初心者でも日帰り可能!愛媛「石鎚山」登山で四国の頂へ

初心者でも日帰り可能!愛媛「石鎚山」登山で四国の頂へ

更新日:2020/04/13 13:35

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー
日本屈指の山岳地帯「四国」。内陸部には、東西を貫く長大な山脈を形成し、四万十川に代表される美しい自然が広がっています。そんな四国の屋根の頂点にして、実は西日本最高峰を誇るのが、今回紹介する愛媛県「石鎚山」。標高2000mに迫り、登山愛好家なら一度は踏破したいと憧れる名山です。今回は、どなたでも日帰りで登山可能な二つのコースをご紹介!瀬戸内海や四国の山並みを見渡すパノラマ登山を満喫しましょう。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

圧倒的な山岳世界!登山愛好家が憧れる四国の頂「石鎚山」

圧倒的な山岳世界!登山愛好家が憧れる四国の頂「石鎚山」

写真:土庄 雄平

地図を見る

四国内陸部を東西に貫く大きな山脈の中で、最も標高が高く、その壮大なスケールから「四国アルプス」と喩えられているのが、石鎚山を主峰とする「石鎚山系」。近年、石鎚山系の山腹を走る瓶ヶ森林道(UFOライン)が車のCMに取り上げられたことで、知名度が高まっている場所です。

圧倒的な山岳世界!登山愛好家が憧れる四国の頂「石鎚山」

写真:土庄 雄平

地図を見る

標高2000mに迫る「石鎚山」を中心として、瓶ヶ森や伊予富士、笹ヶ峰など標高1500m以上の高山が連なり、瀬戸内海と四国内陸部の境界線を呈しています。まさに四国の屋根と呼ぶに相応しいパノラマ!登山愛好家であれば、一度は足を踏み入れたいと願って止まない山域と言えるでしょう。

圧倒的な山岳世界!登山愛好家が憧れる四国の頂「石鎚山」

写真:土庄 雄平

地図を見る

そんな、いかにも本格的な高山というイメージの強い「石鎚山」なのですが、実は登山口の標高が高く、車やロープウェイでアクセスできるため、初心者でも日帰り登山が可能!そしてコースを選べば、全く危険を伴うことなく、四国の山岳世界の頂に立つことができます。

それでは美しい自然の中を歩き、圧倒的なパノラマが待つ「石鎚山」の2つの登山ルートを紹介していきましょう!

絶景道を上った先に!石鎚の山塊を仰ぐ「土小屋ルート」

絶景道を上った先に!石鎚の山塊を仰ぐ「土小屋ルート」

写真:土庄 雄平

地図を見る

まず一つ目のルートは、車で標高を稼ぐことで、歩行する標高差を極力少なくできる「土小屋登山道」。このルートがお勧めな理由は、最も負荷が低く、初心者に最適なルートな上、登山口までのアプローチも楽しめるという点です。

まず土小屋登山口の標高は約1500m。山頂までは標高差が500m弱しかありません。従って急激な登りは少なく、初心者でも余裕で日帰りできる内容になっています。

絶景道を上った先に!石鎚の山塊を仰ぐ「土小屋ルート」

提供元:いよ観ネット

https://www.iyokannet.jp地図を見る

しかしながら、比較的楽なルートにもかかわらず、見られる景色は一級品!石鎚山の雄大な山塊や、四国ならではの笹原の森林限界など、石鎚山の魅せる圧倒的な自然美を堪能することが可能です。まさに初心者にとって一石二鳥の登山道と言えるでしょう!

具体的な所要時間と、経由ポイントは以下の通り。
土小屋→第一ベンチ(40分)→第二ベンチ(10分)→第三ベンチ(20分)→二の鎖小屋・石鎚神社鳥居(30分)→石鎚神社奥宮(30分)→石鎚山(天狗岳)山頂(20分) ※合計片道2時間半

絶景道を上った先に!石鎚の山塊を仰ぐ「土小屋ルート」

写真:土庄 雄平

地図を見る

なお前述した登山口までのアプローチですが、石鎚スカイラインまたは瓶ヶ森林道(UFOライン)のいずれかを使うことになります。松山や西条市街から距離は長く、決して楽な道のりとは言えないですが、石鎚山系が作り上げる山岳絶景を横目に駆け抜けるドライブは、忘れることのできない大冒険となるでしょう。

ロープウェイで「成就ルート」!巻道・鎖場どちらを行くか?

ロープウェイで「成就ルート」!巻道・鎖場どちらを行くか?

提供元:いよ観ネット

https://www.iyokannet.jp地図を見る

「土小屋ルート」とは別に、もう一つお勧めしたいのが「石鎚登山ロープウェイ」を利用する「成就ルート」です。この登山道の利点は、アクセスがしやすく、それでいて自分の経験度合いに応じて、途中で道を細かく選択できるという点。

初心者向けの通常ルート(巻道)と、上級者向けの鎖場(行場)になります。鎖場は山頂に至るまで4箇所現れ、二の鎖付近で前述の「土小屋ルート」と合流!

