写真:小野 雅子
地図を見るアクロポリスの南西に位置する小高い丘、フィロパポス。名前の由来はローマ帝国の皇子からで、丘の一角には彼が埋葬された記念碑も建っています。しかし現在ではその皇子様よりも、古代ギリシャを代表する哲学者ソクラテスが収監された岩牢が残っていることで有名なんですよ!
写真:小野 雅子
地図を見る緩やかな勾配の丘は、アテネ市民たちにとって格好の散歩コース。広大な緑地帯にもなっているため、春夏は暑い日が多いこの街でも気持ちよく木陰を散策できるのが魅力です。イロド・アティコス音楽堂や新アクロポリス美術館からも徒歩圏内なので、観光者にも便利なロケーションですね。
写真:小野 雅子
地図を見るこちらがソクラテスの牢屋。岩を掘削した洞穴に近い、質素な牢獄です。古代ギリシャを代表する哲学者でありながら「アテナイ国家の神々とは異なる神々を信じ、若者を堕落させた」などの罪状で裁判にかけられ、毒殺刑に処されたソクラテス。彼がここで晩年を過ごした2,400年前に思いを馳せてみませんか?
<ソクラテスの牢屋の基本情報>
住所:43 Rovertou Galli 39 Athens
アクセス:地下鉄ティシオ駅またはアクロポリス駅から徒歩15分〜20分
写真:小野 雅子
地図を見るアクロポリスの北東に続くのが、旧市街のひとつプラカ。小高い丘に形成された集落で、迷路のように入り組んだ石畳の通りにそって白い漆喰塗りの家々が立ち並びます。まるで絵本の挿絵みたいな風景に、首都アテネの街中にいる事をひととき忘れてしまいそうです。
写真:小野 雅子
地図を見る小さなアクセサリー屋さんやブティックに、いかにもギリシャらしい絵付けの陶器店、素朴な古本屋さん・・・夏季には野外映画を上映する店もあり、ゆったりと「ギリシャ時間」が流れる地域。今後もこの雰囲気が失われないよう、地元っ子があまり観光客に教えたくないと冗談交じりに言うのも、ちょっと分かるような気がしますよね。
写真:小野 雅子
地図を見る家族経営のタヴェルナ(食堂)、可愛いカフェやバーにお洒落なレストランも色々。坂の石段にそって並べられたテラス席でグラスを傾けながら、暮れなずむ街並みを眺めるのも思い出深い旅のひとコマになるでしょう。
<プラカ地区の基本情報>
住所:Plaka, Athens
アクセス:地下鉄モナステラキ駅またはアクロポリス駅から徒歩10分前後
写真:小野 雅子
地図を見るアテネで一番有名な丘といえば、古代の神殿群が立ち並び悠久の歴史浪漫に浸れるアクロポリスですよね!でもアテネ市街で最も標高が高いのは、アクロポリスではなくリカヴィトスという名の丘なのです。高さは海抜277メートルで、遠くからでもその姿を見ることが出来ます。
ウォーキングならば麓から頂上まで小一時間かかりますが、途中からケーブルカーが運行しているのでラクラク登っちゃうのも便利でおすすめ。
写真:小野 雅子
地図を見る観光名所としても人気がありますが、地元っ子にとっては「気軽に眺めのいい景色を楽しみたいな」という時に便利な場所。また1800年代に建てられた聖ゲオルギオス聖堂への参拝も、信心深いギリシャ正教徒には欠かせません。青空をバックにした真っ白なチャペルは、私たちが抱くギリシャのイメージそのもの!まるで絵葉書のようにフォトジェニックです。
写真:小野 雅子
地図を見る教会に隣接してレストランやカフェ&バーもあります。眼下にアテネ市街を眺めながら、ゆっくりランチやコーヒータイムを楽しみたいですね。
<リカヴィトス丘の基本情報>
住所:Lycabettos, Athens 114 71
アクセス:地下鉄エヴァンゲリスモス駅から徒歩1時間
またはケーブルカー乗り場まで約15分歩きケーブルカーに乗って約3分
写真:小野 雅子
地図を見るバルカン半島の南端に位置し、海に囲まれ3,300以上もの島を有するギリシャ。首都アテネからも南西に向かって少し移動すれば、エーゲ海を臨むことが出来ます。
中でも美しく整備されたヨットハーバーは、地元っ子に人気の散策エリアです。代表的なもののひとつが、ホテルのように巨大な高級ヨットが数多く停留するフリスヴォス・マリーナ。海岸沿いにはレストランやカフェ、またギリシャ海軍が誇る「戦艦アヴェロフ号」博物館もあり、観光にも事欠きません。
写真:小野 雅子
地図を見るそして豪華ヨット群よりも少し離れた所にはやや小型の船舶が並び、更に歩いていくと小さな漁船が停泊する閑静なエリアへと続きます。
写真:小野 雅子
地図を見るところで年間をとおして温暖なギリシャには、野良ニャン&野良ワンも少なくありません。旅行中にビタミンC(キャット)やビタミンD(ドッグ)不足になりがちな猫好きさん、犬好きさんには嬉しいかも?衛生上やはり触らない方が良いものの、愛らしい姿に癒されますね。
<フリスヴォス・マリーナの基本情報>
住所:Flisvos Marina, Athens 175 61
電話番号:+31-21-0987-1000
アクセス:ギリシャ中心地からトラム(路面電車)4番ルートのファリロ行きに乗りフリスヴォス・パーク停留所またはトロカデロ停留所で下車
写真:小野 雅子
地図を見るアテネには国立考古学博物館や新アクロポリス美術館などを始めとする、文化施設も沢山あります。中でもアテネ市民が最近、生活に密着した文化センターとしてお気に入りなのが「スタヴロス・ニアルコス財団文化センター」。
ギリシャ国立図書館とギリシャ国立オペラ劇場、210,000平方メートルの公園で構成されたこの複合文化施設は、ファリロ湾に面した立地にあります。日本の関西空港やロンドンのシャードでも有名な建築家レンゾ・ピアノによって設計され、一見どこも変哲のない小ぶりな建物に見えるのですが・・・。
写真:小野 雅子
地図を見る中に入ってみると、ビックリ!ただの静かで広々とした公園を歩いてきたと思ったら、その足下には地下都市のように巨大複合施設が構築されているのでした。SF映画のセットみたいで、とてもユニーク!
図書館やイベント広場などは入場無料。小さな子供でも安心して遊べるプレイエリアや中庭の大きな公共スペースも充実した、ゆとりのあるスペースが魅力です。
写真:小野 雅子
地図を見るカフェやレストラン、ビストロも幾つかあります。お勧めは眺めのいい「ファロス・カフェ(Pharos Cafe)」。アテネ市街とそれを取り囲む稜線、そして穏やかなファリロ湾を見晴らしながら、コーヒーや紅茶など至福の1杯をどうぞ。
<スタヴロス・二アルコス財団文化センターの基本情報>
住所:Stavros Niarchos Foundation Culture Centre, District of Freedom, Leof. Andrea Siggrou 364, Kallithea 176 74
電話番号:+30-21-6809-1000
アクセス:路面電車ズィズィフィエス停留所から徒歩5分
今回ご案内したのは、どれもアテネに住む人々が日常的に親しんでいるお気に入りスポットばかり。他にも街角のあちこちに、この街ならではの素敵な個性を見つけることが出来ます。気さくで明るいアテネっ子達に混じって、そんな街角を訪ねてみませんか?!
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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