滋賀県の名所「彦根城」と「玄宮園」の美しき見どころを紹介

滋賀県の名所「彦根城」と「玄宮園」の美しき見どころを紹介

更新日:2020/05/17 12:56

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター
数ある城の中で彦根城は類いまれな魅力を備えている。現存する国宝天守や櫓はもちろん、御殿や大名庭園を擁した威容を今に伝える貴重な江戸初期城郭だ。琵琶湖畔を代表する観光名所として、城郭に興味が無い人も訪れるスポットだけに、人の流れに任せるまま観光してはもったいない。
歩けば歩くほど、美しき見どころが見つかる国宝「彦根城」と名勝「玄宮楽々園(玄宮園)」。何度でも行きたくなる発見がここにある。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う、県境をまたいだ移動の自粛が2020年6月19日より解除されます。また県境をまたぐ観光については「徐々に行い、人との間隔を確保すること」というガイドラインが政府より示されています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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天守に向かう前に「玄宮園」へ

天守に向かう前に「玄宮園」へ

写真:塚本 隆司

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JR彦根駅から彦根城前へと徒歩10分足らずのところに、護国神社と中堀に挟まれた「いろは松」と呼ばれる松並木がある。城の搦手、二の丸佐和口の多聞櫓へと続くこの通りは、参勤交代の出発と帰城時の儀式にも使われた。

いろは松の手前で、中堀に沿いに数歩だけ左手へそれて欲しい。桜のシーズンは櫓上から張り出した桜が見事な絶景スポットとしても人気だが、正面の佐和口多聞櫓(重要文化財)越しに望む天秤櫓(重要文化財)と天守(国宝)の姿は、ぜひ見ておきたい。

天守に向かう前に「玄宮園」へ

写真:塚本 隆司

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いろは松を抜け内堀に達したところで表門へと向かう人々に背を向け、あえて名勝「玄宮園」へと歩みを進めたい。城は天守や建物のことではなく、文化的・歴史的な遺産だと考えれば、彦根城特有の見どころは天守を望む大名庭園といえる。

途中、初冬と晩春の2度花開く「二季咲桜(にきざきさくら)」がある。幕末に因縁多き間柄だった水戸市から贈られた友好の証だ。近くに井伊直弼公の銅像もある。

天守に向かう前に「玄宮園」へ

写真:塚本 隆司

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「玄宮園」は4代藩主が造営した大名庭園で、隣接する御殿「楽々園」とともに「玄宮楽々園」として国が指定する名勝だ。海外からの観光客には、彦根城天守よりも玄宮園の方が好まれている。回遊式庭園の日本らしさが魅力なのだが、日本人もこの美しさを再認識したい。

「玄宮園」の計算された魅力

「玄宮園」の計算された魅力

写真:塚本 隆司

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四季折々の風景と天守を望む玄宮園は絶景スポットの宝庫だ。大きな池泉に島や入江、9つの橋を配し、高台には茶室を建てるなど変化に富む優雅な風景に魅了される。江戸時代後期に書かれた「玄宮園図」には玄宮園十勝として10の名勝が示され、彦根の殿様自慢の庭だったに違いない。

琵琶湖の絶景を取り入れ作庭されたとも伝わっている。歌川広重の「近江八景」に通じるところもあり、瀬田の唐橋を模した龍臥橋(りゅうがばし)の欄干には擬宝珠もある。

「玄宮園」の計算された魅力

写真:塚本 隆司

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池泉では舟遊びが行われたようだ。残念ながら今は体験することはできないが、太鼓橋をくぐった先で視界が広がる設計になっている。
園内には他にも、あえて歩きにくい石畳を配し、注意を足元に向けさせておきながら誘導し、絶景スポットで目線をあげさせる工夫など、先人たちの知恵には驚かされる。

「玄宮園」の計算された魅力

写真:塚本 隆司

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園外に見える建物といえば天守のみといってもいい。周囲のビルも電線も見えず、街の喧騒はほとんど聞こえてこない。日本庭園の美しさを再認識させてくれるこの庭を、外国人も好んでくれることがうれしい。

