Googleストリートビューを使えば、町並みだけでなくそこで暮らす猫を見て回ることもできるのではと考え、猫島として有名な宮城県・田代島を検索してみました。
猫はせまい路地にたたずんでいることが多く、Googleストリートビューではあまり発見できないのではと思っていましたが、一般のユーザが気軽に画像を投稿できることもあり、予想以上に多くの猫を見つけられました。
田代島には大泊と仁斗田という2つの集落があり、少しでもたくさんの猫を見るには両方訪れる必要があります。
2つの集落の路地や、集落同士を結ぶ道を確認してみると、そこかしこに猫を発見。家にいながらにして、実際に島を訪れた時と同じように猫探しを楽しめました。
「他の猫島でも同じことができるのでは?」と愛媛県の青島や福岡県の相島などで試してみたところ、思った通り多くの猫を見つけられました。
猫が多く住んでいる場所であればどこでも同じ遊びができそうです(上の写真は相島の猫)。
Googleストリートビューで猫探しするのと同じ要領で「その町ならではの風習」を探すこともできるのではと考えた私は、さっそく試してみることにしました。
三重県の答志島では、至るところに丸の中に八の文字が入っているマークがあります。これは、島内の八幡神社にあやかって家内安全を願い書かれているものです。
答志島をGoogleストリートビューで探索してみると、思った通り裏路地にいくつものマークを発見。民家の壁に様々な大きさで書かれていました。
その土地独自の風習が町並みに残っている場所であれば、どこでも同じような遊びができそうですね。
立ち入りが困難な場所や、禁止されている場所も見学できるのがGoogleストリートビューの魅力の1つです。
具体的な例として、日本の近代化を支え続けるも、1974年に閉山にともなって無人島となった長崎県・端島(軍艦島)があげられます。さっそくGoogleストリートビューで調べてみました。
端島はその歴史や日本最古の鉄筋コンクリートビル群が高い人気を集めるスポットですが、事前予約必須のツアーに参加しなければならず、天候次第では島に上陸できないこともあるため、見学できるかは運がからみます。
ですが、Googleストリートビューであればいつでも端島の見学をすることができます。
さらに何と、Googleストリートビューを使うことによって普通の観光客は立ち入ることのできない町の中や廃虚の内部まで見学ができました。
観光地側が積極的に画像を公開しているスポットであれば、実際に現地を訪れるよりも自由度の高い散策を楽しめることが分かりました。時間を忘れて熱中してしまいそうです。
苦労して山に登らなくても山道の風景や山頂からの景色を望めるのが、Googleストリートビューのいいところです。
そこで、富士山を筆頭に数々の山からの景色を調べてみました。
東京都・伊豆大島の三原山も、Googleストリートビューを使えば山登りから頂上のお鉢巡りまで一通り体験することができました。
1986年に噴火を起こし、1万人が避難する事態を起こした山の火口も、Googleストリートビューであれば家にいながらにしてのぞきこめます。
山頂から景色を眺めている時、遠くに気になるものが見えても、実際の旅行ではそこまで移動するのは一苦労です。ですが、Googleストリートビューであれば気になる場所へ一瞬で飛んでいくことができます。
三原山のふもとにある広大な裏砂漠も、Googleストリートビューであれば山頂からすぐに移動して見て回ることができました。
実際の旅行中では距離や時間や体力の都合上行けなかった場所を見られるのも、Googleストリートビューの魅力だと感じました。
家にいながらにして旅行気分が味わえるGoogleストリートビュー。普通の旅行のように探索ができるだけでなく、普通は立ち入れない場所を見てみたり、縦横無尽に移動してみたりなど、実際の旅行ではできない体験もできて楽しめました。
なお、関連MEMOに今回登場した場所について紹介した記事へのリンクもあるので、合わせて確認してみてください。
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
やまざき にんふぇあ
東京に生まれて東京の大学に進学し、そのまま東京で電機機器メーカーに就職するという無味乾燥な人生をおくってきました。その反動か自分の知らない世界への好奇心は人一倍で、休日は大抵読書か旅行をしています。「…
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