浦臼神社はエゾリスの名所で、春にはエゾエンゴサク(蝦夷延胡索)やカタクリの花畑も出現します。美しい花畑を背景に登場するエゾリスは本当に可愛くて、誰かが人形を置いたのかと思う程。メルヘンチックな光景が大人気で、春の北海道を代表する撮影スポットになっています!
エゾリスは朝食を探しにやって来るので、早朝から訪れるのがおすすめ。写真でも木の実を持っているのが分かります。
写真:藤田 聡
地図を見る浦臼神社では、地面を移動する小さなエゾリスを撮影し易いように、花畑の周囲に溝が掘られています。また動物の撮影では機動力が大切なので、三脚使用者が少ないのも特徴です。
エゾリスが出現すると、みんなのシャッター音が聞こえるので、ずっと凝視し続ける必要はありません。折り畳みのイスを持参して後方で待機し、出現と同時に出撃すれば間に合います。
なお浦臼神社の詳細な場所は、画像右下の「地図を見る」をタップすると、撮影場所の地図が表示されます。
写真:藤田 聡
地図を見る春の浦臼神社はエゾリスが居なくても、森に広がる花畑が美しく、北海道の春を実感させてくれる光景。エゾエンゴサクとカタクリは咲く時期が微妙に異なるので、訪れる時期により色合いの変化も楽しめます。
実際エゾエンゴサクとカタクリの花だけを見て、短時間で帰る観光客も大勢居ます。花は足元にも沢山咲いており、至近距離から観察可能。気軽に立ち寄ってみましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る浦臼神社は、野鳥の名所でもあります。写真はエゾアカゲラのメスで、キツツキの仲間。虫が居そうな場所を、突っついて食べます。
写真:藤田 聡
地図を見るエゾリスは静寂に包まれた森の中を、カサカサと独特な音をたてて移動するので、誰でも気付くことができるでしょう。
丸太の上に立った姿は、本当に「ぬいぐるみ」そのもの。肉眼では点のようにしか見えない距離ですが、一瞬で心をわしづかみにされるキュートさですよ!
写真:藤田 聡
地図を見る一度エゾリスとの遭遇に成功すると俄然やる気が出て、時間が許す限り待機したくなります。写真は、別のリスが横を向いて、木の実を一心不乱に食べている姿。所要時間は一概に言えませんが、運が良ければ3時間程で数回遭遇できます。
北海道まで旅行すると何かと忙しく、時間確保が難しい場合も多いもの。しかし、花の見頃と旅行の時期が重なった場合は、極力時間を割いて訪れたい観光地です。
エゾリスとエゾエンゴサクは、両者とも非常に小さいので、インスタ映えを狙うには超望遠レンズが必要になります。
実際に、この写真も焦点距離600mmで撮影したもの。スマホでは到底無理なので、本格的な一眼カメラに望遠レンズを付けて持参しましょう。
なお写真撮影を目的としない場合でも、双眼鏡やオペラグラスを持参すると、野鳥を含めた観察が一層楽しめます!
浦臼神社は、開拓の歴史を今に伝える神社です。浦臼町が発展し月形から分離独立の気運を受け、明治43年に落成した神明造の神社。
森の中に静かに佇む無人の神社は穴場ですが、春には一面エゾエンゴサクとカタクリの花畑に包まれます。野鳥やエゾリスも頻繁に現れる、北海道の大自然を実感出来る撮影スポットです。
写真:藤田 聡
地図を見る浦臼神社の境内には山桜もあり、エゾエンゴサクとコラボします。「道の駅つるぬま」から徒歩圏内にあるので、駐車場の心配もありません。道の駅の向かいには浦臼温泉もあり、カフェ&レストランも併設。周辺の散策マップは、記事最後の「関連MEMO」内のリンクを参照して下さい。
写真:藤田 聡
地図を見る実は浦臼神社に隣接して、いこいの森公園がありトイレと駐車場も完備。しかし、見頃時期には早朝から常時満車気味なので、最初に車で向かって満車なら道の駅を利用しましょう。
写真は、いこいの森公園側から浦臼神社の境内を一望した様子。花畑の周囲にはロープが張られ、左側で観光客が待機しています。
なおペットが来るとエゾリスが逃げてしまうので、ペットの同伴はご遠慮下さい。
住所:北海道樺戸郡浦臼町字黄臼内186−90
電話番号:0125-68-2114(浦臼観光協会)
エゾエンゴサクの見頃時期:例年4月下旬〜5月上旬頃
駐車場:いこいの森公園、道の駅つるぬまに有り
アクセス:JR札沼線代替バス浦臼駅下車徒歩35分
(JR札沼線鶴沼駅は2020年4月17日に廃止済)
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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