食卓がギリシャ・グルメに変身!旅気分を味わう魔法のレシピ3品

食卓がギリシャ・グルメに変身!旅気分を味わう魔法のレシピ3品

更新日:2020/05/13 13:33

小野 雅子のプロフィール写真 小野 雅子 わくわく探しの旅ライター
ギリシャ料理はオリーヴオイルやレモン、トマト、各種ハーブを多用したヘルシーな地中海料理の代表です。外出自粛の今だからこそエーゲ海の潮風を感じるご馳走メニューを、おうちで味わってみませんか?そこで当記事では、いつもの食卓が一瞬でギリシャ風になっちゃう便利な3品をご紹介します。実を申せば筆者のパートナーはアテネ出身。今しばらくは帰省できないので、私たちも家庭で再現しているギリシャお袋の味なのです!

オレガノが決め手!ギリシャの食卓に欠かせないサラダ

オレガノが決め手!ギリシャの食卓に欠かせないサラダ

写真:小野 雅子

まず最初は、このサラダひとつでギリシャの食卓感が満載になっちゃう代表的なサラダです。ギリシャ以外の国ではギリシャサラダ(Greek Salad)と呼ばれていますが、現地ではホリアティキ(小作人の、または村の)サラダ。理由は材料すべて、ギリシャでは豊富にあり過ぎてタダ同然と言えるほど安い食品ばかりだから。

首都アテネ市内は例外として自宅の庭にオリーヴやレモンの木が生い茂る家庭が多く、オレガノなどはちょっと山へ行って道端から摘んでくるのが当たり前!というギリシャの土地柄がうかがえますね。

あまりにも庶民的なサラダなので、高級レストランではメニューにないお店が多いほど。笑 もちろんタヴェルナと呼ばれる大衆食堂では人気メニューのひとつで、お店によってはフェッタチーズをサイコロ状に切って混ぜるのではなく別盛りにしたり、そのまま豪快にサラダの上にどーんと乗せて供する場合もあります。

オレガノが決め手!ギリシャの食卓に欠かせないサラダ

写真:小野 雅子

【材料(4人分)】
完熟トマト:2個
キュウリ:2本(欧米の大きなものなら1/2本)
ピーマン:1個(欧米の大きなものなら1/2個)
赤たまねぎ:小1個(なければ普通の玉ねぎを水にさらしたもの)
フェッタチーズ:200g
塩漬けオリーヴの実:適宜
エクストラヴァージン・オリーヴオイル:大さじ2
ワインビネガー:大さじ1/2
乾燥オレガノ:小さじ1/2
塩:少々

【作り方】
1.トマトはくし切り、キュウリと赤玉ねぎは輪切り、ピーマンは大きめの千切りにする。フェッタチーズをサイコロ状に切る

2.すべての野菜をサラダボウルに入れ、塩少々と乾燥オレガノを加えザックリ混ぜる。フェッタチーズとオリーヴの実も入れる

3.エクストラヴァージン・オリーヴオイルとワインヴィネガーを回しかけて完成

オレガノが決め手!ギリシャの食卓に欠かせないサラダ

写真:小野 雅子

サイドディッシュとして肉料理や魚料理の付け合わせにはもちろん、このサラダにパンを添えてヘルシーなメインディッシュにする場合もあります。上記の分量には記載しませんでしたが、レタス少々を加えるのもアリ。

なお日本ではフェッタチーズが手に入りにくい事もあるので、その場合は別の羊または山羊のチーズを代用しても良いのですが、チーズ抜きにしても充分おいしい。逆になくてはならないのは、香り高いオレガノとオリーヴオイルです。

ディップにも味付けペーストにも!万能の1品ツァツィキ

ディップにも味付けペーストにも!万能の1品ツァツィキ

写真:小野 雅子

実は今年4月に、アテネへ3週間ほど帰省をする予定だった私たち。でも外出自粛要請にともない英国航空のフライトもキャンセルとなり、楽しみにしていた帰省は見送りとなりました。

