写真:藤谷 ぽきお
地図を見るJR日豊本線の別府駅から北九州方面へ2駅の「亀川駅」が最寄の駅です。亀川駅から約1キロ、車で約1分程西へ行くと到着できる内竈(うちまかど)という地区に「八幡竈門神社」はあります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る少し小高い里山の斜面に位置しているので、別府湾が一望出来る絶景の眺めも楽しめます。しかも、3月21日の春分の日と9月23日の秋分の日には、鳥居から見える水平線から朝日が昇るというパワースポット的な名所でもあります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るそんな八幡竈門神社がにわかに活気づいています。その理由は、大人気漫画「鬼滅の刃」に登場する主人公「竈門炭治郎」の苗字が神社名に使われている事と、神社内の随所に漫画の世界観とシンクロしたスポットが点在している事です。
そんな神社にお参りにくる皆さんは、絵馬に鬼滅キャラの絵を描き、奉納しています。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る漫画「鬼滅の刃」は、数々の悲しい過去を持った鬼たちが現れ、主人公やその他の鬼殺隊員たちと戦う物語なのですが、神社内には「鬼」にまつわる伝説が残っています。
「鬼が造った九十九段の石段」もその1つです。この地域に住む人食い鬼に、八幡の神様が「一晩で100段の石段を作れなければ里に出てくるな」という約束をしました。鬼は99段まで造ったのですが、1段を残し夜が明けてしまったので、逃げてその後は出てこなくなったという伝説です。漫画内の鬼たちも太陽を嫌っている点がシンクロしていますね。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る二つ目は「鬼が忘れた石草履」です。石段を造っていた鬼が逃げる際に忘れていった片方の石製の草履ですが、この大きさです。
この石草履にも伝説が残っていて、この草履を人間が履くと、みるみる力が湧いてきて何倍もの力仕事ができるというもの。また体の悪い人は元気になると言い伝えられています。
ちなみに、鬼の足の指が三本なのは、貪欲・嫉妬・愚痴を表していて、知性と慈悲が欠けていると言われます。漫画に描かれる鬼たちも、まさに人間を欲望のままに貪欲に喰らい、鬼になる前には嫉妬深いせいで鬼となり、隊士と戦う際にも愚痴ばかりこぼしている所などは、とってもシンクロしています。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る拝殿内部の天井には、火災から守ってくれる龍の水神様が描かれています。
漫画の主人公「竈門炭治郎」は水の呼吸と呼ばれる剣技の使い手です。その技の中には、水が変形して龍のような形を成して敵を切る「生生流転(せいせいるてん)」という技があり、天井画のようにうねりながら回転し敵を切り裂いていきます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る鬼が造った九十九段の石段を登りついた先には、機雷(機械水雷/海中に設置され、戦艦・船などが接触すると自動的に爆発する水中兵器)があります。第一次世界大戦後に奉納された珍しいものです。
岩の呼吸の柱(作中に登場する鬼を倒す鬼殺隊の最高位に立つ九名の剣士)である「悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)」が使う武器が、まさにこのような巨大な鉄球なのです。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る境内には樹齢約500年のイチイガシの御神木があり、「魂依(たまより)の木」と呼ばれています。
作中にも登場する、医師でもあり、鬼にされながらも鬼を倒す為に仲間となっている「珠世(たまよ)」と同じ読みを見付ける事ができます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る境内の南の端には、木の枝が龍のように見える場所があります。牙を剥いた口や頭から生え出ている角などが、しっかりと龍に見えます。看板に示された立ち位置から見た時だけ龍に見えるので、立ち位置を間違えないようにしましょう。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る神社には古くから「かまど神楽」が伝わっていて、祭事には神楽舞台で舞いが行われます。
主人公「竈門炭治郎」は他の登場人物たちとは少し違い、特殊な呼吸法を二つ持っていて、水の呼吸の他に「ヒノカミ神楽」の呼吸も使えます。作中でも大きな謎や意味を持ってくる「神楽の舞い」がここ神社内にあるのもファンを唸らせるポイントですね。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る帰り際には、是非ともお守りや絵馬などの購入の為、社務所に立ち寄ってみましょう。鬼滅キャラの人形や本などもあったり、絵馬に絵を描く為の色ペンなども貸し出しがありますよ。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るまた、鬼滅ファンならずとも、御朱印を集めている方も必訪です。龍の水神様や御神木「魂依の木」を背景にした御朱印が購入できますよ。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る「お守り」のお土産として、善逸(ぜんいつ)・炭治郎・禰豆子(ねずこ)の着物の柄と同じお守りが購入できますよ。
皆さんも別府市にお越しの際は、鬼滅の刃の世界観を持ちながら、八幡竈門神社にお参りをどうぞ!
住所:大分県別府市大字内竈1900
電話番号:0977-66-1633
アクセス:JR日豊本線「別府駅」より車で約15分。亀川駅より車で約3分。
駐車場:70台有り
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/5更新)
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