世界の朝ごはんをおうちで!ステイホームしながら旅をする

世界の朝ごはんをおうちで!ステイホームしながら旅をする

更新日:2020/05/09 12:23

Chanos Mayaのプロフィール写真 Chanos Maya トラベルコンサルタント、ワイナリーツアーアドバイザー
日本で、世界で、多くの人たちが旅行できない状況に置かれています。旅のない人生なんてありえない!と感じてる方も多いはず。また旅行ができる日を心待ちに、今はしばしおうちで過ごしましょう。
あの街で食べた、あの朝食・・・いつまでも思い出す旅先での朝食はありませんか?世界の朝食の多くは自宅でも再現できます。毎朝キッチンから出発するプチ旅行。おいしい&簡単な世界の朝ごはんから始める私の朝時間をご紹介します。

<アメリカ>ふんわりバターミルクパンケーキ

<アメリカ>ふんわりバターミルクパンケーキ

写真:Chanos Maya

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「パンケーキ」は全米どこでも、朝食を提供するレストランなら必ずメニューに載るアイテム。朝食はシリアルなどシンプルなもので済ますことの多い家庭でも、週末はパンケーキでちょっとアップグレード。アメリカの定番の朝食メニューです。

アメリカでは生地に「バターミルク」と呼ばれる発酵乳(砂糖の入っていない飲むヨーグルトのようなもの)が使うことが多く、牛乳よりふっくらとしたパンケーキになるのが特徴です。

日本ならホットケーキミックスを使って。パンケーキにホイップと手持ちのフルーツを添えれば、アメリカンスタイルの朝食ができあがりますよ。

<コスタリカ>ガジョピントと卵料理

<コスタリカ>ガジョピントと卵料理

写真:Chanos Maya

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中米コスタリカの定番の朝ごはんは 「ガジョピント(Gallo pinto)」と卵の乗ったワンプレート。ガジョピントは黒豆と炊いたご飯をフライパンで玉ねぎなどと炒めたもの。ガジョピントの横には、たいていスクランブルエッグや目玉焼きなどの卵料理が添えられています。

コスタリカのマクドナルドでは、お米料理のガジョピントもメニューの一つ。まさにコスタリカの朝食であり、国民食でもあります。シンプルな塩味でも味わいがある朝食。ミネラルのある栄養たっぷりの食事をとりたい朝には、私はカジョ・ピントを作ります。

ガジョピントは日本のお赤飯と似たプロセスで作られますが、再現するなら、それぞれ別にごはんと黒豆を用意するのがポイント。それらを玉ねぎと一緒にフライパンで炒めます。塩コショウで味付けをしますが、ウスターソースとほんの少しカレー粉を隠し味で加えるとより現地に近い味わいになりますよ。

<イギリス>サーモンエッグベネディクトはアレンジも自在!?

<イギリス>サーモンエッグベネディクトはアレンジも自在!?

写真:Chanos Maya

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イングリッシュマフィンにカリカリのベーコンと半熟卵が重なる「エッグベネディクト」。発祥地はニューヨークという説が有力だそうですが、アメリカだけでなくヨーロッパなどでも目にする朝食メニュー。

ベーコンの代わりにローストポークやステーキが使われていたり、世界中に様々なスタイルのエッグベネディクトが存在します。そんな派生版の一つ、スモークサーモンが乗ったエッグベネディクトはイギリス発。オーストラリアやカナダなどイギリスと深い縁を持つ国々でも一般的なサーモンエッグベネディクトは「エッグアトランティック」とも呼ばれます。

イングリッシュマフィンとスモークサーモン、半熟卵を重ねていくだけでできるイギリスの朝ごはん。エッグベネディクトにかぶるふんわりとしたオランデーズソースは難しそうに見えますが、冷蔵庫にある材料で簡単に作れます。卵黄とマヨネーズ、溶かしバターをハンドミキサーで混ぜるだけ。スモークサーモンの代わりにハムやサラダチキンを使えば自分好みのエッグベネディクトに。ちょっと贅沢な朝時間を過ごすなら、エッグベネディクトがおすすめです。

<メキシコ>ボリュームたっぷりトルティーヤ・デ・ウエボ

<メキシコ>ボリュームたっぷりトルティーヤ・デ・ウエボ

写真:Chanos Maya

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「トルティーヤ・デ・ウエボ(Tortilla de huevos)」はメキシコのオムレツ。ざく切りのトマトや玉ねぎ、ピリ辛のチョリソなどがゴロゴロ入ったメキシカンオムレツは、日本のふんわり柔らかなオムレツと比較すると豪快。メキシコでは一般的にサルサをかけていただきます。

ボリュームのある朝食が食べたいと思った朝には、私は断然トルティーヤ・デ・ウエボ!冷蔵庫にある野菜を大きめに刻んで炒めたら、溶き卵とあわせてオムレツを作ります。アボカドのスライスやガッカモーレを上に乗せるだけで、お皿は一気にメキシコの雰囲気に。タバスコなどのチリソースをかければ、メキシカンブレックファーストのできあがりです。

<中近東各地>ヘルシー&スパイシーなシャクシュカ

<中近東各地>ヘルシー&スパイシーなシャクシュカ

写真:Chanos Maya

北アフリカの遊牧民ベルベル人の言葉に由来する「シャクシュカ(Shakshuka)」。スパイスの効いたトマトソースに隠れたポーチドエッグと、塩味のフェタチーズの組み合わせがおいしい、モロッコやイスラエル、エジプトなどといった中近東の各地で食べられている朝食です。

スパイスの力を借りてシャキッとした朝を過ごしたい時、私は自宅のキッチンから中近東へ!フライパンでにんにくと玉ねぎをたっぷりのオリーブ油で炒め、トマトの缶詰を入れトマトソースを作ります。ナツメグやクミンなどのスパイスと塩で味をととのえた熱々のトマトソースの中に生卵を落とし込むだけ。キッチンにはエキゾチックなスパイスの香りが広がります。

仕上げに脂肪分の低いフェタチーズとパセリをまぶせば、栄養たっぷりヘルシーな中近東風朝食の出来上がりです。

世界の朝ごはんからスタートするおいしいおうち時間

グローバル化が進む中で旅行ができない状況になるなんて誰が想像したでしょうか。でもこんな時だからこそ、ちょっと立ち止まってこれまでの旅行を振り返ります。思い出されるのはおいしかった世界各地の朝ごはん。

世界の多くの朝食は米かパン、卵、野菜、そしてたまにフルーツの組み合わせで、多くの材料は世界中の家庭の冷蔵庫にあるものばかり。海外の料理でも簡単に再現しやすいのが朝食かもしれません。

旅先でとった写真やメニューを見ながら再現するのも楽しいものです。ステイホームでも楽しめる世界旅行気分。また再び旅をすることができる日まで、世界の朝ごはんからスタートするおいしいおうち時間を過ごしましょう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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