親戚たちにしばらく会えないのが何よりも寂しいけれど、美味しいギリシャのヨーグルトも恋しい私・・・。笑 ギリシャのヨーグルトは酸味がまろやかで、とてもクリーミーなのが特徴なのです。

そのヨーグルトにキュウリとニンニクを加えたツァツィキはパンやスティック野菜に付けるディップとしても、また肉・魚・野菜料理の味付け役ペーストとしても重宝する、ギリシャの食卓に欠かせない1品。材料をすべて混ぜるだけで、とっても簡単ですよ!

ディップにも味付けペーストにも!万能の1品ツァツィキ

写真:小野 雅子

【材料:中鉢1杯分】
水切りしたギリシャ・ヨーグルト:150g
ニンニク:1片
キュウリ:1本(欧米の大きいものなら1/4本)
エクストラヴァージン・オリーヴオイル:大さじ1/2
赤ワイン酢:少々
塩コショウ:適宜

ディップにも味付けペーストにも!万能の1品ツァツィキ

写真:小野 雅子

【作り方】
1.ギリシャ・ヨーグルトの表面にある水分は捨てる。もしギリシャ・ヨーグルトが手に入らない場合はザルに布巾か丈夫なキッチンペーパーを敷いたものにプレーンヨーグルトを入れ、30分ほど水切り

2.ニンニクの皮を剥き、クラッシャーで潰したものを(1)に混ぜる

3.キュウリを細かい千切り状に切るか、万能調理器で小さい千切りサイズにすりおろす。

4.キュウリをぎゅーっと手で押し絞るようにして、出来る限り水分を取り除いてからヨーグルトに加える

5.エクストラヴァージン・オリーヴオイルとワイン酢、塩コショウ適宜も加えてよく混ぜたら出来上がり!

たっぷりレモン果汁&オリーヴオイル!ギリシャ流おひたし

たっぷりレモン果汁&オリーヴオイル!ギリシャ流おひたし

写真:小野 雅子

さっと茹でただけの青菜やブロッコリーは日本のご家庭と同じくらい、ギリシャでも大切なビタミンたっぷりの副菜として欠かせません。日本ならば醤油や出汁のきいた味付けでいただくのが一般的なおひたしですが、ギリシャではレモン果汁とオリーヴオイルを惜しみなく使います。

たっぷりレモン果汁&オリーヴオイル!ギリシャ流おひたし

写真:小野 雅子

材料や作り方も、いたってシンプル。お好きな青菜やブロッコリーを茹でたら、下記の材料を回しかけるだけです!

【材料:約4人分】
レモン:1/2個
エクストラヴァージン・オリーヴオイル:大さじ1
塩コショウ:適宜

たっぷりレモン果汁&オリーヴオイル!ギリシャ流おひたし

写真:小野 雅子

なお私がギリシャで一番ビックリした野菜は、タンポポの葉っぱでした!食用に栽培されたタンポポの葉が一般的に出回っているんですよ。意外にクセがなく小松菜のような食感で食べやすいので、次回行ったらまた食べたい野菜のひとつ。

とにかくレモン果汁とオリーヴオイルの味付けならば、いつものホウレン草のおひたしも一瞬にしてギリシャ料理に変身!シンプルに焼いたお肉やお魚の付け合わせとして、相性バツグンです。

夏野菜の季節にぴったり!おうちの食卓でギリシャの味を

トマトやキュウリなどの夏野菜をふんだんに使い、レモンやオレガノで爽やかに仕上げるギリシャ家庭料理。またオリーヴオイルに含まれるオレイン酸は悪玉コレステロールを減らしデトックス効果もあるので、ヘルシーな油として我が家では毎日のように活用しています。

彼の実家を訪ねて、またアテネに行ける日まで・・・美味しい&ヘルシーなギリシャ料理で、免疫力もアップさせようと思っているのです!

掲載内容は執筆時点のものです。

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