四国屈指のシャクナゲ群落!徳島「雲早山」

四国屈指のシャクナゲ群落!徳島「雲早山」

更新日:2020/04/17 10:56

春野 公比呂のプロフィール写真 春野 公比呂 歴史研究家、郷土文筆家、郷土登山家
徳島県那賀町と神山町の境界周辺に位置する剣山系・雲早山の標高1120m前後から1400mほどにかけては、「山の貴婦人」とも言われるシャクナゲの大群落があります。これだけの高度差の区域に絶え間なく自生している例は、四国では殆どありません。更にこの山にはミツバツツジの群落もありますが、この二種類の花を同時に楽しむには5月半ば前後がちょうどよい時期。初心者でも登れるこの山で「花登山」をお楽しみ下さい。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う、県境をまたいだ移動の自粛が2020年6月19日より解除されます。また県境をまたぐ観光については「徐々に行い、人との間隔を確保すること」というガイドラインが政府より示されています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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涼やかな沢沿いから展望の稜線へ

涼やかな沢沿いから展望の稜線へ

写真:春野 公比呂

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雲早山(1495.9m)の登山口は、日本一の87.7kmの距離を誇る林道「剣山スーパー林道」沿いにあります。シャクナゲ群生地は雲早山の通称「シャクナゲ尾根」と呼ばれる尾根。急勾配のため、主に復路の下山コースとして利用されています。

シャクナゲ尾根の登山口から400mほど東に往路の登山口があります。最初は鮎喰川源流の沢を遡っていきますが、滝状箇所も複数あり、清々しい気分になるでしょう。

涼やかな沢沿いから展望の稜線へ

写真:春野 公比呂

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上流に進むと涸れ沢に。更に登ると扇状地となり、急登続きになります。
支尾根の西下を登るようになり、標高1430mほどで稜線の三差路に出ますが、ここには雲早山と高丸山を結ぶ縦走路の道標が建てられています。雲早山へは道標に従い、右折しますが、稜線の尾根道は、まばらに生えた木々の下の芝生のような草地を進む気持ちのいい道です。

涼やかな沢沿いから展望の稜線へ

写真:春野 公比呂

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三差路から1分少々上がった地点の東方の岩場周辺にはミツバツツジの小群生があり、高丸山方向に伸びる尾根が一望できるため、休止するには最適です。ミツバツツジの花期はシャクナゲよりも若干早いだけに、花はピークを過ぎていることもありますが、それでも岩場や空の青にはピンクがよく映えます。
そこを過ぎてからも、コースからは周辺の尾根の展望が広がっています。

雲を早く呼ぶ雲早山

雲を早く呼ぶ雲早山

写真:春野 公比呂

尾根道は高度感が増していき、露出した岩と木々、ツツジが庭園風に見える地を過ぎると、ミツバツツジが次々と現れるようになります。中には今が見頃のものもあり、華やぎます。

雲を早く呼ぶ雲早山

写真:春野 公比呂

更に進むとモミ林があり、そこを過ぎると高所に於ける強風の影響からか、白骨林が目立つようになります。白骨樹はただの枯れ木とは違い、絵になります。

雲を早く呼ぶ雲早山

写真:春野 公比呂

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雲早山山頂は樹林のない芝生状の地で、パノラマが広がっており、「四国百名山」に選ばれていることに納得します。山頂にある祠は昔、雨乞い神事が行われていた雲早神社です。その神事で雨雲を早く呼ぶことから、山名が付けられたのでしょう。

あたかも植栽されているかの如きシャクナゲ尾根

あたかも植栽されているかの如きシャクナゲ尾根

写真:春野 公比呂

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山頂には樹林がないものの、下方周囲にはミツバツツジの群落が取り囲み、そのツツジ越しに周辺の山並みの展望が広がっています。

あたかも植栽されているかの如きシャクナゲ尾根

写真:春野 公比呂

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山頂からは一旦手前のピークに戻った後、西に伸びる尾根を下ります。最初は幅広の尾根ですが、標高1400mになると細長くなり、再びミツバツツジが現れます。この細長い尾根の西の突端がシャクナゲ尾根分岐で、北側を見下ろすと、密生したシャクナゲが確認できます。ここには道標がありませんが、分岐箇所の木にピンクのテープが二重に巻き付けられ、目印になっています(写真左端の木)。

あたかも植栽されているかの如きシャクナゲ尾根

写真:春野 公比呂

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シャクナゲが有名な山は全国各地にありますが、ここまで絶え間なく、密生している群落を有する山は全国的に見ても稀です。あたかも植栽されているかのようです。

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シャクナゲとミツバツツジのコラボ

シャクナゲとミツバツツジのコラボ

写真:春野 公比呂

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ミツバツツジの花期に重なる時期は、尾根の全てのシャクナゲが開花している訳ではありませんが、それでも何十分にも亘ってシャクナゲのトンネルが続くのは圧巻。

シャクナゲとミツバツツジのコラボ

写真:春野 公比呂

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群落のシャクナゲは乱れ咲いているように見えますが、中には縦に三段になって整列したようなだんご三兄弟ならぬ、シャクナゲ三兄弟的ものもあります。

シャクナゲとミツバツツジのコラボ

写真:春野 公比呂

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この尾根にもミツバツツジが咲いている箇所があり、シャクナゲとのコラボを愛でることもできます。
尾根の最下部は崖になっているため、途中から踏み跡が斜面を下るようになり、スーパー林道に下り立ちます。そこから徒歩約7分で、往路の登山口に帰り着きます。

雲早山の基本情報

所在地:徳島県名西郡神山町上分と那賀郡那賀町沢谷との境界。山頂は那賀町側
問合せ先: 088-637-1230(徳島森林管理署)
アクセス:
徳島市方面からは車で国道438号を西進して神山町に入り、国道193号、県道253号を南下して剣山スーパー林道に入り、登山口付近まで東進する。

高知市方面からは国道195号を東進して那珂町へ入り、国道193号、県道253号を北上して剣山スーパー林道に入り、登山口付近まで東進する。

当記事の回遊コースタイム:約2時間半
該当の国土地理院の地形図:雲早山

2020年4月現在の情報です。最新情報は公式サイト等をご確認下さい。

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この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/12 訪問

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