伝説の大亀はなんと2メートル!?ベトナム・ハノイ「玉山祠」

伝説の大亀はなんと2メートル!?ベトナム・ハノイ「玉山祠」

更新日:2020/04/28 17:42

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
フランス統治時代の面影が残るベトナムの首都ハノイは、政治・文化の街。近年は外資系企業の進出などで、パワーにも溢れますが、風情や古都の風格も感じることができ、観光スポット満載の楽しいところなんですよ。
今回ご紹介するホアンキエム湖にある「玉山祠」は、還剣伝説に登場する2メートル余りの大きな亀の剥製のあることでも知られています。また周辺は、市民の憩いの場であり、デートスポットにもなっています。

玉山祠はここから

玉山祠はここから

写真:結月 ここあ

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ハノイ観光で外せないのが「ホアンキエム湖」。この辺りはハノイの中心地でもあります。
1周2kmほどのホアンキエム湖は、湖の周りを1周するのに、歩けば約1時間ほど。市民がウォーキングやジョギングなどを楽しむ姿が見受けられます。

玉山祠に入場するには、まずこの大きな門をくぐり、2つ目の門をくぐった先にあるチケット売り場でチケット購入します。

橋の上は映えスポット

橋の上は映えスポット

写真:結月 ここあ

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そこに掛かる赤い「棲旭橋」で繋がれた小島がゴックソン島。そのゴックソン島には、500年以上もの歴史を持つ祠「玉山祠(ぎょくさんじ)」が建っています。
玉山祠には、この地に纏わる英雄が祀られている他、ハノイに伝わる伝説に深い関わりを持つ大亀の剥製が展示されています。

チケットを買ったら、棲旭橋(テーフック橋)という木造の赤い橋を渡ります。ここは撮影スポットなのでいつも混雑をしています。

橋の上は映えスポット

写真:結月 ここあ

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橋を渡りきるとさらに得月楼と書かれた門があって、門の左側には背中に刀と書物を背負った亀の絵と、右側には八卦を乗せた麒麟の絵が、頭上には2羽の鶏も描かれています。八掛とは、古代中国から伝わる易における8つの基本図像で、方位の吉凶や運勢を占うのに使われるそうです。

伝説のホアンキエム湖

伝説のホアンキエム湖

写真:結月 ここあ

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ホアンキエム湖のホアンは「還」、キエムは「剣」といわれ、還剣伝説があります。これは15世紀に在位したベトナム王朝の皇帝レ・ロイが、神から授かったとされる宝剣を手に、当時ベトナムを支配下に置いていた明を撃墜。
その後、神の使いとされる大亀が湖から現れて、その宝剣を持って湖へ帰って行ったという話が伝えられています。

ベトナムの英雄が祀られている正殿

ベトナムの英雄が祀られている正殿

写真:結月 ここあ

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こちらが正殿で、学問の神やベトナムの英雄のチャン・フン・ダオなどが祀られています。

大きな亀に驚く!

大きな亀に驚く!

写真:結月 ここあ

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チャン・フン・ダオの像や関羽・呂祖の像がある部屋の隣には、体長2mにもおよぶ大きな亀の剥製が展示されています。これはこのホアンキエム湖で1968年に捕獲された亀で、体重は250kgもあるとか。種類でいうと、シャンハイ・ハナ・スッポンと呼ばれる亀。この大きな亀がその還剣伝説の亀なのではないかともいわれています。

玉山祠を見学したら、目の前にある「タンロン水上人形劇場」に足を延ばしてみませんか。ベトナムのカーチューと呼ばれる伝統楽器の演奏と、情感たっぷりの歌声を聴きながら、ベトナムの日常生活や伝説を面白おかしく人形が演じます。

ハノイの中心であるホアンキエム湖はいかがでしたか。伝説や歴史、ベトナムらしい景色に触れることもできますよ。この近辺には多くの観光スポットもあり、ショッピングやグルメも楽しめます。

玉山祠の基本情報

住所:Dinh Tien Hoang St., Hang Trong, Hoan Kiem Dist, Hanoi
電話番号:+84-24-3825-5289
アクセス:タンロン水上人形劇場から徒歩1分

2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/23−2016/10/26 訪問

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