提供元:公益社団法人静岡県観光協会
https://hellonavi.jp/静岡県の三保半島に位置する「三保松原」は、約7qの海岸に松林が広がる景勝地。歌川広重の浮世絵などでも知られ、2013年には、世界文化遺産「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として登録されました。
また、福井県の「気比の松原」、佐賀県の「虹ノ松原」と共に、日本の三大松原として数えられ、国の指定名勝ともなっています。
写真:Kaycom D
地図を見る松林の中には、羽衣伝説が伝わる「羽衣の松」(現在のは三代目)もあり、見事な枝ぶりを見ることができます。
羽衣伝説は、三保の海岸で釣りをしていた漁師が、松の枝に掛かっていた美しい羽衣を見つけ家に持ち帰ろうとしますが、持ち主の天女に返してほしいと頼まれ、返す代わりに天女の舞を見せてもらうというもの。
この松は、延長線上にある御穂神社の御神体で、近くには御穂神社の離宮「羽車神社」が建っています。神が羽車に乗ってやってきたことがその名の由来。
写真:Kaycom D
地図を見る羽車神社の目の前には、広大な砂浜が広がり、海と松林、その向こうに富士山を望むことができます。
<三保松原の基本情報>
住所:静岡県静岡市清水区三保
アクセス:JR清水駅から三保方面行バス「三保松原入口」下車徒歩約10分
写真:Kaycom D
地図を見る「羽衣の松」から松林を抜けて内陸側へ行くと、神が通ったとされる「御穂神社」の参道「神の道」があります。
約500m続く参道は、松の並木道となっていて、松の根を傷めないように木道が設置されています。途中には休憩できるベンチもあり、車椅子での通行も可能。
写真:Kaycom D
地図を見る参道の先にある「御穂神社(三保大明神)」は、羽衣伝説ゆかりの神社で、羽衣の松に舞い降りた神が「神の道」を通り、国土和平のために鎮座したとされています。
境内には羽衣の一部が保存されているほか、何でも願い事を叶えてくれる「神馬」(叶え馬)が祀られています。
<御穂神社の基本情報>
住所:静岡市清水区三保1073
アクセス:JR清水駅から三保方面行バス「三保松原入口」下車徒歩約10分
写真:Kaycom D
地図を見る三保半島の東端に建つ八角形の「清水灯台」(別名:三保灯台)は、明治45年に落成・点灯された日本初の鉄筋コンクリート造りの灯台。
平成24年に100周年を迎えた灯台は、現在も当時の姿を残し、その歴史的文化財的な価値から、「近代化産業遺産」や「土木学会推奨遺産」にも認定されています。
平成7年に無人化されましたが、それまでは戦火の中でも灯台守が常駐し、航行する船の安全を守っていました。
写真:Kaycom D
地図を見る灯台のてっぺんには「羽衣伝説」にちなんで、天女の形をした風見鶏が設置されています。
<清水灯台の基本情報>
住所:静岡市清水区三保2109-2
アクセス:JR清水駅から三保山の手線「三保本町」下車徒歩約20分
写真:Kaycom D
地図を見る「清水三保海浜公園」と「三保真崎海水浴場」は、三保半島の東北部に位置し、正面に富士山の姿が見られる絶景ポイント。
「清水三保海浜公園」は「清水灯台」に隣接し、海に向かう三保飛行場の滑走路なども見ることができます。
写真:Kaycom D
地図を見る「三保真崎海水浴場」では。海越しに富士山を眺めながら水遊びができるほか、清水港に出入りする船舶を間近に見られるのも魅力。
どちらも駐車場が完備されているので、車でのアクセスも便利ですが、海岸沿いを「東海道自然歩道バイパスコース」が通っているので、三保松原から運動がてら徒歩で来るのもおすすめ。半島突端までは約3.5km、50分ほどの距離です。
<三保真崎海水浴場の基本情報>
住所:静岡市清水区三保2381-3
アクセス:JR清水駅から三保山の手線「三保水族館」下車徒歩約8分
三保というと「三保松原」を真っ先に思い浮かべると思いますが、他にもたくさんの見所があるので、ぜひ色々足を延ばしてみてください。
車や徒歩での移動の他、サイクリングロードも整備されているので、自転車を借りて半島を巡るのもいいですね。ランチには、駿河湾で採れる桜エビがおすすめですが、時間が遅くなると売り切れになる場合があるので注意!
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/12更新)
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