大名庭園「玄宮園」ならではの楽しみ方

大名庭園「玄宮園」ならではの楽しみ方

写真:塚本 隆司

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大名庭園といえば、殿様が池の鯉にエサを与えながら優雅に時を過ごす場所というイメージがあるが、武家本来の機能も兼ね備えている。
真っすぐと伸びるこの場所(写真)。「玄宮園図」によると、左手に御馬見処と記された建物があったことから、馬の調練が行われた場所とわかる。奥には「垜(あずち)」の文字があり、弓の鍛錬をする的が置かれていた。他にも、稲田(復元)があり、神事が執り行われていたことがわかっている。

「玄宮園図」は園内に案内板があり、インターネット上でも見られるので、下調べしてから出掛けると一層楽しめるだろう。

大名庭園「玄宮園」ならではの楽しみ方

写真:塚本 隆司

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玄宮園に隣接する「楽々園」は、二の丸御殿で槻御殿(けやきごてん)とも呼ばれるケヤキ造りの御殿だ。11代藩主の頃には、隠居所とするため大規模な増改築が行われている。御殿や庭園が残る城郭からは、当時の人々の息づかいが聞こえてきそうだ。

大名庭園「玄宮園」ならではの楽しみ方

写真:塚本 隆司

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彦根城は、時代劇のロケ地としても利用されることが多く、玄宮園も同様だ。園内を歩いているとどこかで見たような風景に出会えるのも、彦根城の魅力だろう。

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表門ではなく黒門から天守へ

表門ではなく黒門から天守へ

写真:塚本 隆司

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天守へ向かう入城口は3カ所あり、玄宮園からは黒門が近い。大手門のにぎやかさとは異なり、落ち着きあるツウ好みのルートだ。

表門ではなく黒門から天守へ

写真:塚本 隆司

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黒門からの登城ルートは、兵糧の搬入口でもあったことから広くなだらかな道のりになっている。途中の井戸曲輪は、雨水を集め砂地でろ過し飲料水とした井戸があった。

表門ではなく黒門から天守へ

写真:塚本 隆司

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黒門からの見どころは、屏風折れの石垣や彦根の街並み、琵琶湖を望む景観など、2度目の登城なら是非オススメしたい。

美しい彦根城天守を見るオススメスポット

美しい彦根城天守を見るオススメスポット

写真:塚本 隆司

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彦根城天守には小ぶりながらも美しさが凝縮されている。それを間近で、しかも四方から眺められるのが、彦根城天守の魅力のひとつだ。
黒門からの登城ルートからは、天守と附櫓、多聞櫓を一緒に眺めることができる。

美しい彦根城天守を見るオススメスポット

写真:塚本 隆司

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最も美しい角度は、土産物店裏の高台「着見台(つきみだい)」からの姿だ。入母屋破風や切妻破風、唐破風など見事なまでにバランス良く配置された破風の重なり。窓は格子窓に花頭窓、3階には回り縁など、天守の美しさが最もわかる眺めだ。

美しい彦根城天守を見るオススメスポット

写真:塚本 隆司

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彦根城の魅力は、まだまだある。天守以外にも写真の天秤櫓(重要文化財)と廊下橋の姿を始め、太鼓門や石垣など見応えがある。江戸初期の築城技術など、じっくり見てこそわかる魅力の宝庫だ。

何気なく観光するだけでは、もったいない彦根城。たとえ、城郭よりもひこにゃんに会うのが目的としても、少しの下調べで見どころを押さえておけば、より楽しめるはずだ。

国宝・彦根城の基本情報

住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
電話番号:0749-22-2742(国宝彦根城運営管理センター)
観覧時間:8時30分〜17時
料金(彦根城・玄宮園):一般800円、小中学生200円
アクセス:JR彦根駅から徒歩約15分

休業情報については公式サイトにてご確認ください。

取材協力:公益社団法人びわこビジターズビューロー

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/12/06 訪問

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