手作りずんだ餅ですが、材料はスーパーやドラッグストアなどで入手可能なものばかりです。今回は、むき枝豆を使いましたが、さや入りの冷凍枝豆を使う際には中身の豆の分量になります。
ずんだ餡を乗せるのは市販の真空パック切り餅以外にも、白玉粉から作る白玉団子や、だんご粉から作るお団子でもOK。
<材料>
・ずんだ餡
冷凍枝豆(むき枝豆):160グラム
砂糖:30グラム(好みで増減OK)
塩:少々(塩味付きの冷凍枝豆の場合は省く)
水:40ミリリットル
※団子作り用の水は購入した白玉粉やだんご粉記載の分量で
まずは、ずんだ餡から。
1)冷凍枝豆を袋から取り出し、電子レンジで加熱し解凍します。加熱時間は分量にもよりますが、今回の160グラムでは500Wで2分20秒程度です。
2)解凍した枝豆から薄皮を取り除きすり鉢に入れ、すりこぎで潰します。フードプロセッサーがある方は、一気に細かくしちゃいましょう。
すりこぎの場合は始めは豆がすりこぎから逃げるかもしれませんが、最初のひと固まりを潰してしまえばあとは意外とスムーズ。
日常生活の不満を豆にぶつけながら叩いて潰すのもよし、次第に豆が潰れていく様子を観察しながら潰すのもよし。無心で潰すのもありです。
筆者は大河ドラマ『真田丸』の中で真田幸村の妻子を伊達政宗が匿った際に、「ずんだ餅はお好きかな?」と勧めたシーンを思い出しながら潰していました。
3)豆の粒々が好みの粗さになってきたら、すり鉢からいったん耐熱皿に移し、水と砂糖と塩少々を加えて電子レンジで20秒ほど加熱します。その後、それらをよく混ぜれば、ずんだ餡の完成です。
続いて、ずんだ餡を乗せる団子部分を。ここでは、だんご粉を使います。
1)用意した粉に袋に記載されている分量通りの水を少しずつ加え、耳たぶくらいの硬さになるまでこねます。この時、水は一度に入れずに粉のまとまり具合を見ながら少しずつ足していくと失敗がありません。白玉粉も同じ要領です。
2)ひとまとめにした生地をまな板の上などで転がして適当に伸ばします。ひとまとめにした生地は半分にして、それぞれ伸ばした方が作りやすいかも。
3)伸ばした生地を包丁で等分に切り分け、それらを手のひらで丸めてお団子状に。お子さんと一緒に作る方は、丸めるところを手伝ってもらうと良いでしょう。
4)鍋に湯を沸かし丸めたお団子生地を入れ、浮き上がるのを待ちます。浮き上がるのを待つ間に、水と氷を入れたボウルを準備しておくと手際よく進めますよ(ボウルに入れる水と氷は分量外)。
5)お団子が浮かび上がってから3分ほど経ったら、鍋からお団子を、4)で準備した氷水入りボウルに移して冷まします。氷はすぐに解けてしまうので、追加投入して冷やしましょう。よく冷えたら1つずつ水気を切って、できあがりです。
なお、真空パック切り餅の場合は、耐熱容器に切り餅を入れ、それが隠れる程度に水を注いでから電子レンジで加熱します。加熱時間は1分半〜2分ほど。様子を見ながら加熱時間の調整をして柔らかくしてくださいね。
できあがったお団子とずんだ餡は、お好きな器に盛りつけてみて。白を基調にした器に盛りつければ、ずんだ餡の緑が映えてなんだか涼し気。
黒を基調にした器は、お団子の白さと緑色のずんだ餡とのコントラストが落ち着いた雰囲気に。
むき枝豆160グラムとだんご粉1袋から、だいたい4皿(お団子6つ分)できます。ずんだ餡の甘さや粒の大きさなどを、自分好みに調整できるのが手作り品の良いところ。自宅にいながら、仙台名物・ずんだスイーツを召し上がれ。
提供元:写真AC
https://www.photo-ac.com/ずんだ餅の名称の由来ですが、豆を打って作る「豆打餅(ずだもち)」説や、戦国時代に戦の陣内で太刀を用いて豆を切り刻んで作ったことから「陣太刀餅(じんだもち)」が訛ったもの説などが有力です。
どちらにしても名付け親は伊達政宗とのこと。ずんだ餅を食べながら政宗や仙台に思いを馳せたり、旅行気分に浸ってみませんか?
宮城県仙台市の名物はずんだ餅だけではありません。
銘菓・萩の月をはじめ牛タンや笹かまぼこに三陸の魚介類。そして、忘れちゃいけない高級和牛肉の仙台牛!
仙台に思いを馳せながら手作りずんだ餅をお楽しみくださいね。
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(2024/3/29更新)
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