ロープウェイで「成就ルート」!巻道・鎖場どちらを行くか?

写真:土庄 雄平

地図を見る

登山経験がない初心者の方、登山の経験があっても不安な方は、迷わず「巻道」を選びましょう!こちらは登山道がしっかり整備されていて、危険なく歩くことができます。途中には石鎚山の自然林、夜明峠付近の石鎚山の雄大な山容、そして終盤では巻道から石鎚山系の絶景パノラマが俯瞰できます。

ロープウェイで「成就ルート」!巻道・鎖場どちらを行くか?

写真:土庄 雄平

地図を見る

一方、登山経験があり、高所でも確実に登っていけるという方は、鎖場にチャレンジしてみても良いでしょう!まず最初に「試しの鎖」で、一度トライしてみて下さい。ここで危険を感じ、高所で身体が思うように動かないと感じた方は、これ以降の一から三の鎖へ挑戦を止めてください。特に三の鎖はほぼ垂直の壁で、標高差も70mと長いため、注意が必要です。

具体的な所要時間と、経由ポイントは以下の通り。
石鎚登山ロープウェイ山頂成就駅→成就社(30分)→八丁分岐(20分)→試しの鎖(50分)→夜明峠(20分)→二の鎖小屋・石鎚神社鳥居(30分)→石鎚神社奥宮(30分)→石鎚山(天狗岳)山頂(20分) ※合計片道約3時間半

石鎚山の山頂パノラマ!「天狗岳山頂」まではスリリング

石鎚山の山頂パノラマ!「天狗岳山頂」まではスリリング

写真:土庄 雄平

地図を見る

以上、ご紹介してきた二つの登山ルートですが、ルート詳細で記したように、石鎚山頂直下の「二の鎖小屋・石鎚神社」で合流します。ここから石鎚山の山頂までラスト30分ほど!

ちなみに石鎚山の山頂と言われる場所は二つあり、石鎚神社頂上山荘がある場所と、その先にある天狗岳。実質的には天狗岳がピーク(標高1982m)なのですが、頂上山荘から天狗岳を眺めるパノラマが一番有名です!

石鎚山の山頂パノラマ!「天狗岳山頂」まではスリリング

提供元:いよ観ネット

https://www.iyokannet.jp地図を見る

夏には緑、秋には紅葉、そして冬には樹氷が周囲の峰々を覆い、四季折々に素晴らしい景観を見せてくれます。北側には今治市街と瀬戸内海、南側には愛媛と高知を隔てるダイナミックな自然と山並み。まさに四国の頂にいるということを納得できるはず!ここまで到達した感動もひとしおです。

石鎚山の山頂パノラマ!「天狗岳山頂」まではスリリング

写真:土庄 雄平

地図を見る

天狗岳山頂は狭い岩稜の先。少し足がすくんでしまいますが、しっかり岩を掴みながら、足場を確実に進んでいけば、初心者でも十分登頂可能です。ただし天候が悪く、特に風が強い場合には注意が必要。状況を見極めながら、山頂神社と天狗岳のどちらをゴールとするか決めてくださいね!

なお成就ルートで登ってきた方は、ロープウェイの終電が17時頃なので、遅くとも14時には下山を開始しましょう!

西日本最高峰の頂「石鎚山」へチャレンジ

西日本最高峰の頂「石鎚山」へチャレンジ

写真:土庄 雄平

地図を見る

四国の頂点にして、西日本最高峰である「石鎚山」。その険しい雰囲気から、ハードルが高そうという先入観がありますが、実は登山ルートを選べば、初心者でも登山口から日帰り登山が可能!また天狗岳山頂への岩稜や、所々現れる鎖場など、中級者・上級者に至るまで楽しむことができる内容になっています。

そして山頂には、瀬戸内海と四国の秘境を一望する360度の大絶景。この山でしか出会えない世界観が広がっています。ぜひ一度、石鎚山へ登ってみてはいかがでしょうか?

石鎚山の基本情報

住所:愛媛県西条市西之川丁
アクセス:(土小屋ルート)土小屋登山口まで松山市街・西条市街から車で3時間、登山口から山頂まで往復5時間
(成就ルート)石鎚登山ロープウェイまで西条市街から車で30分、松山市街から車で約1時間、登山口から山頂まで往復7時間

※備考
・水分と食料は十分に持参して登りましょう。
・スニーカーや登山靴が必須です。天候不良の可能性を見据えて、上下防水ウェアを持っていくことを勧めます。
・登山ルートは迷う心配はありませんが、鎖場を登るかどうかは、自分の技量を見て判断してください。決して安易な気持ちで挑戦しないようにお願いします。
・12月〜4月の厳冬期・残雪期はアイゼン必須。また成就ルートのみ登山可能です。

2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/08−2018/07/14 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- PR -