写真:しの
地図を見る冷麺で特徴的なのは麺とスープ。
「胡月」の麺はかなりの太麺で強いコシと食感。韓国の冷麺のようにかむとのびるような感じではなく、もちっもちっとしたもの。
麺はパスタの太麺に近いですが、全ての冷麺・温麺にそば粉が使われているのも特徴です。
スープは天然水を使い、昆布と牛ダシでとったやや甘めのあっさりタイプ。これにチャーシュー・キムチ・ネギが乗っています。チャーシューは牛のチャーシューでビーフジャーキーのような食感。自家製のキャベツのキムチがきりりと味をしめてくれます。
写真:しの
地図を見る「別府冷麺」は聞いた事やガイドブックで見た事があっても「温麺」って何?と疑問に思うのではないでしょうか?
それはズバリ「冷麺の温かいもの」なんです。
しかしその麺の食感も味わいもまるで別物。
同じ麺を使っていても歯ごたえはかなりやわらぎ、もちっと感は残るまでも、簡単に噛み切れる程度の食感。
温かくする事で麺はややちゃんぽんのような感じとなり、味わいは中華そば風に変化します。
上記ご紹介した胡月も温麺のメニューも豊富で、普通の温麺の他に「ビビン温麺」や「ネギ温麺」などもあり、こちらも人気。(写真はネギ温麺)
■ご紹介したお店■
店名:胡月
住所:別府市石垣東8-1-26
電話番号:0977-25-2735
写真:しの
地図を見る地元・観光客問わずの人気店「六盛」。
こちらの冷麺は麺・スープ・チャーシューにお店のこだわりがあります。
特に麺に強い特徴があり、小麦粉・そば粉・でん粉を独自の配合でブレンド。太くて強いコシの麺です。
食べてみると、かなりそばに近い風味。ここまでそばの風味が生きた冷麺も珍しいです。もちっツルッとした食感ものど越しがいい。
スープは国産牛と北海道産最高級昆布でとった和風だし。さっぱりとした味わい、チャーシューは牛すね肉を使った噛めば噛むほどじんわりきく美味しさです。
■ご紹介したお店■
店名:六盛
住所:大分県別府市松原町7-17
電話番号:0977-25-2735
写真:しの
地図を見る焼肉店系の冷麺は上記のような冷麺専門店のものと異なり中細でツルツルした食感のもの。
これらの代表格・元祖的存在とも言えるのが「春香苑」です。
麺は注文が入ってから作るうち立て、茹で立てのオリジナル麺。専門店系のもちもち食感に比べてツルツルでプリッと弾けるような食感で、専門店系のものよりはまだ韓国の冷麺に近くなります。
スープはかなりあっさりのカツオなどで取ったスープに牛チャーシュー、自家製キムチとさくらんぼ、ゆで卵のトッピングが加わります。
写真:しの
地図を見る温麺も食べてみましょう。
他のお店もそうですが、同様の麺を使っていても冷麺と温麺で決定的に違うのがその食感。
ツルツルとした喉越しはあるものの、プリッと弾ける感じはあまりなくなり、やわらかくやさしい感じになります。
味にはごま油が追加され風味豊かに、温かくなる事によってトッピングも変化。ゆで卵は錦糸卵となります。その他牛チャーシュー、海苔、ネギ、かまぼこと中華そばとうどんの具を足して2で割ったようなもの。
お味も和風な部分はうどんのようでもあり、麺はやはり冷麺のもの、チャーシューなどトッピングはラーメンに近い、と色んなもののいいとこ取り!
冷麺と温麺を食べ比べするもの面白いです。
■ご紹介したお店■
店名:春香苑 別府本店
住所:大分県別府市南立石一区4-1
電話番号:0977-24-3377
別府冷麺と一口に言ってもお店によって味わいは色々。特に専門店と焼肉店では大きな差があります。
専門店は麺に食べ応えがありメインとして食べるのに相応しく、焼肉店はツルツル・さっぱり頂けることから食事のシメに相応しい位置付けです。
いずれも試してみて別府冷麺のよさを体感して下さいね。
盛岡冷麺とも韓国冷麺とも異なる様相で、面白いと感じるはず!
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この記事を書いたナビゲーター
しの
幼い頃から歴史が好きで大学の専攻は東洋史。西国お遍路からピラミッド(エジプト留学あり)やモヘンジョダロまで国内外の史跡巡りをしてきました。最近では史跡めぐりは勿論、趣味が高じて調理師免許を取得。それに…
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