小ぶりで可愛い西洋館 横浜「山手111番館」

小ぶりで可愛い西洋館 横浜「山手111番館」

更新日:2012/10/24 14:21

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
スペイン風の明るい白い壁と煙突がある、可愛らしい横浜の西洋館「山手111番館」。東京丸ビルも設計した、アメリカ人のJ.Hモーガン氏が設計を担当し、大正15年に建てられました。横浜の西洋館の中ではこぢんまりしたサイズですが、大きな西洋館にはない親しみやすさがあります。中は意外と広くて、吹き抜けホールやカフェまで併設されています。

玄関から見ると2階建て、裏側から見ると3階建て!?

玄関から見ると2階建て、裏側から見ると3階建て!?

写真:安藤 美紀

地図を見る

山手111番館はワシントン通り沿いに正面玄関があり、玄関側から見ると2階建て、公園がある裏側に回って見てみると3階建てになっています。どうしてこういう構造になったのかというと、傾斜地に建てられているため。この写真は、正面玄関側から見ているので2階建てに見えます。

嬉しいことに、横浜市に寄贈されているので入館は無料。写真撮影も出来るため、洋館巡りファンにとっては嬉しい西洋館です。

正面玄関の左側には地下に下りる階段があります。階段の先にあるのは、「ローズガーデンえの木てい」というカフェ。もともとガレージだったところを改築して作られました。公園のバラ園を眺めながら、薔薇をモチーフにしたケーキやドリンクがいただけるようになっています^^

横浜は、年に2回薔薇が見頃を迎えます。見頃をチェックしてから、山手111番館へ行くと、景色も最高ですよ♪

☆横浜の薔薇の見頃☆
初夏(4月下旬〜6月上旬)と秋(10月終下旬〜11月上旬)の年2回

西洋館の中では珍しい、吹き抜けホール

西洋館の中では珍しい、吹き抜けホール

写真:安藤 美紀

地図を見る

小さめの玄関から中へ入っていくと、出迎えてくれたのは、どこか懐かしい雰囲気の吹き抜けホール。天井から吊り下げられているシャンデリアの光に、思わず「綺麗。。。」とつぶやいてしまいました。

この吹き抜けホールは、山手111番館の特徴の一つ。横浜の西洋館の中で、吹き抜けホールがあるのは非常に珍しいそうです。

かつては、この場所でホームパーティが開かれ、華やかなドレスを身にまとった人たちが、シャンデリアの下で社交ダンスを楽しんでいたのかなぁ。。。などと、想像力を膨らませながら館内を観ると楽しいですよ♪

建築当初のタイルが使われているバスルーム

建築当初のタイルが使われているバスルーム

写真:安藤 美紀

地図を見る

壁面に使われている直径108mm角タイルと、床の六角形モザイクタイルは、建築当初(大正15年)のもの。床のモザイクタイルは一部を復元していますが、ほとんどそのまま使われているそうです。

こういうお風呂に、薔薇の花びらを浮かべてお風呂に入ってみたいなあ。。。そんなふうにイメージしながらお楽しみください♪

暖炉付き!スムーズに移動出来るダイニング

暖炉付き!スムーズに移動出来るダイニング

写真:安藤 美紀

地図を見る

吹き抜けのホールと背中合わせにあるのが、落ち着いた雰囲気のダイニング。吹き抜けのホールから、すぐダイニングに行けるよう設計されています。壁には暖炉が備え付けられていてステキ!


横浜の西洋館では、毎年クリスマスシーズンになると、各西洋館がテーマ国を決めクリスマスの特別展示をします。山手111番館では、食卓に豪華な食器や生花を並べ、吹き抜けホールには大きなクリスマスツリーが飾り付けらます。お庭もライトアップされるので、眺めているだけでも楽しい!クリスマスシーズンが待ち遠しいですね♪

山手111番館は、海が見える丘公園も隣接しているので、デートコースとしてもおすすめです。10月下旬からはバラ園の薔薇も見頃を迎えるので、薔薇を見ながらローズガーデンでお茶を飲むのもいいですね。

☆クリスマスイベント情報☆
クリスマス展示 : 毎年12月1日〜25日
ライトアップ : 2012年11月23日〜31日

【山手111番館】
神奈川県横浜市中区山手町111
公開 : 9月〜6月 9:30〜17:00、7月〜8月 9:30〜19:00
定休日 : 毎月第2水(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始
入館無料

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/09/10 訪問

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -