パリ「イヴ・サンローラン美術館」に見るファッションの歴史

パリ「イヴ・サンローラン美術館」に見るファッションの歴史

更新日:2020/05/14 13:13

Masami Mのプロフィール写真 Masami M フリーライター、WEBマーケター
ファッションの聖地、パリ。あの有名ブランド「イヴ・サンローラン」もこの地で生まれました。パリ16区にある「イヴ・サンローラン美術館」では、イヴ・サンローラン氏が自ら保存したいと選んだ数々の服飾、アクセサリー、デザイン画などが展示されています。パリでしか見ることのできない貴重なコレクションをお見逃しなく!

パリ16区に位置する美術館

パリ16区に位置する美術館

写真:Masami M

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お洒落なカフェやブティックも立ち並ぶ、閑静な住宅街のパリ16区。セーヌ川を挟みエッフェル塔の真向かいにあるエリアです。
イヴ・サンローラン美術館は、ナポレオン3世様式の素敵な邸宅で、以前はクチュールハウスだった建物を、ピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団が改装しました。

パリ16区に位置する美術館

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チケットは一般料金が10ユーロ、10〜18歳、教員および学生は7ユーロ、10歳未満は無料です。チケットは事前オンライン購入、もしくは当日現地購入です。当日チケットの購入は行列になる場合もあるので、事前オンライン購入がオススメ。

モードの帝王、イヴ・サンローランの生涯

モードの帝王、イヴ・サンローランの生涯

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入り口横の部屋では、イヴ・サンローランのバイオグラフィや、デザイナーとしての歴史をまとめたビデオを鑑賞できます。

イヴ・サンローランは1936年アルジェリアで生まれ、17歳でパリに移住しファッションデザイン学校に通います。デザインコンクールで最優秀賞の獲得をきっかけに、クリスチャン・ディオールに迎え入れられ、21歳の若さでディオールの後継者に抜擢されます。その後、「モードの帝王」としてフランスのファッション界を牽引するトップデザイナーとして活躍します。

モードの帝王、イヴ・サンローランの生涯

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サンローランといえば、「モンドリアンドレス」ですよね。1965年に発表したこの作品は、白地のワンピースに三原色が大胆に配置されており、現代アートをファッションに取り入れた初の試みとして注目を集めサンローランの名を世界的に高めました。

このようなサンローランを代表する有名な作品の数々が、美術館では展示されています。

華麗なオートクチュールドレスのコレクション

華麗なオートクチュールドレスのコレクション

写真:Masami M

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階段を登った先の部屋には、テーマごとに分けられたオートクチュールの数々が。サンローラン氏自ら保存したいと選んだ約5,000点ものオートクチュールのほか、アクセサリー、デッサンなど財団のコレクションが入れ替わり展示されています。
ゴージャスなシルエット、綺麗な生地、細部までのこだわりに、息を呑み込んでしまいます。

華麗なオートクチュールドレスのコレクション

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スペイン、モロッコ、そして中国など、世界各国からインスピレーションを受けた独特の雰囲気は、サンローランの創造力あってこそドレスに反映できたのでしょう。

忠実に再現されたサンローランのアトリエ

忠実に再現されたサンローランのアトリエ

写真:Masami M

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そして外せないのがこちら、忠実に再現されたサンローランのアトリエです。
デッサン、生地やボタンのサンプル、本棚に収まりきらない書籍。まるでついさっきまでサンローランが作業していたかのような雰囲気です。

忠実に再現されたサンローランのアトリエ

写真:Masami M

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部屋は白で統一され、天井も高くとても開放的な雰囲気です。この部屋から、伝説の作品の数々が生み出されたと思ったらワクワクしますよね。

イヴ・サンローラン美術館の基本情報

住所:5 Avenue Marceau, 75116 Paris
電話番号:+33-1-44-31-64-00
アクセス:メトロ9番線 アルママルソー駅(Alma Marceau)より徒歩約5分

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/02/22 訪問

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