圧倒的な縦走登山!新城「宇連山」は愛知が誇るアルプスだ

圧倒的な縦走登山!新城「宇連山」は愛知が誇るアルプスだ

更新日:2020/06/01 17:51

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー
愛知屈指の山深さを誇る奥三河エリア。中でも奥三河名山八選に選ばれている名峰を三つも有し、景勝地に富んでいる新城は、東海圏のハイカーの絶好の遊び場になっています。今回紹介する「宇連山」は、そんな新城を代表する山。麓には、アルプスの縦走路を彷彿とさせる大スケールの稜線が広がり、「県民の森」と呼ばれる自然豊かなスポットがあります。今回は、初心者から中級者まで「宇連山」を満喫できる登山ルートをご紹介!

昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

下石の滝を通過し、滝尾根経由ルート(初級)

下石の滝を通過し、滝尾根経由ルート(初級)

写真:土庄 雄平

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今回紹介する「宇連山(うれやま)」は、新城市鳳来地区に位置する山。近くには長篠の戦い古戦場や湯谷温泉、鳳来寺山など、歴史情緒漂う名所が数々存在し、愛知で密かに人気な観光エリアとなっています。

「宇連山」へ登山する場合、起点となるのは南山麓の「県民の森」。県民の健康増進を目的として運営しているレクリエーション施設で、ここから幾つものルートが張り巡らされています。途中には東西南北の4つの尾根と、山間を登っていく道が豊富に整備され、その数は全部で10通り以上!

あらかじめ関連MEMOの「宇連山登山マップ」からルートをコピーして持参するのがオススメです。

下石の滝を通過し、滝尾根経由ルート(初級)

写真:土庄 雄平

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その中でまず紹介したいのが初心者向けのルート。県民の森から名瀑「下市の滝」を通過して、滝尾根経由で山頂を目指す行程になっています。展望が少ないものの、アップダウンを最小限に、気持ちの良い森林浴や滝鑑賞を楽しむことができますよ!

また春から夏にかけては木陰が涼しく、体力の消耗が少ない点も初心者向けのオススメな理由の一つです。

下石の滝を通過し、滝尾根経由ルート(初級)

写真:土庄 雄平

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なお、下石の滝の近くにはホソバシャクナゲの自生地もあるため、5月初旬から下旬にかけては、美しいピンク色の花々の鑑賞も可能!周囲の緑に鮮やかな花の色が映える佇まいには、思わず見惚れてしまうはず。

美しい里山の原風景が根付く「宇連山」の魅力を手軽に味わえるルートです。

ルート詳細と時間は以下の通り。
県民の森(モリトピア愛知)→レストハウス(10分)→下石林道で下石の滝(30分)→亀石の滝分岐(10分)→滝尾根で滝尾根分岐(40分)→西尾根経由で山頂(約1時間)

南尾根から西尾根へ!宇連アルプス縦走(初級〜中級)

南尾根から西尾根へ!宇連アルプス縦走(初級〜中級)

写真:土庄 雄平

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次に紹介する「南尾根」から山頂を目指すルートは、宇連山へ登るハイカーに最も好まれる道として知られます。その理由は、途中の展望の良さと、所々現れる岩尾根!アップダウンと景色変化に富み、時折アルプスを彷彿とさせる大スケールの絶景を見せてくれる点が醍醐味です。

なお、かつて荷物を背負って山登りのタイムを競う国体競技のルートだったという歴史もあり、別名で「国体尾根」という名称が付けられています。

南尾根から西尾根へ!宇連アルプス縦走(初級〜中級)

写真:土庄 雄平

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ターニングポイントとなるのは、南尾根展望台の前後。県民の森の駐車場からすぐ、キャンプ場の裏手から登山道へと入り、鬱蒼とした樹林帯を登り切れば、アスレチックのような岩尾根が続き、振り返れば標高300m台とは考えられない絶景パノラマが広がります。

南尾根から西尾根へ!宇連アルプス縦走(初級〜中級)

写真:土庄 雄平

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そして南尾根展望台を越えると、右手に東尾根と、新城が誇るもう一つの名峰「明神山」を望み、そのスケールは日本アルプスの表銀座のよう!途中には、名称が付いていない岩峰が現れるので、そこが一番オススメの展望スポットです。低山でありながらアルプスみたいと例えられる「宇連山」の絶景を堪能してくださいね!

