写真:SHIZUKO
地図を見る長浜といえば、古い街並みに黒壁が印象的な「黒壁スクエア」を中心とした道歩きが楽しい人気の観光地。2月から3月の賑わいづくりにと、12年ほど前から黒壁スクエア一帯で、いろんなお雛さまに出逢える「お雛さまめぐり」が開催されてきました。
鮮やかな色とりどりのつるし飾り。その一つ一つには、子どもを思う作り手の思いが込められています。丸い「七宝毬」には、無限につながる連鎖模様に幸せ・財産が永遠に続けという願いが。「梅」には、寒い時から美しい花を咲かせる梅のように、我慢強く、美しく育てとの思いが。
写真:SHIZUKO
地図を見る「くくり猿」は、猿が身動きが取れないさまを模して、子どもがわがままにならないようにという戒めと、苦が去るとの思いも込められています。
いろんな思いが込められた「つるし飾り」。お出掛け自粛の今だからこそ、願いを込めて自作してみましょう。
ちりめん細工って、見るのはいいけど、作るのはちょっと難しそう…。と思われる方も多いでしょうが、便利な「つるし飾りキット」を使えば、自分の手で仕上げることが出来るんです。様々なつるし飾りキットがネット通販で売られていますので、手に入れてください。
実物大型紙と丁寧な説明があるので、誰でも簡単に始められますよ。
お花見も出来ない春だったので、まず、桜を作りましょう。布を切り出して、チクチクと細かく縫っていきます。
縫えたらひっくり返すのですが、返し口が小さいので、ちょっと難しいところ。イライラせずに、竹串などを使って頑張りましょう。
綿を詰めて、葉と軸を縫い付ければ「桜」の完成です。
江戸時代、高価だったひな人形の代わりに、着物の端切れを利用して作り始められた「つるし飾り」。いろんな種類がありますが、ひとつひとつに思いがたっぷりと詰まっています。
大きく分けて、子どもの成長との幸せを願うものとお守りや魔除けとして飾られるものがあり、多くは5体、あるいは7体など、奇数を繋いで飾ります。
強い魔除け・疫病除けの力を持つという「龍」も、ちりめん細工だとのんびりムード。長寿を願う「鶴」と、卵が入った「巣ごもり卵」も仕上げましょう。
細かい作業が続きますが、作業中はコロナ禍のニュースから逃れて、集中できます。
それぞれのパーツが仕上がったら、一本のつるし飾りとして、間に飾り玉を入れて完成させます。気付けば、作り始めてなんと!10時間。明るかった昼間の空は、すっかり星空。いろんな情報に翻弄されている日々ですが、情報を遮断して、作業に集中すると、心もすっきりするんじゃないでしょうか。
玄関などに飾って、楽しんでください。およそ10時間くらいの全工程。無理をしないでコツコツと作りましょう。
写真:SHIZUKO
地図を見る久しぶりに手芸などしたら、肩が凝ってしまった!という方は、お灸はいかがでしょう。
画期的な煙の出ないお灸を生み出した「せんねん灸」は長浜に本社があります。
自宅でお灸。運動不足で固まっているからだをほっこりとほぐしてください。コロナ禍が収束したら、無料体験やお灸教室などされているお店にも、お出掛けください。
ちりめん細工は、古くからいろんな思いを込めて作られてきました。柔らかで華やかな生地の素敵さ。仕上ると、なんとも愛らしく、魔除けになってくれるのかしら?とも思ってします。でも、心を込めてひと針ずつ、チクチクと作っていくうちに、きっと願いが叶うんじゃないかと思えてくるから不思議です。
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この記事を書いたナビゲーター
SHIZUKO
中学生のころから、一人でウロウロ。大学生になってからもあちこちをウロウロ。仕事が忙しくても、暇を見つけてはウロウロ。旅で出会った人、モノ、風景が、自分を育ててくれたと感謝しています。そんな瞬間や経験を…
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