八ヶ岳山麓のカラマツ紅葉は例年、10月下旬〜11月中旬頃に見頃を迎えます。標高差がありますので、見頃は標高の高いところから麓に向かって次第に降りてきます。その様子は、黄金のカーペットとも表現され、山肌を覆う姿は見事です。
上の写真のように、遠くから眺めるのもいいですが、カラマツの森に直接乗り込んで、思い切り紅葉を堪能してみてはいかがでしょう?その際におすすめしたいのが、富士見高原リゾート(長野県諏訪郡富士見町)です。
富士見高原リゾートは、八ヶ岳山麓にある複合リゾート施設です。スキー場や温泉施設など、様々な施設があります。
カラマツ紅葉を見おろす絶好のスポットは、富士見高原リゾートの「展望エリア」です。ここに行くためには、主に3つの方法があります。
・徒歩(約40分 林道あり)
・天空の遊覧カート
・「花の里」のリフト(※花の里は別途入園料が必要 )
ハイキングがお好きなら、徒歩で登ることもできますし、「花の里」営業期間中であれば、リフトも利用可能です。
おすすめは、天空の遊覧カートです。その名のとおり、標高1,400m越えの展望エリアにいざなってくれる、自動運転のカートです。
展望エリアには、複数の展望台があり、名前が似ているので、整理しておきます。
・望郷(ぼうきょう)の丘展望台:標高約1,420m。カートのゴール。日本三大高峰を一望
・望岳(ぼうがく)の丘展望台:標高約1,420m。東屋あり。関東富士見百景に選定されたスポット
・望峰(ぼうほう)の丘展望台:標高約1,430m。カラマツ紅葉が最も広大に見渡せる
カートは自動運転で、ハンドルを握る必要はありません。込み合っているときも、前のカートとの間隔は自動で保たれているので、安心です。
所要時間は約25分。標高をおよそ200mも登ることになるので、片道1.5kmの間に、14ものカーブを曲がります。
標高1,200m〜1,300mには白樺林があり、美しい木立の中をゆっくり進みます。この「ゆっくりペース」が、紅葉絵巻を堪能できる秘訣でもあります。
白樺林を抜けると、次第に植生が変化し、カラマツの森へと進んでいきます。カーブを曲がるたびに、異なる展望が開けるので、飽きることがありません。
提供元:富士見高原リゾート
https://fujimikogen-resort.jp/約25分後、日本アルプスの峰々を望む「望郷の丘展望台」標高約1,420mに到着です。天候に恵まれれば、日本三大高峰に数えられる「富士山・北岳・奥穂高岳」を、すべて望むことができます。そして、眼下にはカラマツ紅葉が広がります。
提供元:富士見高原リゾート
https://fujimikogen-resort.jp/カートのゴールから、さらに上へ歩を進めてみましょう。標高を10mほど上げると、展望もずいぶんと変化します。徒歩8分ほどで、「望峰の丘展望台」標高1,430mに到着です。実は、ここが最もカラマツ紅葉の広大さが実感できるスポット。なだらかな山肌に、カラマツ紅葉のカーペットが広がります。
提供元:富士見高原リゾート
https://fujimikogen-resort.jp/望峰の丘から少し下ったところには、関東富士見百景に選定された「望岳の丘展望台」標高1,420mもあり、より間近でカラマツ紅葉を楽しむことができます。
「展望エリア」について少し補足しますと、一帯には整備された「創造の森」が広がっており、散策に適しています。所要時間は、ひとめぐり1周15〜20分ほどです。足元が整備された明るい森で、カフェやアート(50体の彫刻作品)も配置されていますので、散策がてらアートを楽しむのもよいでしょう。
天空の遊覧カート(昼の部)
期間:2020年4月1日(水)〜12月6日(日)
時間:9:30〜16:00(12月は 15:00 最終乗車)
ルート:ホテル八峯苑の裏側〜創造の森「望郷の丘」
所要時間:上り 約25分、下り 約18分
料金:大人1人800円、子供(3歳〜小学生)1人500円
乗車定員:1台4人乗り(5人目が3歳以下の場合は乗車可能)
駐車場:八峯苑鹿の湯 第2・第3駐車場
問い合わせ:0266-66-2131(八峯苑鹿の湯)
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
咲田 みつる
松山市出身。10代〜20代は父の転勤や自身の進学・就職で引っ越しをたくさん経験しました。得意分野は「関東甲信越の花と絶景」&「ハイキングコースの紹介」。【花と絶景】花の見頃に対しての執着心が強く、友人…
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