ルート詳細と時間は以下の通り。
県民の森(モリトピア愛知)→南尾根登山口(5分)→南尾根で国体コース分岐(2時間)→西尾根経由で山頂(約2時間)
※アップダウンが連続する初級〜中級者ルートです。登山靴や動きやすい服装で登るようにしてください。

北尾根経由のロングルート!愛知で楽しめる大縦走(中級)

北尾根経由のロングルート!愛知で楽しめる大縦走(中級)

写真:土庄 雄平

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最後に紹介するのが、よりアドベンチャーな登山を楽しみたい方にオススメのロングルート!県民の森からシャクナゲ尾根、次いで東尾根を経由して、北尾根から山頂を目指すコースになります。

このルートのポイントは抜群の登り応えと、途中で見られる絶景の二点でしょう!片道5時間を超える標準タイムとアップダウンが連続する長い尾根道。「愛知でこんな山歩きが楽しめる場所があったのか!?」という本格登山の内容になっています。

北尾根経由のロングルート!愛知で楽しめる大縦走(中級)

写真:土庄 雄平

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途中にはシャクナゲが山中に咲き乱れるエリアや、宇連山と壮大な山麓世界を望む「東尾根展望台」、同じく絶景ポイントのK280地点など見所も豊富!

また途中には岩場や、鉄の階段が登場するなど、普通の山歩きとは違う面白さもあります。健脚という自信がある方には、愛知県で一二を争う素晴らしいルートと言えるでしょう。

ルート詳細と時間は以下の通り。
県民の森(モリトピア愛知)→不動滝(5分)→シャクナゲ尾根でホソバシャクナゲ自生地(1時間10分)→東尾根から東尾根展望台(1時間10分)→東尾根から北尾根で山頂(約3時間)
※長距離かつアップダウンが連続する中級者ルートです。登山靴や動きやすい服装で登るようにしてください。

北尾根経由のロングルート!愛知で楽しめる大縦走(中級)

写真:土庄 雄平

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一方、北尾根と東尾根の交差点からは、上臈(じょうろう)岩というバリエーションルートも有しています。鳳来湖を眼下に収め、三瀬明神山の雄大な山塊を望むパノラマは唯一無二!この上臈岩に立ち寄れば、さらに1時間以上のタイムが追加されるので、さらにロングルートになります。

北尾根分岐から山頂までは往復ピストン!

北尾根分岐から山頂までは往復ピストン!

写真:土庄 雄平

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前述した3つのルートは全て北尾根分岐から山頂までの区間は同じ道を歩きます。途中の稜線コースのように、開けた展望はほとんどありませんが、春から夏にかけて緑が美しく気持ちのよい山歩きを楽しめる区間です。

特に山頂直下の杉並木が並ぶ空間では、風通しが良く最高のクールダウンポイントになっています。

北尾根分岐から山頂までは往復ピストン!

写真:土庄 雄平

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そしてルートによりますが、2時間〜5時間で山頂へとゴール!一見山頂も展望は開けていないのですが、木々の隙間からパノラマを楽しむことができます。宇連山は標高1000mを切っているものの、周囲に高い山がなく、ルートも長いため、標高以上の達成感を感じることでしょう!

北尾根分岐から山頂までは往復ピストン!

写真:土庄 雄平

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最短かつ一番疲れないコースで下山するなら、最初に紹介した初級者ルートのピストン。他にも西尾根を通過して、国体尾根分岐から下石林道へ降りるルートなどがあります。

他の稜線を行くルートは全てアップダウンの連続になりますので、帰りのルートは体力と相談してしっかり見定めてくださいね!

愛知が誇るアルプス「宇連山」で最高の山歩きを!

愛知が誇るアルプス「宇連山」で最高の山歩きを!

写真:土庄 雄平

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標高1000m超える山が少なく、あまり登山というイメージの定着していない愛知県ですが、実は内陸の奥三河へ目を向ければ、素晴らしい名山がひしめいています。中でも今回紹介した「宇連山」は東西南北4つの尾根を有し、それを組み合わせれば標高は低いながらも、アルプスを彷彿とさせる山歩きを楽しむことができます。ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

宇連山の基本情報

住所:愛知県北設楽郡設楽町川合
アクセス:県民の森(モリトピア愛知)から片道徒歩2〜5時間

※備考
・トレッキングシューズや体を動かしやすい服装で登りましょう。
・関連MEMOで宇連山登山マップを印刷して持参しましょう。
・お昼や食料・水分は余裕を持って持参をお願いします。
・岩場などでは乗り出さないように注意してください。

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/04/29 訪問

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