安藤 美紀
地図を見る初めての人はぜひ、「海老汁膳」を。ぷりぷりの伊勢海老が半身入った海老汁、日替わりのお刺身、手作りの揚げ出し豆腐、小鉢、ごはんがついて2200円とリーズナブル。
写真:安藤 美紀
地図を見る海老汁に顔を寄せてみると、ふわっと立ち上る、海の香りにうっとり。海老のミソが出汁に溶け出し、濃厚な旨味が五臓六腑に染み渡ります。
<西郷食堂の基本情報>
住所:鹿児島県大島郡和泊町大字伊延1170
電話:0997-92-1103
定休日:日曜
写真:安藤 美紀
地図を見るSNS映えのカフェに行きたい方は、「タラソおきのえらぶ」の向かいにある「えらぶきっちんTERU」を訪れてみてください。
こちらは、太平洋を間近に望む絶景カフェ。テイクアウト・メニューもたくさんです。晴れた日には、サンゴの上にドリンクを置いて写真を撮ってみて。南国感がたっぷりの1枚になりますよ。
<えらぶきっちんTERUの基本情報>
住所:鹿児島県大島郡和泊町和泊147-6
電話:080-8381-8690
定休日:水曜
写真:安藤 美紀
地図を見るそのほか、島素材を使ったスムージー屋さん「Re:born(リボーン)」は、その日の体調に合わせたオリジナルスムージーを作ってくれる、女子旅にぴったりなお店。
お肌の調子がイマイチ、喉が痛い…などなど、気になることがあれば、優しい女性店主へ相談してみてください。旅先の体調管理に一役買ってくれるはず!
写真:安藤 美紀
地図を見るさらに手作り豆腐を使った、台湾スイーツのタピオカ入り豆花は、素朴でいくらでも食べられそうな美味しさです。
お店の奥では、よもぎを蒸して蒸気を下半身にあてる、よもぎ蒸し体験も可能。ここは女性の美を応援してくれる、隠れた名スポットです。
<Re:bornの基本情報>
住所:鹿児島県大島郡知名町瀬利覚476
電話:090-9571-1410
定休日:水曜・日曜
離島へのアクセスで、費用が抑えられるフェリーは人気の交通手段の一つ。しかし気をつけたいのは、天候の影響を受けて、欠航や抜港(船会社の判断で寄港がとりやめになること)になること。
実は、沖永良部島には「伊延港」と「和泊港」という2つの港があり、奄美群島の中でも抜港率が低くなっています。どこか離島で癒されたい!という方は、安心な船旅ができる沖永良部島へ。波間にたゆたう海、マイナスイオンあふれる緑に包まれて、ヒーリング効果たっぷりの離島旅ができますよ。
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:鹿児島県
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