写真:Lily T
地図を見る「布施弁天東海寺」は、807年に弘法大師作と言われる弁財天像をご本尊として開山したことが始まりです。弘法大師とは空海のことであり、平安時代初期に活躍した僧です。
平将門の乱では本尊の弁財天像を松の木の上に避難して無事であったことから、別名「松光院」とも呼ばれています。地元の方には「布施の弁天さん」で親しまれています。
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地図を見る布施弁天東海寺は、東京都にある「浅草寺弁天堂」と神奈川県の「江島神社弁天堂」とともに関東三弁天として知られています。
弁財天様とは七福神の神様の一人であり、学業や芸能を司る女神です。池の中の島など、水の近い場所に祀られていることが多いです。
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地図を見る布施弁天の境内は見どころが沢山ありますが、「楼門」と「本堂」、そして「鐘楼」は千葉県の重要文化財に登録されているのでお見逃しなく!
楼門は1810年に建立され、総欅(けやき)造りで二階建ての「最勝閣」です。1階には四天王、そして2階には釈迦三尊が安置されています。最勝閣の看板と立派な素木造りの彫刻が施され、近くで見ると迫力満点です!
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地図を見る楼門をくぐり境内の中へ足を踏み入れると、正面には大きな朱色の本堂があります。
本堂は過去に度重なる戦火で焼失してしまいましたが、当時布施弁天を篤く信仰していた領主本多豊前守が、98名の大名より寄進を求めて1717年に完成しました。現在でも、本堂内部の天井には携わった諸大名の家紋を見ることが出来ます。
本堂には弁財天様が祀られているので、学業や芸事などを祈願する参拝者が多く近年ではパワースポットとしても人気を集めています!
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地図を見る本堂の右側を進んでいくと、1818年に建立された鐘楼があります。
この鐘楼は多宝塔式の総欅造りで、全国でも珍しい造りの鐘楼です。柱を12角形に建ててその周辺には円形の縁があり、中央に鐘を吊り下げています。
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地図を見る境内には、まだ見どころが沢山あります!本堂のすぐ右側には「三重塔」があり、お釈迦様の遺骨を祀る為に1973年に建てられました。
色鮮やかな朱色の三重塔は、境内にあると一層和の雰囲気が感じられます。
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地図を見る三重塔を後にして奥に進んでいくと、大きな「布施観音様」が見えてきます。青空を背景にした布施観音様は、おおらかな印象です。
観音様には家内平癒や心身健全などのご利益があるとされるので、ご自身の願い事を願ってみてはいかがでしょうか。
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地図を見るその他、境内にはお茶屋「花華」があります。メニューはお食事や飲み物、そしてデザートまであるので、一休みするのにおすすめの場所です。裏庭のお席からは、季節の花が観賞出来ます。
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地図を見る布施弁天は「あけぼの山公園」に隣接しているので、さくら山や日本庭園なども楽しめます。さくら山の向こう側には「あけぼの山農業公園」もあり、休日には家族連れなどで大変賑わいます。
あけぼの山農業公園について、詳しくは文末関連MEMOよりご確認頂けます!
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地図を見る布施弁天には楼門をはじめ県の重要文化財が3棟もあり、それぞれの建造物がとても立派です。本堂に弁財天様が祀られていて、千葉県のパワースポットでもあります。
すぐ近くにはあけぼの山公園もあるので、参拝後は公園で充実した一日を過ごすことが出来ます。
千葉県柏市へお越しの際は、ぜひとも布施弁天東海寺に足を運んでみてください!
住所:千葉県柏市布施1738
電話番号:04-7131-7317
参拝時間:6:00〜18:00
アクセス:JR我孫子駅北口よりバス停「あけぼの山公園入口」にて下車
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/18更新)
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