私たちが普段食べている御飯は「うるち米」で、これを粉にしたのが上新粉。それに「もち米」の粉を合わせて団子にすると、あのモチモチ感がでるのです。
まずは作りやすい少量からチャレンジしましょう!
<材料 6個分>
もち粉(白玉粉)80g/上新粉 30g/乾燥ヨモギ 7g
砂糖 12g/粒あん 150g
い草(スゲ) 6本/笹の葉 18枚/サラダ油 少々
※もち粉・上新粉は市販の「だんごの粉」でもOK
※い草が無ければタコ糸や麻紐で
それでは団子を作ります。
1.乾燥ヨモギはお湯で戻して水気を切ります
2.ボールにもち粉、上新粉、砂糖を入れよく混ぜます
3.水気を切ったヨモギを入れ、さらに混ぜます
4.熱湯90mlを数回に分け少しずつボールに入れ、こねます
5.ヨモギ色が均一になり耳たぶくらいの硬さになればOK
6.団子の生地を6等分(36gくらい)に分けます
7.粒あんも6等分(25g)に丸めておきます
笹団子の主流は粒あんですが、今ではこしあんも売られています。我が家では購入時に毎度“粒orこし”問題が勃発しますが、みなさんのお宅ではいかがでしょうか。
8.手のひらで生地をのばし、あんを中央に置いて閉じます
蒸かした時に破裂しやすいので、生地から「あん」がはみ出さないように、慎重に丁寧に閉じます。私がやってみたところ、あんを少しつぶして平たくしたら包みやすく感じました。
9.笹は水洗いして水気をとっておきます
10.笹の表面(ツルツルした方)にサラダ油を塗ります
11.2枚の笹を半分重ねるようにして中央に団子を置きます
サラダ油を塗るのは団子の笹離れを良くするため。笹の葉は、製菓材料を売るお店の通販で調達できますが、生の笹を使用するときは湯通しをしてください。
12.最後に3枚目の笹も中表にかぶせます
13.笹で団子をくるむようにして、片方をねじります
団子をつぶさないように気を付けて。器用な人は、人差し指と中指で「ねじりを固定」しましょう。この後、い草で結びます。
小さなお子さんとも楽しめる方法を考えました!
清潔な洗濯バサミで両サイドのねじりを固定してくださいね。
動画:西藤 カオル
14.いよいよ、い草で笹団子を結びます
私のヘタレな動きですが動画もご覧ください。
ポイントは結び始めを少し長く(15cmくらい)とることです。
(1)最初に片方を時計回りにクルっと
(2)長くとった先と交差するように反対側へ
(3)今度は反時計回りにクルっと
(4)最後に中央でもう一方の紐と交差して結べばOK
うまく出来ましたか?多少間違えても、その辺はご愛敬です。
15.蒸し器で20分蒸し、粗熱がとれたら完成です
蒸し器が無い時は、鍋とザルで代用も。鍋に少しお湯を入れ、ザルを乗せ蓋をします。途中、空焚きに注意し「差し湯」をしながら湯気が出るようにしてください。
笹の香りに爽やかなヨモギの風味、出来たての笹団子はご馳走です。私は翌日のちょっと固めなモッチリ感も気に入っています。
笹団子は紐を全部解かないで、片方は閉じてバナナの要領で食べるのが地元流。確かに手が汚れませんね。
作って楽しい、食べて美味しい新潟の味「笹団子」。3枚の笹で作られていたり、こだわりの結び方があったりと、作ってみるとわかることがありますよね。
素材選びや細かな配合でまだまだ味は変わります。次に新潟を訪れたら、ぜひプロの味を食べ比べてみてください。
この記事を書いたナビゲーター
西藤 カオル
東京在住。趣味は、自転車・イベント巡り・美味しいもの探索。連れにつられてモータースポーツ観戦も始めました。毎年の鈴鹿、海外はイタリアGP、モナコGPを現地観戦。鈴鹿では5日間テント生活もするアウトドア…
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