世界の七不思議に数えられ、今やエジプトを象徴する古代遺跡ピラミッド。その最大にしてもっとも有名なクフ王のピラミッドをはじめ、カフラー王、メンカウラー王の三基のピラミッドを総称して「三大ピラミッド」と呼んでいます。
この三大ピラミッドの存在するのが、首都カイロの中心から東へ20kmほど離れたギザ(GIZA)地区です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るかつては荒涼とした砂漠に悠然とそびえ立っていた古代ファラオの墓・ピラミッド。しかし、現代においてカイロの都市化が急速に進み、やがてピラミッドの目前まで開発の手が及んだことで古代ミステリーと現代が融合した世にも奇妙な景観が誕生しています。スフィンクスの視線の先にはピザハットがあるなんて、そんなトリビアは今では有名ですね。
そしてこの開発によって観光客に与えられた恩恵は、ピラミッドの敷地内に入ることなく、目の前の建物からピラミッドを鑑賞できること。最近では、建物のルーフトップ(屋上)からのピラミッド鑑賞をウリにした宿泊施設が増えています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る今回ご紹介する宿は「ピラミッズ・ゲストハウス(Pyramids Guest House)」。ギザ地区のスフィンクス側にある入場口に近く、ピラミッドからも目と鼻の先。そして、5階建てのビルの屋上にはバー&レストランが併設されているため、食事やお酒を楽しみながらいつでも好きなときにピラミッド鑑賞が楽しめるようになっています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るギザ地区は住宅こそ密集しているものの、高い建物はまだそれほど数は多くないのが現状。そのため、4〜5階建てであれば、おおむね屋上あるいは上層階の部屋からピラミッドを眺めることができます。もし別の宿を探す場合でも、せっかくの機会、その建物が4階建て以上かどうかを目安にすることをおすすめします。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るさて、毎夜開催される音と光のショータイムは夜19時から。宿から鑑賞するなら、それまでに屋上のテラス席で優雅に食事やお酒、ミントティーなどをたしなみながらショーの開始を待つことにしましょう。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るレーザービームにプロジェクションマッピング、そしてダイナミックな音楽とナレーションによる古代と現代技術が融合した一大エンターテインメント「音と光のショー(The Pyramid sound and light Show)」。このショーは今やエジプトの名物の一つとなっています。
ショーは1日2回(木曜日のみ3回)、英語やフランス語、スペイン語、中国語、アラビア語の5ヶ国語(曜日によって使用言語が異なる)で開催されます。
※ショーの詳細は本ページ末尾の関連メモにある公式ホームページでご確認ください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るショータイムはおよそ1時間。ピラミッドにまつわるファラオの歴史の語りとともに轟く音と光の演出はなかなかの迫力。漆黒の闇に浮かびあがる赤や緑、青に輝くピラミッドの異質な空間は、時空を超えた古代ミステリーの世界をのぞいているかのようです。
有料のショーはスフィンクス正面の広場で開催されます。スフィンクスが語り部となって、プロジェクションマッピングなどを駆使したプログラムが展開されます。ルーフトップからは見えない細かな演出も楽しめるので、より近くで見たい方はぜひこちらにも参加してみてください。
ルーフトップから眺めるサンセットとピラミッドのシルエットも実に幻想的。こんなロマンチックな光景が宿泊代に込みで拝めるなんてお得以外の何物でもないですね。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る夜間は見えにくかったスフィンクスも明るくなればこのとおり。こんな角度からスフィンクスを眺められるのもホテルならではの特権。また、ホテルからスフィンクス側の入場口まで徒歩数分の距離。ぜひ今度は地上からその壮大なピラミッドを肌で感じて古代ミステリーに浸ってみてください。
エジプトを訪れたら一度は眺めてみたい憧れのピラミッド。そんなミステリアスな姿を四六時中、労すること無く屋上から、あるいは部屋から眺めることができるなんて魅力的ですよね。
ぜひ今度カイロを訪れたら、ピラミッドのあるギザ地区の絶景宿に宿泊して、ビール片手に、あるいはエジプト名物ミントティーでもたしなみながら、優雅に音と光のショーを楽しんでみませんか?
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/12更新)
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