淡路島・神話を巡る旅〜おのころ島・天の浮橋の神秘に迫る!

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淡路島・神話を巡る旅〜おのころ島・天の浮橋の神秘に迫る!

淡路島・神話を巡る旅〜おのころ島・天の浮橋の神秘に迫る!

更新日:2014/06/03 16:50

旅人間のプロフィール写真 旅人間 トラベルライター、旅ブロガー

明石海峡大橋のすぐ南にある淡路島SAを降りると、岩屋漁港が見えてきます。ここはかつて「たこフェリー」と呼ばれた明石淡路フェリーの発着場として賑わった漁港です。またこの場所にある「絵島」と言う不思議な島は、日本誕生の地と言われる「おのころ島伝説」の地。
それでは絵島から「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」「天浮橋(あめのうきはし)」そして「おのころ神社」へと日本神話を巡る旅をしてみましょう!

ここが『古事記・日本書紀』の国生み神話で登場する「おのころ島」

ここが『古事記・日本書紀』の国生み神話で登場する「おのころ島」

写真:旅人間

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『古事記・日本書紀』の国生み神話によると、高天原の神々は、イザナキとイザナミに「これからお前たち二人が力をあわせて、人が住めるような国をつくりなさい」と命じ、二人に「天の沼矛(あめのぬぼこ)」という剣を与えます。
そこでイザナキとイザナミは、高天原に浮かぶ天の浮橋(あめのうきはし)に降り立ち、どろどろとした青海原の中に天の沼矛を入れかき混ぜます。そしてしばらくし引き上げると、剣の先から一滴ポチャンと落ち、それが一つの島となるのです。

その時に出来た島が、日本で一番最初に出来た「おのころ島」とされ、この淡路島にある「絵島」こそが、日本誕生の地「おのころ島」と言われているんですよ。

絵島に立つと、その異様な景色に唖然!

橋を渡って「絵島」に立つと、外観からは想像できない光景に驚きます。岩場の色は茶、黄、朱、オレンジと様々な色を持ち、そして所々に波模様や唐草模様のような地層があります。これが日光に照らされると金色に光る事もあると言われ、見るからに不思議な場所です。

この岩は、約2千万年前の砂岩層が露出した状態で、地質学的に珍しい場所と言われています。確かに、この景色をみていると、古事記、日本書紀の国生み神話に登場する日本最初の国土とされる「おのころ島」伝説に思わず納得してしまいますね。

絵島に立つと、その異様な景色に唖然!

写真:旅人間

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「伊弉諾神宮」はイザナギが余生を過ごしたと言われる場所

日本神話によると、このイザナギ(男の神)とイザナミ(女の神)が次から次へと神様を産んだと言われていますが、火の神を産んだ時、イザナミは火傷を負い死んでしまいます。
イザナギは、死んでしまったイザナミに逢いたい気持ちを捨てきれず、死者の世界の「黄泉国」までイザナミに会い行ってしまいます。しかし、そこには腐敗し、ウジにたかられたイザナミの姿が。変わり果てた姿を見て恐ろしくなったイザナギは逃げ出し、醜い姿を見られたイザナミは怒り狂い追いかける――この話は有名ですね!

命からがら脱出したイザナギは、その後統治の大権を天照大神に託し、幽宮(かくりのみや)を構え、余生を過ごしたと言われています。その場所が、津名一宮インターから車で10分ほどの場所にある現在の「伊弉諾神宮」がある場所とされています。

古事記・日本書紀に記された「日本最古の神社」とされる、この伊弉諾神宮。拝殿では淡路神楽という神楽の舞が奉納され、シャンシャンと鳴り響く神楽鈴の繊細な音色と巫女さんの舞により幻想的な雰囲気に包まれます。
また、この伊弉諾神宮には、樹齢900年と言われる夫婦大楠があり、二本の楠が合体し、途中から再び二本に分かれて伸びていることから、夫婦円満・安産・縁結びのご利益があると言われ、古くから人々に親しまれています。

「伊弉諾神宮」はイザナギが余生を過ごしたと言われる場所

写真:旅人間

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本当にあった!天の浮橋

このように、日本神話のイザナギとイザナミの話は、最後は少し怖い話の展開になってしまいます…。

まだ二人が仲の良い夫婦であった頃、「天の浮橋に降り立ち、どろどろとした青海原の中に天の沼矛を入れかき混ぜる」と言う前述の有名な場面がありますね。
実は、この「天の浮橋」は伝説の中だけでなく現存するのです。伊弉諾神宮から高速道路を利用し南に30分ほど走った住宅街の片隅にあります。実際に来てみると、イメージしていたものと違うかもしれませんが、伝承によればここが日本の国土をはじめに作ったと言われる場所なのです。

本当にあった!天の浮橋

写真:旅人間

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日本発祥の地!「おのころ島神社」で縁結びのお守りが話題!

「天の浮橋」から徒歩で数分の場所に、「日本発祥の地」と言われる「おのころ島神社」があります。ここでは、国産みのイザナギ、イザナミ2尊を祀ってる場所になります。
この神社は、国産み伝説以外に2つ大きなチェックポイントがあります。それは鳥居がとても大きく、平安神宮、厳島神社と並び「日本三大鳥居」の一つであること!
そしてもう一つは、「ここでお守りを買って持っていると願いが叶う」と言われていること!特に縁結びには強い力を持ち、ここのお守りは芸能人の方もよく買いに来るそうですよ。

おのころ島神社の絵馬にあるように、「天の浮橋」の伝説に描かれる日本で最初に出来た「絵島」、そしてそこから順に日本の国土は作られていくと言う日本神話。このような伝説の世界をこうして旅するのは実に面白いものです。

日本発祥の地!「おのころ島神社」で縁結びのお守りが話題!

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淡路島で日本神話を巡る旅をして感じられること

古事記、日本書紀の国生み神話に登場する「おのころ島」には諸説ありますが、この絵島に行き、その島を歩き光景を見ると、太古の昔に島が誕生したその瞬間から時が止まってしまったような錯覚になります。また岩場に腰かけて、ゆっくり海を見て過ごすと、波の音だけでなく、大地からの音も聞こえてきそうな気もしてきます。

淡路島には日本神話にまつわる地が沢山あり、国産み伝説の地を巡り歩いていると、自分自身が日本人であることをふと意識します。伝説と言うのは、あくまで伝説なのかもしれないけど、日本に生まれた人として、知っておきたいこと、触れておきたいこと沢山ありますね。また淡路島はパワースポットの宝庫でもあるんですよ♪
日本神話を巡る旅、とても面白いので、ぜひ旅してみて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/07/07−2012/07/08 訪問

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