「いきなり団子」の「いきなり」とは熊本県の方言で「お手軽」を差しているという説もあります。それだけ簡単に自宅でも作れるお菓子だということです。
材料も手に入りやすいものばかりです。今回はだんご粉と薄力粉で皮を作りましたが、だんご粉がなければ白玉粉を混ぜたり薄力粉だけで作ることもできます。逆にもちもち感をアップさせたければだんご粉の割合を増やしてみてください。
その他の分量も目安なので、お好みに合わせて調節ください。
<今回使った材料>
・さつまいも 小ぶりなもの4本
・だんご粉 200g入り1袋
・薄力粉 200g(だんご粉と同量)
・つぶあん 650g入り1袋
・塩 小さじ1強
・水 200cc前後
※たっぷり4人前以上できました。
まず「だんご粉」と「薄力粉」をボウルに入れ、塩と水を入れてこねます。この時水はいっぺんに入れてしまわずに、少しずつこねながら足して様子をみましょう。
だいたい写真の程度までまとまってきたらOKです。耳たぶぐらいの硬さが包みやすいと思います。
サツマイモは洗って1センチ幅の輪切りにします。皮もむかない、マッシュする必要もないというところがお手軽ポイント。
輪切りにしたサツマイモにはあんこを乗せていきます。この時バターナイフを使うと楽ちんです。
いよいよ皮を作って包む作業に入ります。今回の「いきなり団子」作りの中で一番大変な工程です。ご家族で作る場合、協力し合ってみんなで歌など歌いながら作業するといいでしょう。
練り上げた生地を一つ分つまみ上げ、丸めて広げます。生地が指にくっつくときは少し手を水でぬらしてください。
広げた生地をあんこを乗せたサツマイモにかぶせて包みます。生地が破けないように注意してくださいね。
なお先にサツマイモの数に合わせて生地を分けておく方法もありますが、そのまま片っ端から包んで、余ったサツマイモがでたら団子と一緒に並べて蒸して食べてもいいんです。難しく考えないで気軽に作りましょう。
包み終わった団子はサイズを合わせて切ったクッキングシートに乗せていくと、この後の作業が楽です。
包み終わったらクッキングシートを敷いて30分ほど蒸します。我が家ではフライパンに簀の子を敷いてクッキングシートごと団子を並べ、蓋をして蒸しました。
フライパンを二つ並べて同時進行して3回繰り返しました。
完成した「いきなり団子」です。少し透けた皮がもっちりとした歯ごたえに。サツマイモとあんこの甘さに対し、皮の塩気がいい仕事をします。
完成したらお茶を淹れて、ゆっくりおやつの時間を楽しんでくださいね。
写真:泉 よしか
地図を見る「いきなり団子」をいきなり紹介したついでに、熊本県の観光名所をひとつ、いきなり紹介しましょう。
こちらの美しい滝は「鍋ヶ滝」。CMなどにも登場したことのある景勝地で、滝の裏側に回ることもできます。
この「鍋ヶ滝」から車で20分ほど行くと熊本県を代表する温泉地のひとつ「黒川温泉」に着きます。いいお湯がたっぷり湧いていますので、落ち着いたらぜひお出かけください。
お料理の苦手な人でも、お菓子作り初心者でも、これなら作れるかもしれないという「いきなり団子」を紹介させていただきました。材料も手に入りやすいものばかりです。
「いきなり団子」は熊本県の一般家庭で手作りされ親しまれてきたお菓子です。出来上がったお団子を食べながら、いつか行く旅行先として熊本県のことを想像してみてください。
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